第11話次のステップ

「以上が報告になります。なので次は外に出る許可をいただきたいのですが。」


「ある程度できるといわれるとは思われていたがそこまでか。危険はないということか?」


「危険は低いと考えていますが絶対とは言い切れません。もし心配ならほかのパーティーメンバーも一緒に行ってもよいのですが...それだと報酬を上げていただかないとしんどいです。」


「なるほど確かにそれは必要だな。君たちの腕を軽んじているわけではないのだが外の魔物はまだ生態系がわかっていないので少し心配だ。報酬を上乗せするから最初はパーティー全員でお願いする孫奐に少し狩をしてもかまわん。」


「わかりましたそのようにします。」


「頼む。」



「いやー。びっくりしたな。私もだけどベノムはすっごく文句言ってたのにまさかあんなにできる子だったとは思わなかったわ。」


「そーだな。あれは化け物だ。」


「まぁなんか失礼になる言い方だし意識して避けてた言葉だけど正直に今の気持ちを言うとあんな化け物がいていいのかって感じだよな。」



ある貴族けの一室

「ルイスがそこまでだとはな。」


「そーね。ステータスを見て多少驚かれるとは思ってたけどあそこまで言われるとは思わなかったですね。」


「あぁ。これはいわゆる貴族としてのステータスとしていく学校に行かず冒険者やそー言う職業につながる学校に行かせたほうがいいかもしれないな。」


「そーね。ルイスがどう考えているのかわからないですけどもう少ししたらその話もしないといけないですね。」



別の部屋では

いやーこれでやっと外で狩ができるようになる。

5年間レベルが上がってないから楽しみだな。

魔力が多いせいか小さい年の割には動けるから1人で訓練したりもしてるし結構ステータス上がると思うんだけど。

楽しみだ!


1人だけのんきなことを考えていたのである。


「今日は連れていてあげらんなくて悪かったな。」


クゥン。ワン


「ごめんって。よし今から散歩行くか!」


ワン!



「遅かったなルイス。」


「フェルが今日一緒に行けなくていじけちゃったからさ。次は連れていくつもりだよ。」


「そのことなんだが少し聞いたとは思うが正式に次は外に出ることになったぞ。一応安全面のために慣れるまではパーティー全員で来てくれることになっている。多少狩で稼ぐことも許したからそのつもりでいてくれ。」


「わかりました。認めていただいてありがとうございます。」

外に出る気満々だったけど許可が下りない場合もあったのか。良かった。


「あぁこのくらいのことは何でもない。さぁご飯にするぞ。」


「うん!」

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