第33話

我は生まれながらにして親がいない。友もいない。

どのようにして生まれたかもわからない。

だが存在する。

そして生きている。


動物、いや生物は生まれながらにして本能で自分が生きていくすべを知っていることが多い。

我も自分が生きていくためにすべきこととできることを直感で理解することができた。

それは動物や魔力を多く吸収して魔物になってしまった生物などに力を付与してしもべする。(魔物は上位種に、動物は魔物に)

そしてそのしもべが人を襲うことによって生まれる憎悪などの悪感情を活力として生きていくのだ。

初めは簡単じゃなかった。

それは自分より格上のドラゴンやグリフォンなどはしもべにすることはできない。今で子どんな生物でも従えることができるが前は弱いのもしか従えることができなかったからだ。


活力を得て体が大きくなり自ら人間を殺すことができるようになってからのレベルアップはすさまじかった。

様々なスキルなども得た。

自分の力を確認するやり方を覚え吟味し、たりないものを補い得意なことを伸ばしていった。

ステータス


魔王 20歳

魔族の王 レベル120 2056500/5348000


体力 75589000/75589000

力 12658000 

魔力 47952300/47952300


魔法適正

黒炎、闇


スキル

魔の王、詠唱不可、剣術(8)、体術(6)、威圧、オーバーパワー


個性

魔王


スキルの魔の王は我と同じくらいの知能レベルのものを2匹誕生させることができる。

威圧は低レベルのものを動けないようにする。

オーバーパワーはステータスを2倍にする。


個性の魔王はしもべを作れる能力である。


ただ別に人間を滅ぼそうとか、楽しいから殺そうとか思っているわけではないし実際していない。

ただ生きていくために活力が必要だから行っているだけだ。

その証拠に他にも生きていいけるようにするための方法を探した。

でもなかった。いや見つけられなかっただけかもしれないが、我に探しだすのは不可能だろう。


しかし今もたまに魔王のスキルで誕生させたキメラの魔物に探させている。もう1匹は今のところ作っていない。理由は生涯で2匹しか誕生させられないので2匹とも何も考えず誕生っせるのはリスクが高いと考えているからだ。

まぁでもだいたいの種類とめぼしはついている。

鳥系の種族にしようと思っている。


話を戻すが、そのキメラに情報を探ってもらっているときに面白い人間を見つけたという。

見つけたのは今回行ったかなり遠い遠征先でのことだそうだ。

かなりくるっているが話が通じそうだとかよくわからないことを言っていた。(通信で会話。魔の王のスキルによって通信もできるようになっていた。)

にしてもいつか会ってみたいものだ。

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