第3話
3話
どう見てもモブで存在感やイメージすら
希薄な【モブの指令】を受けて
いつのまにか行動指針の導き手に収まり
魔王の腹心の高位の魔族は任務の遂行状況を
確認に転移での移動を果たす!
「ちょっと待って!」
声が聞こえたと思ったら
転移して付いて来るものが居る
「追跡テレポート?!」
普段なら取り乱すところ・・・
形式上敵陣営のPTメンバーの女神様
「乗りかかった
事の成り行きを見る権利はある」と
勇者含むどう見てもモブPT
コレは楽勝で終わるな!
タカをくくって見物
イベントは始まったようだ!
「ばっバカな!何故こんなところに
Aクラス越えのモンスターが」
『馬鹿でかく
まあ頭は悪そうだがあまりにも大きい
攻撃以前に接触して潰されるか跳ね飛ばされただけで死ねるレベル
PTの動きは早かった!
「勇者だけはなんとしても逃すんだ!」
3人勇者 剣士 僧侶のPT
【モブポイントの高い】行動
時間稼ぎのためだけに簡単に命を落とす
あがけばあがくほどモブポイントが入り
早々とした退場【最大級の見せ場!】
まさにモブの鏡!
集合体の精神世界に帰還したら
家ぐらい買えそうなポイント
モブとして充分過ぎる【天寿】である
このシナリオライターには感謝しかない!
生き生きと役柄のロールプレイを始める
剣士役が「俺に構わず逃げろ!」
定番の
女神様視点
死ぬ前に印象付けれるセリフ言っただけでも
ポイント高いわー
僧侶と勇者が一緒に逃げながらも
身の危険を察して僧侶が勇者を突き飛ばし
地中から再度現れたムカデに下半身を食いちぎられ「死にたく無い!」のセリフをぐっと飲み込み!
笑顔で「貴方を助けれて良かった!」
清純な乙女イメージを全うして生き絶える!
うわーポイントたけー
設定 淫乱ビッチとあるが・・うまく隠して
逃げたなーと感心する 女神様
例の腹心は全く興味がない模様!
【モブのことを第一に考えたシナリオ作り】
なのか!
うちのモブリーダーは【侮れない!】
ここまでは予定通りなのだが・・・
嗚呼!!
【ムカデが
のみならず近場の村まで襲い出して
【阿鼻叫喚の地獄絵図】
そこに我らがリーダー
モブリーダーが息を切らして現れる!
「不安だから俺も見にきた!」
ヤバいものを見られてしまった
腹心さんは
「えへへ、ちょっとミスっちゃった!テヘ」
ショタ魔道士の【ロールプレイ】をして
笑って誤魔化す
涙を目に貯めた上目遣いでのゴメンナサイ
ピュアピュアなシャイな
ゴメンナサイポーズを
完璧に決める!
叱責を覚悟したところ!
「やるじゃねえか!想像以上だ!」
「?!」
「いやぁこのポーズは苦労して練習して」
頭をひっぱたかれ それじゃ無いと!
【
平和ボケしたヌルゲーのような視聴者が
多い中コレは素晴らしい!
おい!女神!
「キャピ」「キャピ」
「バカそうな女のロールプレイはいいから
とりあえず!勇者は蘇生!
当然のように神様にすら指令を飛ばす
モブリーダー
村人は選別して蘇生しより悲惨さを
際立たせる!」
「サー イエッサー」
つづく
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