第46話再会

昨日の夜はエキサイトした。


今日から移動である。


今回の移動ではどのようなものを作るのか考えなければならない。

作ろうと思っているのはボードゲーム系である。


日本にいた時と違って戦いというものが近いところで生活してるから、チェスとかが売れそうだけど駒が細かくて作れたとしても量産できないかもなぁ~。


囲碁は少しルールが難しいかな?

最初は簡単なもののほうが良いか。


って考えると別にボードゲーム系にこだわる必要はないか。

ジェンガとかありかもな。


「なぁユリア」


「ん~?」


「ちょっと何作るか考えたから聞いてくれ」


「いいよ」




「んーどうだろ。広まればいいかもしれないけど、初めの時に、そんなただの小さい資格のものをゲームですって言われても難しいかもね」


「なるほど。どう広げるかか。でも俺が作ろうとしているのは、作りが簡単で誰でも作れるんじゃないかというものだから、ジェンガ以外ものものそこは変わらないな」


「一度広まったらおもしろそうだし、爆発的に売れていくと思うよ」


「コネか、どうやって広げていこうか」


王都についたときまず作ってくれる商会を探して、いやそのためにまず売れる根拠が必要か。

それなら貴族としてお世話になっていた家にお見上げとして最近出たゲームとして提供する予定があるという話をすれば行けるか?

でも実際どのくらいの家にあいさつに行けるだろううか。あんまり王都に来ていないし。父や兄はともかく。


とかそうやって広げるのかを考えながら王都に近づいて行った。

そしてあと王都まであと2,3日というところまで来た。



「あれ?ルイス様じゃない?」


ん?どっかで聞いたことある声だ

「あ、先生!」


「久しぶりですねー」


「そうですね(笑)」

小さいとき領地で訓練してもらっていた冒険者パーティーの人達だ。


「何してるの?」


「冒険者をしてるんですけど、今は王都を目指してるって感じです」


「そうなんだ。あれ?今何歳?」


「あー実は学校卒業する前に冒険者カードをもらえたんです」


「すご。そんねことあるんですね」


「あるみたいです。先生たちは依頼ですか?」


「そうなんです。片道の護衛以来の帰り」


「そうなんですね」

確か先生たちはある程度名前が知られているはず。

「急ですけど王都に戻ったら依頼出していいですか?」


「依頼?一度依頼を受けたら少し休養を取るのがルールだからそのあとになりますよ?あとやっぱりある程度のお金は必要になりますね」


「実は...」


「なるほど。良い話ですね。確かに広まりさえすれば売れそうですし。みんな聞いてた?」


「あぁ。それなら危険がないし、特に体を使う必要がないしすぐにでも受けようか。」


「そうだねとりあえず一緒に商会に行ったらいいかな?」


「それが確実かもな」


さすがにまとまりがあるな。


「ルイス様もそれでいい?」


「大丈夫です。お願いします。日にちもそちらに合わせます。あ、それと先生たちみたいなひとにさまずけされると周りから何か思われるかもしてないので呼び捨てでいいですよ?あと敬語も大丈夫いです」


「そういうことならそうさせてもらうわね」


「はい。それでお願いします」

これなら何とか打っていけそうだな。

ここで先生たちに会えたのは奇跡だな。


「あのー。」


「あっ、ごめん、ユリア!そちらの人たちはサイクロンっていうAランクパーティーの人達で両地にいた時冒険者いなるためのことを教えてもらってたんだ。風魔法が得意なカーナさん、戦士のベノムさん、ヒーラーのカルラさん、弓が扱える盾役のゲイルさんです」


「「「「よろしく(ね)」」」」


「よろしくお願いします。ルイスと一緒に冒険者してるユリアです」


「かわいいね!!!」


「あ、ありがとうございます(笑)」


「ルイスもいい人を見つけたね(笑)」


「あ、まぁ、どうも(笑)」


にぎやかに話しながら王都に戻っていった。

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