第11話 王都襲撃
イヌルの南にある無人島。
ある日そこに魔界の門を出現した。
その門が、王都の隣のある街に出現し、蹂躙した。
「王国軍緊急招集せよ!」
早馬が王国に属する都市すべての兵隊を呼び出した。
イヌルも例外ではない。
「そういえば、王都って海あったよね?」
「そうですが。それがどうかなさいましたか?」
新しく製造した魔石エンジン搭載の外観はイギリスのクルーザ1軽戦車10両の
戦車中隊の指揮をとっていたときふと、そういえば大型蒸気輸送艦を2隻造船したまま放置していたことを思い出す。
「よし、第一、二歩兵大隊、輸送艦ベネシスへ乗り込め!戦車隊はヒュウタントへ!第三歩兵大隊は防衛!」
「司令、王都に向かうのでは?」
「そうだよ、でもね王国領地全土から兵隊が来るわけだから、じゃあこっちは
海から攻めれば挟み撃ちに出来るじゃん?」
「そんな発想はありませんでした。了解しました。」
みんなぞくぞくと上陸船に乗っていく。
「兵はまだ集まらんか!」
「王よ落ち着きください!最も近いところからでも最低で3日かかります!」
「そんなにかかるのか!」
「王よご安心ください。今の王国には勇者アカサカ様より、カルバリン砲と火縄銃をいただいたではありませんか。あの兵器さえあれば近づけさせませんよ。」
「だが、兵は何部隊王都にいるのだ?」
いくら兵器が優秀でも数が問題である。
「アカサカ様じきじき訓練してくださった、34番隊50名がカルバリン砲に、
12、13番隊200名が海側の南門の防衛に、24、30番隊の134名が魔物襲撃して
きた北門に城壁に3番隊100名が東西に散開しております。」
合計484名で魔物目視確認で1000以上下手したら万単位が外壁北門に・・・
「陛下!」
扉をけ破る勢いで衛士長が飛び込んでくる。
「どうした!」
「外壁南が破られました!」
「なんと!」
南は海だったため大砲は配置していなかったのだ。
「南区の国民を中央区に避難させよ!」
「南区につながる区間門は10分後に閉める!」
その時外壁北門も破られていることは伝わらなかった。
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