第22話抹殺

ゴブリン狩りは初めてだな。


フェル今日のゴブリン狩りは1人でやるから。適当にどっかで別の狩をしててくれ。

ワン!


よしよしえらいなぁ。

クゥーン


じゃぁ行ってこい

ワン!


こっちもやるか。

インビシブル、ゴブリン。

なるほど奥に集落があるにしてもでかいなぁ。

《あれは通常の2倍のでかさになります。2つの集落が合体したようですね》さっちゃん

びっくりした。

存在忘れてた。

そうかありがと。

んじゃ潰しに行くか!!



ここが集落か近くで見るとほんとでかいな。

1000のゴブリンはいるな。

他にもゴブリンジェネラルが10

ゴブリンアーチャーが250

マジックゴブリンが50

最後にキングが2ってとこだな



と言いながらルイスは上空から認識する対象を変えながらのんきに数を数えている。


耳が証明になるからやっぱり風魔法だよな。

上級魔法を魔物にぶつけるのは初めてだから楽しみだ。。

んーでも上級一発じゃ厳しいかもな~。火が使えればなぁ。

どうしようか。

あっ上級魔法のサイクロンだと1つしか生成されないからトリプルサイクロン!とか。

うーん我ながら芸がないなぁ。

サンダートルネードとかならいいんだけど雷使えないし。今度練習しようか。適性がなくてもできる人はできるらしいし。

てか頭の中が中二病発表会みたいになってる。

この世界に染まりつつあるな...

じゃなくてどうしよう。

うん。よし思いついた。

土魔法で細かい石を生成してそれが拡散するような形にしよう。

そして結局それを3つ。

だってちょっと残ったとか恥ずいしここは確実に。

『トリプルストーンダストストリーム!』

今度技名考える練習しよ。


目の前には3つの20メートル級のサイクロンが細かい石を飛ばしながらゴブリンの集落を暴れていた。

『物理障壁』

こっちにも石が飛んでくるのは考え物だな。

ギャァァァァーーーー

グギィィィーーーー

爽快だなー。きもいけど。




「ギルド長!!!大変です!!!試練の森の奥のほうで巨大な竜巻が3つも急に現れました!!!!」


「なに!?とつぜんか!?なんということだ。このタイミングでそのような自然災害が起こるとは。今日は学生冒険者が多く向かったというのに。いや、もはやそんなレベルではないか」



「領主様!!!!大変です巨大竜巻が同時に3つも出現しました!!!あれがここの町まで来たら一瞬でこの町はなくなると思われます!!!!」


「誠か!すぐにベルリンに伝書鳩を飛ばせ!」


「承知しました!」


「あぁなんということだこのままこの町は滅びてしまうのか。」



「神官様!!」


「騒ぐのではありません。すでに聞きました。神に祈るだけです。」




よしこんなもんかな。

全部アイテムボックスに入れて確認しよう。(生きているものは入らないのでそれを利用するのだ。)

うんうん。全部きれいに入ったな。あとは解体で耳だけ残してもう一回全部出す。

それから疫病を起こしたらだめだから燃やそう。


『ヘルファイヤー』

ボォォッ


あれ、思ったより燃えたなぁ。

あー家とかもあったからか。

森に燃え移らないようにしないと。



「ギルド長!竜巻が消滅しました!!!」


「ほ、本当か、それはよかった。」


「しかしそこから急にあり得ない炎が出現しました。」


「...魔王が動き出したのか?いや、だとしたもこんな街にいるわけがない。なんということだ。森が全焼してしまえば魔物が街に逃げてくるではないか。緊急依頼を発令しろ!!!」


「わかりました!」


「どうなってしまったんだ。」



「領主様!」


「どうなったのだ!!」


「はい。竜巻は消滅したのですが次はそこから急激な炎が出現しました!」


「この世の終わりか」ボソッ



「神官様!」


「ただ祈るのです。平和を祈りなさい。神が答えてくれるでしょう。」



よし、こんなもんかな。

『放水』

よしオッケー

《フェル!帰るから迎えに来て!》

《ワン!》


そうして事件があったときから5分もせずに町に入ったのだった。

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