第2話 召喚

目が覚めたら知らない天井だった。


「ここは?」


「君は召喚魔術によって異世界に行く門のようなところじゃ」


へ?召喚?異世界?


「え?私ただのミリオタな歴女だよ!?」


今日は某戦車アニメガル〇ンの劇場版を見に行く途中だったのだ。

おんな私は女子のくせにアニオタとかキモというようないじめられっ子

である。それでいて地味に学校の成績は良いのだから尚更である。


「お主の知識を見越して神々が召喚者を選んだのじゃ。」


知識?異世界で使える知識ってミリタリー系のところかな?


「あの、私以外にも召喚者がいるのでしょうか?」


なんとなく気になったので目の前にいる恐らく神?に聞いてみる。


「計6名の予定じゃな。」


予定で6人?6人もいるの?予定ってなんだよ。


「私に能力ってあるんですか?」


「そなたの能力は表示するから待っておれ。」


しばらくしてパネルのようなものが表示された。

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赤坂 実夢   性別女性 獣人族 所持金:金貨10万枚(初期)

LV,15

  魔法属性:無し

  固有スキル:知識製造、不死性、物理攻撃耐性、可変スキル


初期装備:思念設計図、威鎧、刀

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え?いやまぁ物理攻撃耐性と武士道?は定番としてはまぁあるあるな気がする、

不死性はチートとしてはわかるけども。

知識製造って何?装備の思念設計図とは?


「わからないという顔をしておるな。知識製造は己の知識内にある物を思い浮かべる。そうすると思念設計図に浮かんでくる。その設計図通りまたは少し手を加えて作れるという代物じゃな、可変スキルは装備が変わると変わっていくスキルじゃな。他は名の通りじゃな。」


うん?ってことはチートか?科学を異世界に持っていけるのか⁉

それに可変スキルなんて初めて聞いたし面白そう。

チートだやったぁぁぁぁぁぁぁ。あ、恐らく刀は使わないかなぁ...



「そういうことじゃ、まぁ頑張るんじゃな。」


私の意識はそこで途切れた。



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