第21話 罪の重さ
アンデットに向かってグレランを立て続けに撃つ。
ゾンビやらドーベルマンみたいなのが血肉となって飛び散る。
そして、タオルのような布に火炎瓶を巻き遠心力を使って
遠くに飛ばす。
「もーえろよもえろーよ!炎よもーえろー!」
何故か楽しい、こんな気分は初めてだ。
そして走る、一番近くにいたオークに向かって一直線に。砲撃と戦車の突進で歩く系のアンデットは軒並み潰されているか、破片になっているくらいで障害がほとんどなくオークに接近する。その距離約40m。
「さてさて、多分君の親玉だよね?桜を傷つけたのは、部下を傷つけたのは。」
「しるぁねぇよ、しねぇ!」
感情のままに剣鉈を振り下ろす。
オークごときでは冷静な判断はできないみたいだ、直線的な剣撃を躱す。
「ごめんね、君に言ってもしょうがないね。でも、君らの親玉みたいだから
戦力を減らさないといけないから。」
オークから出るという気体を吸わないように首ちょんぱ。
「くっさ...あ、吸っちゃった。ま、いっか。」
腐った臭いが鼻を刺激する。そしてこちらを睨みつけるオーガ...
「こっち見んな。君らの罰は重いんだよ。」
そういって、目の前に猛突進してくるオーガ、まるで戦国時代の
武将のような身なりで大きな刀を振り回す。その刀を...受けるのは
流石に無理なので受け流す。
「ぐはっ!」
純粋に考えればあんな5mもあろう刀を受け流すこと自体私には無理だ。
身を捻って避けるが、浅く胸から切りつけられる...、血生臭いし、痛い。もうだめか...
「アカサカ閣下に何をする!いくぞみんな!撃てぇーーーーー。」
銃撃や野砲の射撃音が響く、そして担架に乗せられ戦車隊に預けられ医療魔導士のもとへ運ばれる。
「アカサカ様すぐになぉs...」
そこで意識が途切れる
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