第11話 お題11:「結婚したんだ」という台詞で始まり「さあ、どうだったかな」という台詞で終わります。
人の営みは文明が進歩しても基本的には変わらない。
人それぞれに各々の物語があり、そして、喜びも悲しみもそれぞれであり、日々の生活を繰り返していく。
何もない日常、それが一番の幸せなのかもしれない
私……「結婚したんだなぁ」カーテンの隙間から朝日のやさしい光がシャワーのように降り注ぎ起こされた。ベッドに座ったままボーッと実感が薄いままの状態でぼんやりと考えていた。結婚して一週間、いまだに実感が沸かなくて、でも、思い出すとニヤニヤしてしまう。
そして、隣には、まだ眠っている彼の可愛い寝顔が見える。
ガウンを羽織り洗面所へ向かう。顔を洗いボーッとした頭をしゃっきりとさせる。今日は食事は私の番だったな……朝食を用意しよう。
今日はミニオムレツにレタスとトマト、インスタントのコーンスープ、食パン。コーヒー又はミルク。(昨晩のうちに仕込みは全て終わらせた)
6:45分には用意が終わる。新聞をポストから取って、彼を起こしにいく。
朝の7:00のニュースが流れはじめ、二人で席について、のんびりとした時間が流れはじめる。最近のお気に入りは、この朝食の癒しの時間。他の人が見ることない表情が見れる時間だ。ボーッと寝ぼけてるのを会話で起こしつつ、朝食を取りながら、楽しく会話をしていると、急に日が陰り窓ガラスが割れる音がして、私たちは
……カーテンの隙間から朝日のやさしい光がシャワーのように降り注ぎ起こされた。この一週間の事を思い出すと日常で起こる些細な事が幸せでニヤニヤしてしまう。(何だろう? 何かが心の中でもやもやしてる……?)そして、隣には、まだ眠っている彼の可愛い寝顔が見える。ガウンを羽織り洗面所へ向かう。頭をしゃっきりとさせて、何となく彼を先に起こす。あと5分で良いから……まだ眠いよっと言われつつ格闘する。
朝の7:00のニュースが流れはじめ、朝食が終わり、彼はベランダで延びをして、戻ろうと中に向いたとたん、エアカーに当たり外へはね飛ばされる。助けようとして動いた私も、そのままひかれた。「……う……そ……でしょう……」
……カーテンの隙間から朝日のやさしい光がシャワーのように降り注ぎ起こされた。この一週間の事を思い出すと日常で起こる些細な事が幸せでニヤニヤしてしまう。(何だろう? 何かが心の中で叫んでいる……?)そして、隣には、まだ眠っている彼の可愛い寝顔が見える。
ガウンを羽織り洗面所へ向かう。顔を洗いボーッとした頭をしゃっきりとさせる。今日は食事は私の番だったな……朝食を用意……しよう? 何だろう? 胸騒ぎがする。朝食の仕込みは、昨日のうちに終わっている。恐らく準備は6:45には、終わる……時計を見ると6:15
うん、家に居たくない。たまには我が儘言おう。起こして散歩に連れだそう。
彼を叩き起こす。眠いよ……一人で行っておいでよ。などと攻防が続いたが何とか着替えさせ、家から二人で出る。
時計を見ると6:58だった。取り敢えず、公園に行こうと言い向かうが、家を出て50mも行かないうちに爆発音がして家の方向から黒煙が上がった。
急いで二人で戻ると家にエアカーが突き刺さって燃えていた。
呆然としていると緊急車両が到着し、消火を始める……。
彼が何か考え込んでいる。私は、「どうしたの?」っと不安そうに彼に声をかけた。
「さあ、どうだったかな……いや、笑わないで聞いてくれるかい?」
私が頷くと
今朝見た夢と同じ気がするんだよ。そして、まだ続きがあるような記憶があるし、何かまだいやな予感がする。と彼は答えてくれた。
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