第50話怒り
ルイスとユリアが王都到着などの報告後いったん帰った後のアンデルス邸
「そういうことならアデス侯爵様には早く報告したほうが良いな」
「そうですね」
「よし。なら今日中に送ろうか」
「はい、そうしましょうか」
ルイスが商会との交渉を行っているときアデス侯爵家
「なるほど。辺境伯様の3男か、確かにうちとの話はそこまで進んでいたわけでもなかったから仕方なかったか」
「そうね。ムーアにも伝えましょう。」
「あぁそうだな」
「父上。話とは何でしょうか」
「あぁ。そのことなんだが実はユリア嬢が冒険者学校にて辺境伯の3男のルイスという名の子と婚約を結んだらしい。ユリア嬢にはまだ話してなかったこと柄だし、話もそこまで進んでいなかったからこちらとしても何か言うようなことはしない」
「そう、ですか。まぁ仕方ないですね。」
「まぁそんなに気を落とすこともないわ、次の相手はすぐにでも見つかるでしょうしね」
「あぁその通りだ」
「そうですね。では失礼します」
もちろん父上の言っていることは理解できる、がしかし侯爵である私に対してあってはいけないことだ。
ユリア嬢は魔法の才能には恵まれなかったと聞くが顔はかなり良かったし、結婚相手としては申し分なかった。
私以外と結婚するなど考えられない。
ルイス。いったいどんな奴だというのだ。探し出して私のほうが優れているということをわからせてやろう。
ユリア嬢に手を出したことを後悔させてやる!
交渉後のルイス達
「あぁ~緊張した」
「そうか?結構ちゃんと説明できてたじゃないか?」
「それはまぁそこまで難しいものじゃないから。」
「てか私達いらないかったね」
「いえ、先生方の推薦がないと会うことができなかったと思うので、」
「まぁ役に立ったんならよかったわ」
「ありがとうございました。報酬についてはギルドを投資て後日支払われると思いますので」
「うんそうね。じゃぁまたね。何かあったときはよろしく」
「もちろんですこちらもよろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
「はーい」
「無事に終わったね」
「そーだな」
「でも本来の目的の魔王についての情報が全く集まってないけど」
「そうなんだよな。家でも勉強してたからそれ以上のことは出ない気がするんだよなぁ~って思ってた」
「なるほど。結構苦戦しそうだね」
「そうだな。まぁ冒険者として少しずつ依頼こなしながら気長にやっていこうと思う」
「それがいいね」
「あ、そうだ、それといろいろな縁を築ければいいと思ってるけど」
「いろいろと考えてるね」
「まぁ、パーティーリーダーだしお金の不自由とかあってもだめだしな」
「ルイスなら大丈夫でしょ」
「期待してくれるのはありがたいけどユリアも何かお金稼ぐ方法考えたらどうだ?」
「私には無理だよ」
「そんなことないだろ」
「絶対無理。ていうか、普通無理だと思うよ?」
「まぁ、そうか、そうだな、でもクビは嫌だろ?」
「え、クビの可能性あるの?」
「もちろんだ、やって失敗するならしょうがないけど、向上心がないやつはダメだろ人として」
「厳しい。」
「まぁ半分は冗談だ、何かしたほうが良いっていうのは本心だけどな、どうせ一度きりしかない人生だし自由にできる状態にあるならいろいろ試した方が面白いだろだろう」
「確かに一理あるけどやっぱり難しいよ」
「まぁ別に金儲けになるようことをする必要はないよ」
「そうなの?」
「趣味とか、やありたいことがあればそれでいいよ、冒険者とか、魔法とか以外に何かやりたいことを見つけろって話」
「わかった。そうする」
「まぁがんばれ」
「ほーい」
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