夢世界と現実を行き来するたびに俺は雨の好きな新しい君に出会う

作者 じゃっく

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108人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

 
夢の世界と現実の世界が何らかの形でリンクしており、そこに生じる歪みを主人公が解決する、という筋立て自体はそこまで珍しいものではありません。しかしながら、この作品ではそこにRPG的な要素と推理小説的な要素がうまく溶け込んでいるので、筋立ての陳腐さが目立たず、面白く読める代物になっています。
 RPGと推理小説はかけ離れたジャンルのように見えますが、いかにプレイヤー(読者)に「次はどうなる?」と思わせられるかが成功のカギになる、という点ではある意味似通っているといっていいでしょう。
 この作品では片方に主人公の冒険物語があり、もう一方に現実世界に悪影響をもたらしているかもしれないMMOゲームの謎があります。いわば、読者のページをめくる速度を上げさせる仕掛けが二つ用意されているのです。


 とはいえ、こうした物語を書く際には諸刃の剣と言いますか、面白さが逆につまらなさにもなりえてしまう、という現象が起こりえると思います。
 というのも、この作品では夢世界と現実世界が交互に描かれています。まず主人公がギルドの依頼を解決したのち、次なる課題を見据えて眠る。そして目覚めた先の現実では、着々とMMOゲームにハマっていく人々が増えていき、おかしいと思った主人公は夢とのつながりがないか調べ始める……といった具合に。
 こうなると読者は二つの事柄を整理しながら小説を読んでいかなくてはいけません。夢の世界で起きていることを読みながら、現実世界では今この辺りまでゲームの攻略が進んでいる、ということを頭に置かなくてはいけないのです。もちろん逆もしかりで、現実世界で起きていることを読んでいる間は、夢の世界でどんなことが起きたかを記憶にとどめている必要があるでしょう。
 これは読者に負担をかける物語の進め方です。片方のタスクをこなしながら、もう一方のタスクのことも頭に入れておく、ということができ… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

 序盤、よくあるVRMMOかと思いきや、読み進めるとファンタジーとミステリーの複合小説です。徹底した一人称視点で描かれるのも好印象、最近のなろう、カクヨム系は一人称と三人称がごっちゃになってる作品が多いので常に主人公目線なこの作品は自分が浸れる魅力があります。
 よく練り込まれた二つの世界、それを繋ぐ謎!続きが楽しみです。

★★★ Excellent!!!

戦闘描写はファンタジーなのにリアルです。
HUNTER×HUNTERの著者、冨樫さんの様な頭を使った戦闘をします。グリードアイランド編を彷彿して面白かったです。

恋愛は女性キャラクターが凄く魅力的でラブひなの著者、赤松健を彷彿とさせます。
その為、ロマンチックな展開もあり女性が読んでも楽しめる作品ではないかと思います。

恋に戦闘に現実と夢
この先が楽しみな作品です。

★★★ Excellent!!!

ファンタジーのような定型(ギルド)がありつつも、少年達の人間関係や自分が経験した世紀末思想的な不安定な何かがここには詰まっている気がしました。少しづつ自分たちの経験に対するなぞが深まっていき、それが何かを引き起こす感じを読者は体感できると思います

基本的に、道具や動作に対する表現が非常に的確にわかりやすくできている。ファンタジーに詳しくない人にとってなじみがない道具に対しても、わかりやすく説明がなされているので基本的に道具そのものがよくわからなくても、すいすい読んでいけるのではないでしょうか。さらに驚いたのは、RPGや普通の小説では省略されがちな宿の質について、多少述べられていること。実際に、バックパッカーや旅行経験が多い人は結構共感できる部分じゃないのだろうか。


私自身、オンラインゲームや現代ファンタジー小説に詳しくないので自分が知っている限りの表現で一言紹介を書きました。恐らく、もっと現代オンラインゲームに詳しい方はもっと適切な表現を見つけることができるでしょう。

★★★ Excellent!!!

夢-Cぐらいまで読みすすめるとなんとなく話の概要が掴めてきます。
読みすすめていると伏線のようなものを多々発見することができます。その伏線や今後のストーリーを考察しながら読むと面白いです!

今後それぞれ世界、ゲームがどのように交わって関わり合っていくのかが楽しみです!!!

★★★ Excellent!!!

文章が読みやすくて世界観に入り込みやすいです。主人公の心情や世界観の描写が丁寧なので読んでいてすごく面白い。
主人公のタツヤをはじめ、ヒロインのニジエ、親友のユウタなど、登場するキャラクターも魅力のある人物ばかりで飽きません。
まだまだ物語は序盤ですが、主人公が見ている夢の世界と現実で起こっている異変が、今後どう関わってくるのか…続きの展開に期待◎です。

★★★ Excellent!!!

 シュバ!ザク!という、辛口に言えばダサい始まり方だったのだが、気づけば新しくかっこいいプロローグが挟まれたので、やっとこさ、レビューを書き始めることにした。
 まず、これはどこまで思考された後に書き出されたのか、または整理されてカクヨムへ上げたのかはわからない。
 だが、物語に込めたであろう意気込みや思惑を思うに、これはまさしく、叙事詩足り得る要素を持ち合わしてるのではないか、と感じる。それは、今はまだ確証を得るまでの話数ではないが、悪夢のようなものに対する恐れの克服を、具体的に言えば、感じるのである。それは、きっとみんなの恐れへの応えにもなるだろう。



 さぁ、まだ夢と現実は続く。僕たちが期待するどおりの話か、それとも作者の期待通りか…見守ろうではないか。


―――――――もしこの作品を、雨が降っている時に思い出せることがあれば……それは、きっと僕にとっての最良の感情である。(by haji)

★★★ Excellent!!!

あまり物語が展開していない今からでも凝ったストーリーを考えていらっしゃるのだなと分かりました! 文章も読みやすく、特に戦闘シーンはとてもリアルでした。何より主人公へのご都合展開が少ないように思えます。主人公が規格外の強さでないところが好印象でした。これからの展開がとても楽しみです。更新待ってます!