第32話警戒すべきは
何回かやって光魔法の扱いも安定してできるようになったし隠密も訓練してたから問題ないだろう。
多分この件について会話があるとしたら俺が出ると言ってからからちょうどこれくらいたったタイミングだと思うんだけどうだろうな。
1時間半後
「それにしても国王様はかなり自由にさせていいという指示をされたな。」
「そうですね。18世様は特に市民に寄り添う良政で有名ですからね。」
あれはギルマスと副ギルマスだな。
「あぁ。しかし先代が早く亡くなられて35歳で国王になってしまわれたからこういうことになったんだろうな。」
「はい。衰弱死なら用意されていたんでしょうけど急死でしたからね。」
「あれがなかったらここまで教会が介入することもなかったんだろうが。」
「大きな力や権力、大きくお金が動くようなことにとことん介入していくからな。」
「もちろん国のために必要ですけど囲い込みが過ぎますね。」
「多分ルイスにも少し不信感を抱かせてしまっているだろうな。」
「はっきりと言うよりかは手紙の内容が少しまずかったという雰囲気を出すほうがましだと思います。あれは今私たちができるギリギリのあがきかと。」
「ギルマスといっても半分くらいは冒険者時代に活躍したものが引退してなるような役職で大きな権力を持ってることは少ないからな。」
コンコン、失礼します。
「入れ。」
「この前の...」
ここまでか。
なるほど。国王がそういう方針と知れたことは大きいな。まぁいずれ気づいていてだろうが。
それより教会か。鑑定の儀の時はそこまで嫌な感じがしなかったけど。
まさしく聖職者としての顔だったてことか。気を付けておかないといけないな。教会はそれなりの権力と金を持っている。
「お待たせ。」
「ルイス結構長かったね。」
《ご主人様~》
「そうだな。実はもう少しかかると思っていたんだけど時間に関しては何も言ってなかったな。」
ワシャワシャ
「少し心配した。」
《わーい》
うん。そういうところがかわいい。
「ごめん気を付けるよ。じゃあ行こうか。」
「はーい。」
フェルのせいで雰囲気が軽くなる...
「そういえば馬車は買わないんだね。」
「次の馬車が売ってる町を出るときに買おうかと思ってるんだけど。欲しかった?」
「いやいや。高いものだしそー言うわけじゃないんだけど。目的地まで遠いしほかにも旅をする感じだったから。」
「そういうことか。もちろん買うつもりだ。何か買うにしてもそれも情報になるから一か所で物を買うことはしないでおこうと思っている。」
「それだといろんなところで痕跡が残っちゃうよね?」
「重要な買い物は魔法で姿を変える。」
「なるほど。さすがよく考えてる。移動スピードは重要な情報ってことね。」
「そーゆーこと。すでに1日半ずらしてるしな。多きまでにつっくまでに小さい町に寄るだろう。それで歩きだけの機関の進行速度に緩急をつける。普通に出発して普通に歩いたり、少し早く移動したりして。」
「冒険者の進行スピードは外にいる期間危ないしいはお金にならない疲れがたまるとかの理由で似通っているから混乱させれるかもね。」
「まぁ正直そんなに意味はないだろうけど別にそれをすることでこっちに影響があるわけじゃないしやっとこうみたいな感じだよ(笑)」
「そういうことの積み重ねってことね。」
「そーゆーこと。」
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