第14話 魔界軍

王都を占領して2か月

鬼神のミュランは人界侵略が上手くいかず周りに当たりまくっていた


「人界はまだ占領できないのか!」


「はい・・・。この都市を占領、壊滅させましたが、人間共は我々の侵攻を

阻む強力な防衛網を構築していまス。」


「そんなの数で圧せば良いだろう?」


「そんな訳にもいかないんですよミュラン殿。」


ん?誰だこいつ。


「何者だ!」


「苛つくな。魔王様の使者とでも言っておこう。」


「使者?要件は?」


魔王様からの使者ってことは早くしろとか文句だろうなぁ


「牛魔100、アンデット30万の増援を送ると。」


あの魔王が増援を送って寄越すとは・・・

早く侵略しろって遠回しに言ってるのでは?


「ありがたい、すぐ行動することにしよう。」




「総司令!偵察機から、敵に動きアリと。」


「動いたのかぁ。塹壕線はどんな感じ?」


「王都東と西は海岸とつながりましたが、北側とは両方とも3キロ以上塹壕が完成しておりません。」


3キロかぁ・・・。歩兵師団と機甲師団でなんとかなるかな?


「司令!東側司令部より緊急!東側大量の牛の魔物により突破されましたと。

北側に一時撤退中とのこと」


「東側無くなったらイヌルまで一直線じゃない!?イヌル防衛隊臨戦防衛態勢!」


無線機にむかって叫ぶ。防衛隊は徴兵と各都市から集まった兵を使って1歩兵1大隊800人と、機甲中隊歩兵200人に戦車20両と、砲兵中隊歩兵200人、砲兵355人、野砲・高射角砲・迫撃砲合わせて71門、航空隊30人、戦闘機15、軽爆撃機が3で成り立っている。それに対して、東側塹壕の兵隊は防衛隊の約7倍の戦力があった。

それが突破されたということは、ここじゃ耐えられるか微妙なのだ。


「駐屯地に部隊はいる?」


「確認してみます。・・・・・・・・えぇと、東側司令部の後方にある第3駐屯地に

第二機甲化師団と戦車大隊が4個ほどです。」


「戦車隊を殿として駐屯地に残して、機甲化師団はイヌルに戻らせて。」


「了解しました。」


誰もいなくなった作戦室で実夢はあることに気づいた。


「桜、例の部隊連れて北側塹壕で防衛してくれない?そっちにも連絡はいってるでしょ?」


「うん、きてるよ。今北側に向かってる。」


「話が早くて助かるよ。」


「まったく、あの男二人はどこで何をしてるんだか・・・」


「あははは・・・まぁ、頼んだ。」


「了解でーす」


勇者召喚のとこにいた男二人・・・時間たちすぎて名前忘れたなぁ。







  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る