第40話不快

森についてすぐの時。


「危険が大きのはユリアのほうだと思うんだ。それは国王の目に留まったのが俺だからとかじゃなくて単に女だからという理由で。」


「そーだね。どちらかというと私のほうが危ないかも。」


「実際何か起きて対応できる能力も俺のほうが高い。つまり最悪の状態は離れ離れになること、」


「つまりその対策をしようってことね!!念話もあるしルイスなら居場所も特定できるし危険は少ないと思うけど。」


「まぁ落ち着いて?離れ離れになたらなぜダメかというと、その場合は狙われてるのがユリアって理由だ。俺を狙うなら2人そろってる時のほうがユリアを人質にとれて一石二鳥だからな。」


「なるほど。」


「でだ、離れ離れにならなかったらいいけど相手の手の内を全部知ってるわけでもないし、いくら念話ができて場所がわかってもどうにもできない状況はあると思う。だから俺がとらえられればいい。」


「え、?それができないからダメなんでしょ?」


「俺がユリアになればいいってことだ。」


「は?」


「俺は姿を消せる。それは相手の目、網膜に映りそれを脳で見ているその光を認識できないように光を調節したからだ。その応用で見た目の認識姿かたちを変えることもできる。だけど服とかを触られるとアウトだ。だからその対策として服も入れ替える。これによってばれる確率は多くく変わる。いや、ばれたくないタイミングまではばれないと思う。」


「最初のほうは理解できなかったけど納得はした。最後のばれたくないタイミングまでっていうのは?」


「それは、向こうのお偉いさんが出てくるまで、そしてそいつが何かしてくるまで、」


「なんとなくわかったよ。つまり向こうの作戦を阻止するだけじゃなくて、追い詰めるための証拠を作るってことね?」


「そうだ、襲われたといっても知らんと言われれば終わりだからな。」


「でもさ、例えばと言うか...向こうは本物の、えっと私を捕まえたと思ってるってことでしょ?そしたら私が知ってるわけだから向こうはいいのがっれできないよね。だから偉い人、教会の人が来るのかなって。」


「向こうの思うようになればこっちは、手出しできないくらい追い込まれる。人質を取られていう状態だし、策にはまった、向こうのほうが上手だということになるからな。しかもDランク相手に。まぁ実際人質に取られたとしてもこっちは取り返せるからこっちの危険が大きか、それとも少ないかだけの問題だな。」


「なるほど。理解した!」


「よしじゃあそんな感じで行くぞ。」




ん?前回の念話は何だったって?暇つぶしです。ノリでやりました。父親が、息子と遊ぶ時にわー助けてーやられるーというノリと同じです。





~~某とらえられている場所~~


「ちょっと待って。」


「ん?なんだ?時間稼ぎか?」


「ちがう。これ以上行くと幻滅させてしまう。」


「何言ってんだ?」


「とにかくこれはないな。」


「はぁ?」


「なんか吐き気してきた。着替えよ」


「おい!さっきから何言ってんだ!もういい!無理やりやってやる!」


ドサッ


「!?」


「これは正当防衛だ」


「何言ってやがる。!?いつの間に服を着替えやがった!」


「うるさ。へーーん、しん!」


「「「!?おとこ??」」」


「こいつルイスだ!そうなってる!」


「どうもルイス君です。んで、君たちは教会にやとわれた人だな?てかたぶんだけど今気絶したこいつは教会の人間だろ?」


「何わけのわからないこと言ってやがる!やっちまえ!」


わけわからないことってちゃんと自己紹介しただけなんだけど。うん。魔法陣使われる前にやっちゃおう。


ドス、ドカ、バチ、


「よしこいつらとらえて教会の前にでも置いとくか。」


《こっちは終わったぞ。結構場所離れてるな》


《お疲れ様。私はどこに行けばいい?》


《ご主人様が消えたー》


《そうだなフェルがいるところが大体中心だからそこで合流だな。えっと~ユリア回れ右》


《え?はい。》


《よしそのまままっすぐ進んでくれ》


《フェルは悪いけど少し時間をつぶしててくれ》


《わかったー》×2


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