第9話 援軍

飛竜の翼に穴を空けたが,ブレスを吐き対抗できる武器が、ほとんどない。

ライフル如きの7mm弾では鱗が弾いてしまうからだ。

その場にいる全員が死の恐怖に襲われた。

そんな時今までとは違う爆音が響いた。


「え?」


飛竜の鱗表面で爆発したのだ。火属性の魔法の炎弾かと思い、こんなの撃てるのは桜くらいだ。声も聞こえたし。


「ふぇ?」


後ろを振り返った時固まりかけた、


「なんで、155mmカノンがここにあるの?」


「さっき届きましたので。」


ちょっとまて、今この襲撃を受けている最中に運んでくるとか勇者だなおい。


「じ、じゃあ、桜ここの支持任せられる?」


「はい、大丈夫ですよ。暴れたりなかったので」


「あ、そう。そ、そういえば、南は?」


怖いなこの子、怒らしたらやばそう。


「数が多かったので上陸してきましたが、殲滅しました。」


笑顔で言うことじゃない気がする。

ま、まぁ、ここは桜に任せて西門に戻らないと・・・


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