第26話ヒロイン

私の名前はアンデルス=ド=ユリア

代々宮廷魔法使いを務める魔法使い一族。(子爵家です。)

しかしハンブルクの冒険者予備校のCクラスにいます。


理由は

一族の決まりで鑑定の儀までは身体能力を上げるために訓練をするのです。

そして鑑定の儀が終わればその能力にあった訓練になるのです。

基本魔法の才能がありそれを伸ばしていくのです。

ここで魔法の才能がないからと言って家を追い出されるよなことはありません。秘書になるためであったり他にも自分が目指したいのもの勉強をさせてもらえます。

しかし、名家として恥じないような職に就かなければなりません。

ならなぜ冒険者ごっこうに来ているのかというと...


私には2人の姉と1人の兄がいます。

そして全員宮廷魔法使いになるには少しだけしんどい能力でした。

しかし、これからの子供が才能ありとも限らないので長男で攻撃魔法が得意な兄だけ魔法の練習をしていました。

そのような追い詰められた状況で私の鑑定の儀が行われました。

当時のステータスは


名前 アンデルス=ド=ユリア 5歳

人族 レベル1


体力 10/10

力 35

魔力 ∞


魔法適正

火、光


スキル

∞魔力、無詠唱、


個性

¥〇×


見てわかるかもしれないですが、一族始まって以来の天才だったのです。

しかし練習するも魔力を感じるところから進まなかったのです。

つまり魔力を放出することが一向にできなかったのです。

危機的状況で現れた天才児の私。しかし力を使いこなせないダメダメ。

その3つが合わさり追い込まれていた私の両親は私に出て行けといったのです。

ハンブルクの冒険者予備校に受かったのは、剣術と体術と勉強です。

魔力をとどめることができるので身体強化が可能だということです。

私は家族を見返したいと思っています。

そのカギは多分みんなには見えていなくて私自身も読めない個性の欄です。

解決してくれる方を探しているのです。

そして入学時から目立っていて官界の騒動でも何か知ってそうな他人と違うルイス君なら何か知っているかもしれないと考えました。

しかし、今日は来ていないようですね。

どこかのタイミングで話せたらいいのですが。





昨日はいろいろしてたら時間が過ぎたな。

今日は学校に行って全員の鑑定をすますか。

時間もあるだろうしAクラスから順番に行くか。


うーんAクラスはやっぱりいい人はいないなぁ。

気を取り直してBクラス!

そらそうだけどシンプルにレベルが下がるよな~~

これはCクラスも期待できないな~


ん!?あの子。

不遇?

《さっちゃん》

《不遇とは何らかの理由で自分の力を発揮できないことです。これの多くは何か特別な才能があるにもかかわらずそれが発揮できない状態になります。》

なるほどだからか

解決法はあるのか?

《ある場合とない場合があります。》

んー。ある場合はそれが何かわかるか?

《触れていただければわかる場合があります。何か物理的なものや魔力が関係している場合がそれにあたります。》

なるほど。可能性はあるな。

今日の帰り際に声をかけてみようか。


ていうか、かわいいな。


名前 アンデルス=ド=ユリア 12歳

人族 レベル12 1200/4500


体力 930/930

力 350

魔力 ∞


魔法適正

火、光


スキル

∞魔力、無詠唱、


個性

不遇

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