楽しい日々
運動会の日。
私達は同じ赤組だった。
私は徒競走と借り物リレーに出場した。
徒競走は一気に4人で走るのだが、私は足がそこまで早いわけでもなく、3位という結果に終わった。
借り物競走では、「1番大切でかけがえのない存在」というお題が出た。私は迷うことなく陽葵を探して、客席にいる陽葵を見つけると「陽葵!一緒に来て!」と言い、陽葵と一緒にゴールを目指した。
借り物競走が終わった後、陽葵に「なんて書いてあったの?」と聞かれた。私は「1番大切でかけがえのない存在」って書いてあった!」って言った。すると、陽葵が「まじで!ありがとぉぉおおお!」と言って、凄い嬉しそうにしていた。
陽葵は、騎馬戦とリレーに出場した。
騎馬戦では、どんどん敵の帽子を取っていって、1位になった。
リレーでは、足の速さを武器に前にいた人をどんどん抜いていって、いつのまにか1番前で走って、他の人にバトンを渡した。陽葵がいたチームは1位を取った。
あの一生懸命風を切るように走っていた君は私の目に焼き付いている。
そして、運動会の結果発表になった。
「勝ったのは
赤組です!!!
おめでとうございます!」という声が聞こえた瞬間。
私は隣にいた陽葵に「やったね!勝った!」と言った。
すると、陽葵が「ね!夢みたい!」と言った。
運動会が終わり、家に帰った。
家に帰っても、勝ったっていう自覚がなくて夢の中でふわふわ浮いている感覚だった。
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