第4話
吾輩はモブである 4話
と言うか勇者様は食われてバラバラで
【蘇生不能】に見えなくもないが!
例の女神は「ゴットヒール」
呪文一発で勇者の【蘇生】を果たす!
ヒールというレベルを『超越』してやがる!
どう見ても【死者蘇生】【無詠唱】かよ!
ドン引きしつつ
意識不明の状態だが都合がいい!
オイお前は転移が使えたな!
パシリの如く高位の魔族に指令を飛ばす!
元の街の宿屋にでも放り込んでこい!
なぜがモブリーダーには
逆らう気が全く起きない
行動指針の道しるべ、
【モーゼのような頼もしさ】すらある!
返答は統一すべきであろう!
「Sir イエッサー」
勇者を抱え転移してすぐにも消える
そこからは村人蘇生の選別作業
【悲惨さの演出】は大事である!
未亡人 両親を失った子供
妻子を無くした旦那
【喪失感】を与えるにはちょうど良い!
これぐらい不幸なら申し分ない!
このシナリオは以下略だから丁度いい!
「流石ですわー
試練の与え方がハンパない!」
女神としては感心するばかり!
【出番すら期待できなかったモブ達】には
十分すぎる設定と任務である
「例のムカデは?」
すでに姿を消している!
任務を終えて帰還したのであろう!
「あれは勇者の力が一時的に覚醒して撃退
倒したことにする!」
PTメンバーが壊滅して勇者だけが逃げ帰るは体裁が悪すぎる!
「いいか!完璧な【証拠隠滅】と
村人の【洗脳】だ!皆で口裏を合わす!」
マスコミや政治家 警察などがよくやる
伝統的な【完全犯罪】である!
「ムカデを倒した【設定】だから
【勇者のレベルも上げておけ!】」
「ふぇ?だって【経験値】が足りてない?」
「お前の役職は!」
「【レベルアップを告げる】女神」
以上だ!
「お前がレベルが上がったと言えば
それが【真実】で確かめるすべが無い!
それが【絶対の真理】だ!」
「わたしにそんな使い方が・・・
勉強させてもらいます!」
「後は任せた!」
「勇者が稼働してない時は基本的に
オフの状態なんだから
【職権を最大限に濫用】
するぐらいの気持ちを持ち
自分の好きにしてみせろ」
めんどくさくなって丸投げである
あとがき
適当に区切りをつけた
団から徴兵の赤紙が届き戦友とともに
かんがるさんは古戦場に旅立った!
予選を突破して
cクラス本線に出場できるのか?
次回 ギスブル
古戦場走るって約束したよね!(ガチギレw
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