第39話 先制攻撃
「目標視認、距離3200、風向き南東5m、サクラ様そんなボウガン?とやらで狙えるのですか?」
桜が保持する親衛隊の観測兵が右足にチタン製の義足を付けた桜を心配そうに見上げる。
「大丈夫、ファイヤアロー撃ち込むだけだから」
「にしても何故ここを狙うのでしょうか?」
「陽動じゃないかな?実夢ちゃんが考えることはよくわからないし、私は何もわからないからついて行ってるだけだしね」
そして矢をつがえ
「[ファイヤアロー]!!!」
鋼鉄の矢は火を纏い真っ直ぐに目標に向かう。
そして綺麗な?花火が上がった。
「目標の破壊を確認、お見事です。」
「さて、私たちの役目はとりあえず終わったし、帰ろ」
「了解です」
****
イヌル北門に集結していた
「俺たちは今から俺たちはウリナン首都を襲撃する!」
「あの、レン様、ウリナン軍といえば無敵の魔術師団がいるのですが大丈夫なのでしょうか?」
「そうなのか?でも、砲兵隊もいるし大丈夫だろ?」
「おい、蓮、時間が無い、砲兵隊との合流時間に間に合わなくなるぞ」
「お、そうか、じゃあいくか」
****
イヌルの指令室兼執務室でっ無線機を持ち時計を見る
「・・・・・・・」
一秒一秒がやけに長く、まるで自分だけ時が止まっているように感じた。
「・・・・砲兵隊、砲撃用意!」
『『砲撃用意!・・・・・用意完了!』』
「順次ウリナン首都の外壁破壊を確認できるまで砲撃。完了後自走砲以外の固定砲は第二駐屯地ローラスにて待機」
先制攻撃はウリナン連合国及びその他多数の国の兵が海岸線をイヌルに向かった後であった。
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