一代目の主人
そういえば一代目の主人てどんな感じの人だったの。
「えっとね。お爺さんになっても弾いてから。嬉しかったな。でも人って何十年も生きられないから、70歳になる時売られて次の主人とも仲良くね。て言われて決別したけどね。そうだこれ持ってたんだった。その時から着物は着ているよ。あ、忘れていた。」
着物から何かを探している。何なのだろうか。
「あった。これこれ。」
そこには手紙があった。1世紀前だから紙はボロボロだった。自分宛に書いてある内容だった。内容は大切にしてやって下さいという内容だった。
「紅乃は
「うんそう。今は呼ばれていないけど。でもでも紅乃ていう名前も気に入っているから。」
少しだけ残念そうにしている。そりゃそうだ。パッと閃いた。これならたぶん喜ぶ。
「なあ紅乃、人間になる時はそう呼ぶから。戻る時の呼び名は緋にしないか。」
「うん嬉しい。」
さてと勉強。学生はこれが辛いもんです。テストで高得点取らないと。でも紅乃という勉強ができるベースがいるから分からなかったら聞けるから頼もしくなった。
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