第2話ステータス

知らない天井だ。よく聞く言葉を頭に思い浮かべる。話すことができないからだ。


「ルイス~。パパですよ~」

「ママですよ~」


「あうあう」


「かわいいわね~」


「さすが俺たちの子だ。」


「あうー」

はっきりと両親の顔を認識ることができない。赤ちゃんの目はピントが合わようだ。


「もーおねんねの時間だねー」


だめだ。意識を保てない。



数日後


ここ最近で分かったことがある。まず最初は両親兄弟以外にお世話してくれる人がいるということだ。その人はアマンダと呼ばれていた。平民のはずなのに家政婦を雇う余裕があるのか。疑問が残ることである。が次のことでもしやと思ったことがある。それは神に言われていたことを思い出しステータスと言ったことからである。


ステータスオープン


名前 ヴォルス=ド=ルイス 0歳

人族 レベル1


体力 10/10

力 40

魔力 100/100



魔法適正

火、水、風、土、闇、


スキル

アイテムボックス、鑑定、剣術(7)、体術(7)、魔法創造(10)、詠唱無効、〇¥/×、¥:*?


個性

動物から好かれやすい


ステータスが強いのかはわからない。が名前にドが入っているということがわかる。これはドイツの貴族につくものだ。ここからもしかしてポンコツ女神が間違えたのかもということだ。これの考察は読めないスキルがあることからも正しいかもしれない。まぁ大きな問題はないだろう。



優しい両親と5歳ほど歳が離れている兄が私の家族だろう。

私は優しいみんなにかまってもらい愛情を受け、しかし少し暇な1年を過ごした。

ハイハイができるようになり、片言だが話すことができるようになった。


この時から魔法の練習をしようと思い兄に頼んではもうの本を読んでもらっている。

自分で読もうと思ったが読めなかったので兄に頼んでいる。絶賛字習得中である。

この年でハイハイができ、話すことができることを皆驚いている。だから魔法の本を読んでくれているのだろう。頭がよくないと魔法使いになれないからだ。


「魔法には、火、水、風、土、光、闇がある。光は回復だね。浄化もできるみたい。それで魔法を使うにはまず体の中で魔力を感じるそのあとその属性に強く結びつく言葉を読んで発動させるんだよ。詠唱は、今のルイスには少し難しいかな~」


「はぁい。きょうも、あり、がと。」

詠唱について詳しく聞かないのは、私には詠唱無効だあるからである。

しかし詠唱がいらないといってもどんな技かわからないと練習はできない。


「そ、いえば、どんなまほ、うがある、の?」


「どの属性について聞きたいんだい?」


部屋でもどきるものがいいな。水か風だな。んー。両方聞けばいいか。

「みず、とかじぇ」

あ、かんだ


「えっとね~。ウォーターボールとウィンドウスラッシュだね。」


「へぇー。ありが、と」


「いいよ。今日は終りね。また明日やろう。」


「うん!」


どっちも成功したら部屋がぐちゃぐちゃになりそうだな。攻撃じゃなくてただ風を起こすみたいにできないのか?

よし、挑戦してみよう!

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