第39話過ち

「簡単に依頼終わったね。」


「そうだな。これくらいなら全然楽だな。でももっと稼いでいかないと。」


「そんなお金に執着してたっけ?」


「いや私利私欲のために使いたいというわけじゃないんだ。ただ当然人は生活するだけでお金が必要になるし、お金がすべてとは言わないけどお金が解決してくれることもあるだろう。だからお金をある程度持っておくに越したことはないと思たんだ。」


「まぁ確かにそうだね。商人ギルドに登録してるし私も移動中に仕入れた特産品とかをどっかで売るくらいの商売は始めたらいいかなぁって。」


「いや、俺が考えている商売はそうじゃない。何か商品を生み出さないかって話だ。もちろんだいぶ先の話になるだろうがな。」


「そんな簡単に商品を作るのは無理です。頭いいのにたまに頭悪いよね。」


「それは内緒。楽しみにしててくれ」

思いついてないとは言えない。でもこの世界には娯楽や便利なアイテムが少ないように思えるからその線で実現可能なものを作ろう。





「そろそろ帰ってくるかな?」


「そうだな。」


「ライディンは確か今日はあれを試すって言ってたよな」


「あっ!あれだ、魔法陣」


「そうそう!それそれ!」


「あぁ使い勝手はよくないが強力なやつなんだよ。最大2人をすでにセットしていた別々の場所に転移できるやつなんだよ。まぁ場所は最低でも1km離れてないとだけどな。」


「なるほど。女は自由にできるしあんまり傷つけたくなかったんだよ。それはいい(笑)」


「一応闇魔法でバインドと暗転の補助をしてくれよ。」


「わぁーってる。」


「で、マイカは転送先で女を逃げないように見張っててくれ。一応いつも使う檻に設定してるけどな。あと女が転移してきたら檻の場所をずらしといてくれ、俺らも転移で戻る。」


「りょうかーい」


「じゃそろそろ定位置に行くか。」


「「うぇーい」」





「今日来る可能性が高いんだよね?」


「のはずだけど、、街中では目立つから町に戻る前に来るって予想なんだけど。」


「きゃ!」


「暗転とバインドかこざかしい。」


「魔力を高めて解除しろ!」


スン


《あれ?ご主人様!ユリア!どこ行ったの!!》




「よっしゃ!成功だ!転移で1人ずつすぐに戻るぞ!」


「いぇーい」




「くそ!転移魔法?そんなの聞いてないぞ!」


《ユリア、フェル聞こえるか?》


《うん、聞こえてるよ。》


《聞こえるよー急にどこ行ったの?》


《場所は把握したからすぐに行く。フェルは今日は外で過ごしてもらうかもしれない》


《わかった。すぐに助けに来てね》


《はーい》


《いったん切る》


くそ。分断されるとはな。5kmか、間に合え!





「こいつか。なかなかいい顔じゃねえか。」


「...」


「そうにらむな、傷つけたりしねえよ(笑)少し遊んでやるだけだ。」



「おう!ちゃんとつかまってるな(笑)」


「早速やっちまおうぜ(笑)」


「そうだな。一応バインドだけかけておくか。いつまでそんな顔でいられるかな?」


「...」


「まずはゆっくり脱がしてやろう。そのでかい乳揉みしだいてやるよ!」


びりびり


「ほほう(笑)いい下着付けてるじゃねか(笑)」


「どうだ?涙の一つでも流してみろよ?」


「なかなか強い女だな(笑)こーゆー女が少しずつ壊れていくのを見るのが最高なんだよ(笑)」


「今頃協会に喧嘩を売ったことを後悔しているところかな?」


「おい!お前ら!」


「!?」


「今回の女は上玉なんだろ?しかも何してもいいと言われてるんだ先に俺に味わわせろ(笑)」


「はい。すみません!」

クソ、いいとこだったのに


「脱がしますか?」


「そうだな。俺がやる。」

「次はしただ。まず下着姿にしてやる。」


「...」


「そうか抵抗するか。なら無理やり脱がすまでだ。」


「最低。」

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