後書き

キャラクター紹介とか裏設定とか その1

 くぅ~疲れました。これにて完結です!

 ただ、投稿自体はもうちょっとだけ続くのじゃ。


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 さて、と言うわけでタイトル通りです。

 ちょっとした裏話とかキャラクター紹介第一回。

 

 ただ淡々と紹介するのも味気ないので裏話多めにしております。楽しんでいただけたら幸いです。


◆インヴェルノ(フィンブルヴェトル)

 この物語の主人公。通称「魔獣さん」。

 この作品のキャラクター達には「童話」モチーフ、「とある財団の収容物(知らない方はSCPで検索ゥ!)」モチーフが組み合わされて書かれていますが(魔女なら「タロットカード」モチーフも)、彼の元童話はもちろん「美女と野獣」……かと思ったか!?

 

 バカめ! まんまと騙されおって!!

 

「 ノ ー ト ル ダ ム の 鐘 」 だ よ !!

 

 はい。暴言はここまでにして(謝罪)。

 この物語の基本骨格は、冒頭だけ美女と野獣ですが全体的にはノートルダムの鐘(ディ〇ニー版)となっています。

 

 そう言った視点で見れば、

  魔獣 → カジモド

  ソフィア → エスメラルダ

  黒騎士 → フロロー判事(ちなみに本名はクロード・フロロー)

  アレックス → フィーバス隊長

 という裏の構造もお気づきになるでしょう。

 

 ちなみに、このことを知っていた知人からは、「幕間 黒騎士の末裔」にて「黒騎士がめっちゃヘルファイアー(※)してる」との感想をいただきました(笑)。

(※ディ〇ニー版のノートルダムの鐘において、ヒロインに恋をしたフロロー判事が「地獄の炎=ヘルファイアーが私を焼くのだあ!」と熱唱するシーンがある)


 収容物のほうのオマージュ元は、言うまでもなく不死身のクソトカゲさん。

「全ての命を憎んだ」とか、星詠みの魔女戦とか、随所にしっかりと面影を残しています。

 あとは、バックストーリーの「死」関連から連想して、冬・氷属性といったキャラ付けを追加して今のキャラが完成した感じですね。

 

 見た目が氷属性ジン〇ウガなのは、作者の趣味です。バトルシーンの動きなんかはかなり参考にさせてもらっています。

 ただ、二足歩行したり手の形の関係上、骨格的にはラー〇ャンのほうが近いかも。

 つまり、ラー〇ャンにジン〇ウガの頭と尻尾をくっつけて凍らせたのが主人公ってことです(笑)。




◆ステラ・ラピス(星詠みの魔女)

 まさかの二番バッター。結局作中のキャラをほぼ思い通りに動かし切った強キャラ。

 なぜ彼女を二番目に紹介するかと言うと――実は、この物語の主人公は、もともと彼女だったのです(爆)。

 

 ちなみに初期の構想では「複雑な出自を持った主人公が、様々な怪物と契約し従え、仲間と共に強大な敵を打ち倒す」といった王道ストーリーでした。

 まあ、書く前に「あっ、これまとまらないやつだ」と思ったため、怪物の一人にフォーカスを当てた話として作り直したわけですが。世界観はそのまま引き継いでいます。

 

 つまり今作をアベン〇ャーズで例えるなら「ハ〇クが仲間になったぞ!」、封神演義(藤崎竜版)なら「ナタクが仲間になったぞ!」的なお話だったわけです。

 

 また、序盤で妙にDoD推しだったのは、最終決戦場が日本だった名残ですね(邪神が地球に行く可能性は作中最後で示唆されている)。

 

 魔獣「ここが、神の国なのか……?」

 星詠みの魔女「いや、貴方の故郷ですよね?」

 魔獣「お約束的に言っとくべきかなって」

 ……的なパロディネタが、続いたらあるかもしれません。

 

 童話モチーフは特になし。

 強いて言えば、仲間を増やして目的達成系の「桃太郎(犬ポジションに主人公)」とか「西遊記」になるんでしょうかね?


 収容物モチーフは目を逸らすと首の骨をへし折ってくる彫刻さん(+目の中に宇宙がある少女)。

 ただ、「見られている間は動けない」だとどうしようもないので「見られていない間は無敵」に改変。

 しかし、見られても弱体化するわけではなく、邪神としての存在が確定するので(精神が邪神寄りになるとかデメリットもありますが)むしろ強くなるという……。

 

 もう隠す気もなくなってますが、はい。彼女の出自は邪神サイドです。

 本当の姿はSAN値チェック! です。

 スキュラ娘やゾーラ族、あと触手に萌えられない限り、踊り子のような見た目に騙されると痛い目を見るでしょう。

 

 タロットカードは言うまでもなく「星」担当。

 これは、彼女がつないだ「希望」の物語。続きが語られる日は訪れるのでしょうか?




