第30話 知識と世界の差
イヌルの軍事力はいまや、一国をも上回るものであった。
この世界ではまだ剣などの近接武器が主流な為銃や砲に対処できない。
だから、いま攻めてきた敵に最新武器を使うわけにもいかない。
「はぁ、敵の数は?」
「はっ!目視で確認できるだけで3万ほどです。そのうち200ほどは我々の旧式武器を使った部隊の模様」
うーん.....カルバリンの射程は500mで90mで15cmの鉄の板が貫通可能.....。
歩兵で攻めてこっちの被害は出したくないし....。あまり人は殺したくないけど、
徹底抗戦するならこっちも徹底的にやらないとなぁ。
「そういえば、前に34番隊の隊長さんが訓練してた歩兵部隊いたじゃん?」
「はい、ですが、銃や砲を使う部隊ではなく騎士隊ですよ?それもアカサカ様が装備しているような甲冑?と刀を使っていました」
「へぇ、その隊長さん連れてきて」
これは、戦国時代みたいな騎兵戦が見られるかも⁉
「お呼びにより参上致しました。騎兵隊隊長ミレイです」
まさか女性だったとは.....
「よしミレイ、騎兵隊を今から私の直属の部隊に任命する」
「はっ、ありがたき幸せ」
「で、今の部隊の人数は?」
「今は歩兵300騎兵40弓兵160計500ほどです」
500かぁ....
「ミレイ隊は今すぐ北央門前で待機しておいて」
「了解しました」
そして無線に
「砲兵隊に告ぐ、MK.1pを北央門外側に戦闘用意、歩兵隊はドライゼを装備し
北央門銃眼及び砲兵隊後方で戦闘用意、第8戦車小隊はクルーザーⅠおよびⅡ
で砲兵隊前方で待機、以上」
知識の差を見せつけてやる!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます