第10話実力は?
ふん!
ベノムは予想外のスピードで接近されたため一瞬体制を崩したがすぐにもち直し反撃に出る。
つい力を入れすぎたと思ったが簡単にはじかれ。そこから打ち合いになる。
カッカッカッ。フン
なんだこの坊主やべーな力は俺のほうが上だがスピードと技術でカバーしてやがるしかし経験がまだ足りない動きが少し単純すぎだ。
このままじゃ負けちゃうかもやっぱりレベルが低くて力が足りないなぁ。身体強化3割で行くか。
一回軽いフェイントを入れて一気に加速だ!
ウワォ!
「ま、まいりました」
今のなんだ!急にスピードが上がりやがった!
「ルイス様。最後身体強化を強くしましたね?それは作戦ですか?」(カーナ)
「えっとー。ベノムさんが思ったより強かったので強化を上げました。」
「なるほど。ちなみに今のは何割くらいですか?」
「3割です。」
「そ、そうですか。」
8割くらいだと思ったのに。何この子。
「これは魔物刈りで経験を積んでいくレベルですね。カーナに魔法を見てもらって今日は終わりって感じですかね。外に出す必要があれば今日の報告で領主様に確認します。」
「そーね。じゃ次は魔法の能力を見させてもらいます。」
「わかりました。」
「まず魔力を感じて放出する感覚を覚えていかないといけないんだけど。私が魔力を放出させるから私の体に触れて魔力を感じてくれる?」
「えっと。中級魔法まではできます。」
「え、ルイス様10歳ですよね...わ、わかりましたルイス様は何属性使えますか?」
「火、水、風、土、闇が使えます。」
「5属性ですか...わ、わかりました上級魔法はここでは練習できないのでまず初級魔法を見せてください。」
何この子。そこそこだ出来る冒険者レベルじゃないの。
「わかりました。」
「ファイヤーボール」ズドォーン
「ウォーターボール」ドシャンッ
「ウィンドウスラッシュ」スパンッ
「ウォール」ズズズズ
「え、詠唱してないように見えたんだけど。」
「はい。詠唱なしでできます。」
「カーナちゃん敬語忘れてますよ?」
「うっさいそれどころじゃない。」
そこそこの冒険者どころじゃないみたいね。
しかも威力も高い。
「今日は顔合わせと実力を見るためだけだったのでこれで終わりにして領主様に報告してきます。」
「わかりました。ありがとうございました。」
「お疲れさまでした。」
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