第30話特訓

「私の腕立て伏せとか腹筋とかは理解したし実際レベルアップの時により多く成長したような気はしたよ。したけどさすがに魔法適正のない魔法を使えるようにするのは無理だと思うな。電気を浴びて感じるっていうものよくわからないし...」


「実際後からできるようになった人も聞いたからさ。」


「それは事実だよ。でも真実じゃないって言ったじゃない。あれは魔法適正がないのに魔力が高い人がたまに後天的に急に1属性だけ使えるようになっただけって何回もいたよ?」


「大事なのはその事実だけだ。システム的に可能性があるならほかの状況下でも使えるようになる方法がある可能性は高い。もちろんそれはもともとある魔法的性の数が多いほうが難易度が高いというのは理解できる。だからすぐにできるようになるとは思っていない。」


「そのシステムっていうのがわからないんだよ。」


「前も説明しただろ?何かの法則があってそれはたまたまや奇跡とかじゃなくて決められているということだ。後天的に発言した人はそれを達成したんだよ。そしてそれはレベルが高いスキルとかもともとレベルが高い状態のほうが厳しい試練があってそれを達成した人がいなかったって話だ。」


「それも絶対じゃないって。」


「あぁ決まりがあることは絶対だが、覚えられるシステムあーつまり、試練が用意されているかはわからない。さっちゃんに聞いてもわからないって言われたし。」


「もー。ほんと貪欲。そこまでして欲しい?誰も使えないならまだしもフェルが使えるんだし。」


「んー確かに根を詰めすぎるのはよくない。」


「いや。そーゆー意味じゃないよ。」


「それより体作り頑張れよ。」


「わかってるもん。頑張る。」


「素直でよろしい。」




その夜

「まだ少し寒いね。」


「そうだけどここにいたら大丈夫だろ?」


「そうなんだけど。外にいても見張りなしで適温ありえない環境だよね。」


「まぁ確かのそうだな。」

これはまず熱を放出させるような結界を張る。上は小さい穴が開いている。

その外側に強化結界を張る。これは寝ている空気が悪くならない大きさだ。

さらにその外側に感知用結界を張る。これは防御機能はなく魔物や人が侵入したときに一番内側に設置している感知器(魔力を強く発生させるための紋様んや魔力具の時に使われる紋様の応用で、自分の魔力を使い一番外の感知結界とリンクさせている)が反応するようになっている。


「でも何といってもご飯だと思う。」


「ご飯?」


「うん。だってアイテムボックスあるなら外で買った料理を入れて置いとける。って思ってたらそうはせず自分で作っててさ、なんでかな?って思ったら自分で作多方がおいしいんだもん。料理人してた?」


「まぁ料理にはこだわっていきたい。だから練習した。だからかな。」


「なるほどね」

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