楽しい日々

話しているうちに私達はどんどん打ち解けていって、大親友ってみんなに宣言できるぐらいの関係になった。

君は、中学校でも明るくて、友達に囲まれていて、小学校の頃となにひとつ変わっていなかった。君のそばに私がいること以外は…



ある日、陽葵が「5/30の土曜日に2人で遊園地行かない?」って誘ってくれた。

私は手帳をみて、予定があるかを確認した。手帳の5/30の欄には何も書いてなかった。陽葵と遊ぶことができると分かった瞬間、凄く嬉しくて、「いいよ!行こ行こ‼︎」って言った。

遊園地に1回も行ったことがない私。初めて遊園地に行く時にこんなに仲良しの友達と行くなんて1年前までの私は思いもしなかっただろう。

それもあったのか、陽葵と遊園地に行く日が待ち遠しくて、誘われた日から遊園地に行く前日まではなかなか寝つけなかった。



いよいよ、陽葵と遊園地に行くっていう日が来た。


私はウキウキしすぎて集合時間の20分前に駅前に着いてしまった。

陽葵も楽しみにしていたのか、本来の集合時間の15分前に駅前に来た。

陽葵が来た後、すぐに2人で電車に乗って遊園地に行った。


遊園地は、すごい広くて、人がいっぱいいた。この世界にこんなに人が集まる場所があるんだってびっくりした。


ジェットコースターに乗ったり、お化け屋敷に行ったり、お揃いのカチューシャを買ったり他にも色々なことをした。

ジェットコースターでは、陽葵が「キャァー」って絶叫していてその声が凄い大きくてうるさかった。私は陽葵の隣に乗ってたからその声が余計に大きく聞こえてうるさかったのだろう。

お化け屋敷は、私がお化け嫌いなの知ってるはずなのに「行こ行こ!」ってお願いされて仕方なく…でも、やっぱりお化け怖いから陽葵にくっついてお化けが私の視界の中に入ると絶叫した…本当に怖かった。

お揃いのカチューシャは、陽葵がオレンジ、私がピンクの色違いにした。

リボンがついてて、凄い可愛いカチューシャで凄いお気に入りのカチューシャになった。


夕方になって、「もう帰ろうか!」って陽葵が言った。

私は、「そうだね!また遊ぼ!」って言った。

そうしたら、「うん!今度どこ行く?」って陽葵が言った。

私達は帰りの電車の中で今度遊びに行くところを決めていた。


陽葵の家より私の家の方が駅に近くて、私の方が先に自分の家に着くことになる。

私の家についた時、『まだ話していたいな』と思いながらも「バイバイ!また月曜日会おうね!」って言ったら、陽葵が「うん!またね!」って言って、そこで別れた。

家に帰ってから、陽葵と行った遊園地のことが忘れられなくて、ずっと楽しかったなぁって思っていた。家族にも、遊園地でやったことを伝えた。

そうしたら、お母さんが「楽しかったんだね!仲良い友達できて良かった!」と言った。

その日の夜は初めて遊園地に行ったのもあったのか凄く疲れて、ぐっすり眠れた。

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