珍兵器歓談(リアル編)・ホ301機関砲(7)

 先にも触れました、『日本陸軍航空武器』という書籍に、終戦時未完成の

ホ3057という機関砲があったと記されていましたのに今さら気付きました。どうやらホ301と同じ機構の57ミリ機関砲だったようです。すみません、興味ある所だけつまみ読みしてたので。


 これをどういう機体に搭載するつもりだったのかは、全く記述がなく分かりませんので想像するより他ない訳です。少なくとも試作銃が出来ていた訳ですから、搭載予定気が全くないという事も無い筈。

 双発機だと、一番小さなキ102ですら通常の57ミリ機関砲を搭載できたわけですから、わざわざ無薬莢機関砲を積む意味は無いでしょうから、やはり単発戦闘機か。

 さすがに四式戦闘機には積めないでしょう。となれば、キ87、後にはキ94―IIか。それらの30ミリ砲の代わりに翼内に搭載する事を考えていたのではないでしょうか。

 この砲についてはこれ以上何の情報も手元にないので話を広げることはできませんが、すくなくともホ301が一代限りではなく子孫・兄弟とも言うべき存在を持っていた事は、嬉しい限りです(おま親)。

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