第5話 兵隊強化作戦

王都につく前に火縄銃とカルバリン砲の設計図を完成させた。

これで戦力UPを狙う。数を質で埋めないとね。

それよりさっき判明したんだけど、ウインドウ出てくるのね。

もっと早く知りたかった・・・


「こんにちはー」


設計図を持って鍛冶職人のもとを訪れる。ウインドウのおかげで何処に

鍛冶屋があるかすぐわかって便利だ。


「おう、いらっしゃい!」


炉の前で熱して真っ赤な鉄を叩きながらおやじが叫ぶ。

いいね、THA異世界って雰囲気。


「この武器の製作をお願いしたいんですが」


「設計図とは、お前さん王家のモンかい?」


おやじやんは手を止め設計図に目を通す。


「ええ、まぁそんなものです」


「ほぉ、こりゃ初めて作るな。期間とか数の指定はあるかい?」


火縄と大筒は新兵の装備にするか。34番隊の方々でも訓練しないといけないし

ここでベテランが訓練に回るのは痛い。カルバリン砲は1門一班。そうすると、


「この大砲を10門、火縄銃を40丁、期限は最低2か月でお願いできる?」


「二か月もあれば楽勝だこんなもの。おう、頑張ってみるよ。」


「ありがとうございます。」


結構親しみやすい雰囲気だったなぁ。あの村を再興したら、呼ぶのも有り・・・

そんなことを考え王城を訪れる。


「アカサカ様どうされましたか?」


「王様、イヌル村の兵を私の直属にしてもらってもよろしいでしょうか?」


私に戦闘力はない。どちらかというと軍師だと思うので、


「34番隊は厳しいが、新兵なら良い」


チッ、まぁ居ないよりマシかな。


「ありがとうございます。」


イヌルに帰る前に自分の武器をあのおやじさんに頼んだ

出来上がるのが楽しみだ。


武器が全て完成するまでの2か月間は新兵を砲兵隊50人、戦列歩兵隊40人、前線指揮官5人と、憲兵隊5人の教育を施しておく砲兵隊以外の教育はバライーカ隊長さんにお願いした。そして、私の兵隊100(第一砲兵分隊と第一歩兵分隊と呼ぶことにする)に階級を教え込んだ。いままでは、指揮官>兵だったけれども、小隊長>分隊長>班長>一般兵のような感じにした。こっちの方がシックリくる。


「おぉ~⁉」


集まってきた砲兵と歩兵が驚きの声をあげる。ちゃっかりバライーカさんも交じってる(笑)それもその筈、目の前にあるのは銃と大砲だからだ。この世界の遠距離武攻撃は魔法か弓、バリスタとかだからだ。魔法ってどんな感じなのか一回もみたことないなぁ。


「じゃあ、砲兵隊はこの大砲を沿岸側の南側に4門、北東西門それぞれ2門づつ配置してね、あと歩兵隊はそこの銃を一人一丁持って北門に20分後集合。」


「「「「「了解しました!!!!!」」」」」


わくわくしてるのが感じ取れる。

本格的に近代化しよう。


            魔界軍人間界占領地

「ディアブロ様!」


「なんだ騒々しい」


大きな町を壊滅できたこの人間界は甘いようだ。


「奴ら沿岸に石壁を造ってますぜ」


「フン!我らの敵ではないわ」


この魔界軍はしらなかった圧倒的火力で上陸を阻まれることを



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