◆ドロシー(放浪の魔女)

 美女と野獣の魔女ポジション。

 童話モチーフは「オズの魔法使い」より、まんまドロシー(異世界に行ける繋がり)。

 ただし、「(自分の考えがない)脳みその無いカカシ」「(ブラック企業のせいで)心がないブリキの木こり」「(自分の意志で行動する)勇気のないライオン」役は全て主人公が兼任しています。

 

 あと、一応収容物のオマージュ元もありますが……あのお爺ちゃんって、性格が悪いから怖いだけで、そうじゃないとただのテレポートできる老人なんですよね……。

 作中あまり活かされなかった設定です。

 

 タロットカードは「愚者」担当。彼女は何者にも捕らわれないし、囚われません。

 生まれつき「絶対的な自由」という特殊能力を持っており、それ故に異世界でも自由に行き来できましたが……そのせいで放浪を余儀なくされ、誰とも深くかかわれず、心身ともに成長ができなかった「永遠の少女」でした。

 

 実は精神年齢もほぼ見た目通りで、のじゃロリ口調は年配っぽく見せるためのキャラ作り。

 さらに、誰の記憶にも残り続けることができず、定期的に会わなければそのまま忘れ去られるという暗い設定も背負っています。

 

 収容不可能という意味では間違いなくケテル(収容物ネタ)なうえ、時間経過やただの受動的な経験では精神が成長しないため彼女は魔女の間でも危険視されるフリーダムでした。

 ですが、そんな彼女が変わる切っ掛けとなったのは、とある異世界での出会いと、小さな冒険だったのです。


 やんちゃだった頃のドロシー過去編「放浪の魔法使い ~エメラルドの神殿を目指して~」に乞うご期待!(公開予定未定)




◆ソフィア・エリファス・レヴィオール

 今作のメインヒロイン。

 元ネタはベル(美女と野獣)+サンブリーナ(親指姫)だったんですが、配役的にはエスメラルダ(ノートルダムの鐘)だったので褐色ヒロインに決定しました。

 さらに加えて、血縁関係のある鎖の魔女がタロットカードの「悪魔」担当となったため、バフォメット族として現在の姿が完成しました。

 

 名前の由来は知恵の女神ソピアー(ソフィア)。彼女を語源として、悪魔に貶められた存在がバフォメットです(諸説あり)。

 ミドルネーム以降は、バフォメットとして有名なヤギ頭の姿を最初に描いたエリファス・レヴィが由来。

 

 ちなみに裏設定として、魔獣が初対面でほぼ一目惚れ状態となったのは、額の宝石に宿る魔力のせいです。

 魔力=存在の価値=魅力と言った感じで、異世界出身で特濃魔力に免疫の無かった主人公がそれに当てられてしまったという感じですね。

 

 結構異形ヒロインなのに主人公があっさり惚れたあたり違和感があった方もいるかもしれませんが、そういう裏設定があったんですね。

 もちろんその後は彼女自身の内面の魅力に惹かれているわけですが……まあ、主人公がヒロインに惚れないと、話が始まりませんから(仕方ないね)。

 

 また、蒼シカの肉を見て「とってもとってもおいしそう」となったのは、同じように魔力に惹きつけられたからです。

 つまりタイミングが悪ければ、ソフィアのことも「食材として」魅力的……なんて展開があったかもしれません(笑)。

 

 能力的には結界と回復というテンプレ聖女。

 ですが作者的には、流されるだけじゃない精神的な強さと優しさを表現できたキャラだと思います。


 ソフィアたんマジ聖女。




◆ペトラ

 通称クソウサギ。今作の便利キャラ枠その1。

 とにかく要所要所で、地味だけど重要な役割を果たしたキャラです。

 

 この子は完全に主人公のおまけというか、主人公の元ネタがひたすら逃げの一手を打った雑食ウサギのオマージュですね。

 だから主人公は、どれだけ強くなっても、この子には絶対勝てません。

 運命がそう決まっているのです(笑)。

 

 ただ、この子はウサギの中でも特別強く、ウサギ魔獣のユニーク種という設定です(う~ん、このわざとらしいなろう味!)。

 種を越えた強さを持って生まれてしまった彼女は、いつも独りぼっち。そんな彼女と対等に戦えたのは、ある日突然現れた大きな黒いオオカミさんでした。

 

 不死身の再生能力を持つ彼は、オオカミのクセに群れの仲間が居ません。そこで彼女は思いました。

 

「なんだ? おまえもひとりぼっちなのか?」


 ウサギは仲間ができたように感じ、嬉しくなって毎日オオカミさんと遊ぶようになりました(フルボッコにされる魔獣)。

 なのに、そのオオカミはすでに人間の女の子を自分の縄張りに連れ込んでいて……。

 

 なんだかんだで、その女の子とも仲良くなって……。

 

 でも、その女の子は人間の男の子とになって出て行ってしまって……。

 

 

「しかたないな。あたいがいっしょにいてやるよ」



 ――まさかのツンデレヒロイン枠!?

 ペトラ視点の物語「はぐれウサギと孤独なオオカミ」に乞うご期待!(公開予定未定)




 今回はここまで。

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