第45話到着
教会とのいざこざがあった後は特に何もなくいつも通りのに過ごしていると、目的地に到着した。
あの後教会が何もしてこなかった理由として考えられることは、神官を強制していたことで王都に教に報告が行くのが遅れたことが一つ。今回のことで俺の実力を見直す必要があると考え、少し情報を集めてから行動しようと考えたためだと考える。
地位が高いと大きなことができるし、使える人間も多いかもしれないが、それが悪目立ちすることだとみんなが見てる分動きにくいのだろう。とも思う。
「やっと着いたね~」
「あぁ移動手段を考えないといけないな」
「そうだね」
それからそれから宿の確保から道中で回収したモンスターの素材売買などをすまし夜になった。
「何ぼーっとしてんの?」
「そろそろ名に売るか真剣に開発しようと思って」
「あー、なんか言ってたね(笑)」
「あぁ。ここを速攻で攻略して王都に行って情報集めするって流れだから、大体決めといて移動中に本格的に形にできるようにするって感じだな」
「なるほど。まぁ応援してるよ。」
「他人事だな(笑)手伝ってもらうつもりだぞ」
「えっ!無理だよ!無理無理、モノ作りとかやったことないし、そんなアイディアも出ないよ!」
「そこまで負担してもらうつもりはないよ(笑)まぁ最初の客っていう感じで感想とアドバイスもらう感じ」
「そのくらいなら大丈夫かな」
「期待してるよ、明日も早くから行きたいしもう寝ようか」
「そーだね」
次の日の朝からは、まだほかの冒険者が到達していない地域の探索をおこなった。
何日間かですべての地域を探索したが、そこで魔王につながる何かしらの情報を得ることが可能だと考えていたが、それに反し何もなかった。
予定ではここで何か情報を得て、王都に戻ってからそのことについての情報を深めていこうと考えていたが、王都に戻りさらに怪しい地域はどこかというところから探す必要がある。
最近はより魔物の動きが活発になったという報告はないが、だからこそ情報を得て行動に移したいと考えているので急ぎ王都に行くことになった。
「はずれだったね」
「確かにこういう可能性もあるとは思っていたが、ここまで何もないという予想もしていなかった」
「まぁでも気を取り直してやるしかないよね!」
「そうだな、少し王都での滞在時間が長くなるかもしれないが大丈夫か?」
「え?なにが?」
「いや、家族とあまりいい関係ではないにしても、長くいることになるなら挨拶に行く必要があると思うんだが、、大丈夫か?一緒に行くつもりだけど」
「そうだね。あんまり会いたくないけど、でも前ほどじゃないかな。いろいろ回って見てきて少し心に余裕ができたって言うか、私は、私はルイスに会ってからいいことしかないの。だから今の私は、多少のことなら我慢できるし何も思わない」
「ユリアはあったときから強いな」
「そんなことないよ。ルイスには助けられてばっかりだし」
「力的なことじゃないよ。力を持っている人が人を助けることは簡単だけど、精神を強くするというのは難しいことだし、人のために何かを我慢できるのはすごいことだ」
「それならやっぱりルイスがすごいんだよ、私が我慢できるくらいルイスはいい人で、頼りがいがあって、そ、いろいろな意味で大切な人なんだよ」
「うん。わかってる。生活が落ち着いてら何をするかは決めていないけど、君が隣にいることはは決まっている」
「ルイス、ありがとう」
チュッ
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