V作戦の主役たち・Gファイター

 なんとなくリアル志向の人からは嫌われ、映画版ではコアブースターに出番を奪われた悲運の機体。

 でもですよ。本放送時にはガンダムとのデラックスセットが売れ行き好調で、クローバーが打ち切りからの再延長を申し出るくらい人気メカだったんです。おかげで39話打ち切りが43話になったんですから、その功績はけっこうあると思うのですよ。

 それにしても、子供はキャタピラメカが好きなんですな。ザンボット3からトライダーG7まで必ずありますね。

 ……と思ったらダイオージャのサポートメカ、クロスエイダーにもキャタピラがついていたのでこの枠は皆勤賞ですねw


 それにしても、ガンダムと合体したり分離したりすることで、GアーマーになったりGスカイ、同イージー、Gブル、同イージー、さらには下半身だけガンダムが履いてモビルアーマーもどきになったり、ガンダムを背に乗せて運んだりと多様すぎる使い方をされた訳ですが、量産された気配は無く、画面上ではWB隊の一機の外は登場する事はありませんでした。


 しかし、本当にGファイターの量産型は不要だったのでしょうか。

 そりゃあGMはコアブロックシステムが廃止されてますから、スカイやブルはあり得ないのですが。いや、コストを考えればGアーマーモードまでも省き、背中にGMを乗せる輸送機として、連邦軍版ドダイとしては使う意味があったのではないでしょうか。


 連邦には通常の輸送機は大量にあったでしょうから、後方でGMを大量輸送する事は問題なかったでしょう。

 ですがガウのように戦場でMSを高速移動させうる航空機は少なかったと思われます。ガンペリーもWB隊以外に見ないし、ミデアで戦場を移動するのは危険でしょう。

 そこで量産型GファイターでGMを乗せて戦場を移動するのです。しかもビーム砲で支援攻撃も可能です。


 ちなみにキャタピラはそのままで。というのもGMを乗せるとかなりな重量になるでしょうし、ドダイと違ってVTOL能力が無いGファイターは、必然的に不整地離着陸能力が求められます。

 飛行機にキャタピラ?と思われましょうが、アメリカの巨人爆撃機コンベアB-36で試験的に使用した例があります。意外とうまくいったそうですが、騒音がひどくて採用されなかったとか。それもこの時代の技術なら解決可能でしょう。

 

 まあ様々な派生作品で各種ヴァリエーション機が登場している訳ですし、GMを乗せた量産型Gファイターが北米あたりで活躍するスピンオフを妄想しても許されるでしょう。つかしますw

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