第35話 臨検 下
「不審船に接舷する!臨検用意!」
「「「臨検よおーーーーーい!」」」
そういって梯子をかけて不審船に乗り込んでいく海兵隊員。
「変な動きをすると容赦しないぞ!」
***
「臨検の結果はエーリャン大陸のキュミラン国の輸送船でした」
「うん?どうやって輸送船だってわかったの?」
「はい、船には食料や武器、生活必需品など様々なものが積んであり、キュミラン国は飛び地がこのウール大陸にありまして、このような物を積むのは普通かと」
「ふ~ん.....あ、この大陸はウール大陸って言うんだ、この世界地図には大陸の名前までは書いてなかったんだよなぁ....」
地図のエーリャン大陸の東側にある大陸にウールと書く。
「はぁ、ウリナン連合国がね、世界中から兵隊を集めてるんだよね......
ハスタル王国領土全てが魔界軍に占領されその大将がイヌルにいる設定で....」
「それはなんとも.....身勝手ですね.......」
と他愛もない?世間話を伝達兵としていた。
そんなときエドスが執務室兼指令室に入ってきた。
「司令!報告だでぇ」
「.....いや、もういいや。報告どうぞ」
「了解、今月のイヌル各区での事故発生率が上がってるんでぇな、そのすべての事故に魔法使いが関わってるんよ」
「魔法使い?ウチらのじゃないの?」
「諜報部に情報開示させたらここ最近ウリナン連中とやり合う前まである国からの移住者が増えてるんや」
「その国は.....ウリナン連合国かぁ.....」
「そのとぉり、でや、ウリナンは魔法が強い国で有名なんや。
この大陸で一番魔法技術が弱いんのはこのハスタルだったんよ」
「だから魔法適合者が少なかったんだ.....」
そしてある極秘情報を知ることになった
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