第6話いざ鑑定の儀

鑑定の儀であまりにぶっ飛んだステータスだとめんどくさいことになりそうだ。

一度ほかの人のステータスを見てみよう。

『鑑定』

ん?父のステータスが見れない。

レベル差がありすぎるとだめなのか。

兄なら大勝負かな?

『鑑定』

ヴォルス=ド=レオン 10歳

辺境伯家長男

人族 レベル3 100/300


体力 85/85

力 105

魔力 60/60


魔法適正なし


スキル

剣術(2)、体術(3)


個性

良政


これはやばい。自分のステータスがおかしいことは一目瞭然だ。


「父様!鑑定の儀はどのように行われるのでしょうか?」


「ああ。ステータスは自分しかわからないぞ人に見せることもできるがあまり見せないほうがいいだろうな。」


「では、自分でステータスを確認できるようにする儀式ということでしょうか?」


「そーだな。鑑定の儀を行うことで自分の将来も見えてくるだろう。」


「そーなのですね。」

それなら安心だな。


「しかし私たち家族には一度確認させてもらうぞ。それによりサポートできることもあるだろうしな。一度レオンにやり方とどのようになっているかを後で見せてもらうつもりだから安心しろ。」


「はい。お気遣いありがとうございます。」


「そろそろ出発したほうがよろしいかと思います。」


「あぁそうするとしよう。皆に伝えてくれ。」


「かしこまりました。」


そのままいくつかの町や村に泊まりながら1か月と少しで王都に到着した。


「来るときに寄った街も栄えていたところがありましたが全然違いますね。」


「そーだな。うちは領地がでかいが魔物の森が多く国境ということで軍に資金を回しているから少し殺風景だからな。」


「いろいろなものを見て回りたいですね。」


「そうだなルイスは初めてだからな、明日のあいさつ回りが終わってから鑑定の儀まで2.3日あるから色々見て回ろうか。」


「はい!」


翌日は、王都にいる貴族にあいさつ回りをした。

そして迎えた王都探索の日服や、アクセサリー屋、ご飯屋に行き冒険者ギルドにも行った。

当時父がお世話になっていたギルド長が変わらず務めていたので案内してもらった。

そうこうしてる間に鑑定の儀当日を迎えた。

これは教会で行われる。


「ようこそおいでくださいました。」


「今日はよろしくお願いします。」


「はい。ではこの水晶に手をかざしてください。そして私にステータスをお与えくださいと念じてください。」


「わかりました。」

私にステータスをお与えください。


《すでに所持しているのでできません。》


え?


《代わりに次の中から能力を選択してください。》


いや。ちょっと


《瞬間移動(スキル)、弓術(スキル)、さっちゃん》

え、なんか意味が分からないけど。とりあえず何か選ぶか...

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