第8話:友情エンドの為に神の性癖を開発することにしました。

 説明しよう。

 「書の精・性癖開拓計画」とは、「男女のカップルによる『真実の愛』によってのみゲームをクリアできる」という理不尽なルールを改変すべく、書の精をあらゆる物語の沼に鎮めて新たな性癖の扉を開かせようという完璧な計画なのである!


「いい? 書の精は世界設計図以外にも人々の間で注目されている書物を読むことがありますわ! それを利用して、男女の恋愛以外にも様々な愛の種類があることを理解させますのよ!」


 私は自信満々で計画を発表させたが、リデルはジトッとした目つきで溜息をつくだけだった。


「ゲルダ。それは無理があります。私も正確な数を把握してはいませんが……民間から出版された本の中で書の精が読む物として選ばれる本はほんの僅かです」


「可能性が低いからといって諦めてなんていられませんわ! そもそも男女の恋愛以外は『真実の愛』として認めないだなんて、頭が硬すぎるんですのよ! 友愛も慈愛も兄弟愛も家族愛も同性愛も偶像愛も愛のうちですわ! キイーッ!!!」


 私は昼間の出来事を思い返しながら、ハンカチを噛んで地団駄を踏んだ。リデルは最初は私の言動に呆れ果てていたが、徐々に本音を話し始めた。


「その……、男女の恋愛しか認められないことに対する不満は、わかりますけど」


「でしょでしょ!? 時代錯誤も甚だしいですわ! 書の精ってヤツは『書の精』なんて名前の癖に読書量が足りなすぎますわ! 愛の多様性くらい、いろんな本を読めばすぐわかりますのに!」


「そうなんですよ。全く……。聞いてくださいよ。私がゲルダと出会う前のループの時なんて、冬の生誕祭までたどりついて、あとは『真実の愛』を誓うだけってところまでいったんです。それなのに書の精が私の心を読んでくるものだから、私の性癖がバレて、『真実の愛』として認めてもらえなくてバッドエンドになったんですよ?」


「はぁー!? 人の心を読んでまでNG判定を出すなんて、いっぺんどついてやらなきゃ気が済まないようですわね!」


 ひとしきり愚痴を吐いて気が晴れた後、私はあらためて宣言する。


「というわけで、友情に限らず、さまざまな愛にまつわる書物を集めて、書の精に読ませるんですわ!」


だが、リデルは冷静に考え込んだ末にこう答えた。


「作戦を全否定するわけではありませんが……やはり現状のままでは、実現は困難かと思います」


「なぜですの?」


「様々な愛……とは言いますが、愛にも万人受けするジャンルとそうでないジャンルがあります。例えば先程の例ですと、家族愛の物語はこの世界でもヒットしやすいですが、同性愛の物語は苦手な人も多いため、知る人ぞ知るアンダーグラウンド的なジャンルとして扱われがちです。書の精が読む物として選ばれるほどのヒット作を見つけるのは難しいですよ」


リデルの言葉にも一理ある。一冊ではなく、様々な種類の愛情の物語を全て読ませるとなると大変困難だ。


「更に、」


「まだありますの?」


「はい。そもそも、書の精にそのような多様な愛を理解するような情緒が存在するのでしょうか? 書の精はいわば神様で、世界の仕組みですよ。ヒトとは全く違う精神性を持った、相互理解不能の機関かもしれませんよ」


私は、これまでの書の精に関する出来事を振り返ってみた後、力強く答えた。


「情緒はありますわ! そうでなければ、『真実の愛』を求めたりするはずがありませんもの!」


「そ、それはたしかに……」


 そうだ、書の精はなぜか「真実の愛」に妙なこだわりを見せていた。それこそ、ただの民衆の噂話のようなことに、直接介入し、神としての力を行使して祝福するほどだ。このことに、何の意味も無いはずがない。私の話を聞いたリデルは少し考えを改めたのか、こう答えた。


「そうですね……でしたら、ルードヴィヒ様にも相談してみてはいかがでしょうか。書の精のことだったら、私よりもルードヴィヒ様の方が詳しいはずです」


最近のルードヴィヒの行動には怪しい点が多いため、正直あまり会いたくはなかったのだが、計画のブラッシュアップのためにはやむおえなかった。



 翌日、私はルードヴィヒとハンスを呼び出し、「書の精・性癖開発計画」の詳細を説明した。ハンスも呼び出した理由は、計画を実行に移す際にどのみち巻き込むことになると思われるため、早めに説明しておいたほうが手間が省けると思ったからだ。

 計画を聞き終えると、ルードヴィヒは即座にこう言った。


「無理だな」


「なぜですの!?」


「そもそも、書の精に世界設計図以外の書物を読ませるのは、書の精に自分が生み出した世界がどのような状況なのか把握させるためだ。つまり、学習の為であって娯楽の為じゃない」


「ですから、多様な愛を学ばせる為の計画ですのよ」


「それはお前の理由であって、書の精とその取り巻きにとっての理由にはならない。何が言いたいかっていうとな、娯楽ではなく学習のためである以上、書の精が読む民間の書物の中で、小説が占める割合は圧倒的に少ないんだよ」


 私は口を大きくがぼんと開けて黙り込んだ。ようやく事の難しさを理解した。そもそも民間から選出される本の数自体が少なく、そこから更に小説の割合が少ないとなると、実現は更に困難になる。リデルが溜息をつくわけだ。


「じゃ、じゃあ、書物の選出基準とかはありますの? こういった本は読んでもらわなければならないとか!」


「世界の歴史を変えるような書物だな。巨大な戦争とか、天変地異とか。革命とか。ああ、あんまり昔のものは意味が無いぜ? そういうのは起こってからなるべく早く理解させる為に読ませてるから」


 私はがっくりとうなだれた。いくら悪役令嬢といえど、一人で戦争を起こすほどの力は無い。もしそれを実行してしまえば、書の精に本を読ませる前に自分の死刑が実行されるだろう。このようなところで本来の死亡フラグを回収するわけにはいかなかった。

 すると、ハンスが怪訝な表情で尋ねた。


「ところでゲルダ様、一つお聞きしてもよろしいでしょうか」


「なあに?」


「なぜ、書の精から『友達』という形で祝福をいただくことにそこまでこだわるのですか? 書の精がゲルダ様とリデルさんの友情を認めなくても、他に認めてくださる方はたくさんいらっしゃると思いますが……」


 ハンスには既に数えきれないほど世話になっており、きっと今後も返しきれないほどの恩を創ることになるだろう。私は、この世界がゲームであることや、自分とリデルの運命についてきちんと説明しておきたかった。……だが、できなかった。リデルが以前、「ハンスたちの前では言動に制限がかかっている」という話をしていた。このゲームルールの話は規制対象の可能性がある。規制を破った時に何が起こるかわからない以上、安易に何でも話すわけにはいかなかった。


「……ごめんなさい、ハンス。今は、話せませんの」


「なぜですか」


「事情があるの。破ったら、何が起こるかわからないような事情が。いずれ作戦を立てて、場を整えて説明するから。それまで待っててほしいですわ」


 ハンスは少し寂しそうな表情でこちらを見つめていたが、しばらく考え込んだ後に、深く頷いた。


「承知いたしました。ゲルダ様なりに、誰も傷つかぬように考えて行動なさっているのですね。でしたら、ゲルダ様の準備ができる時まで、お待ちしております」


「……ごめんね。ほんと、良い奴すぎて困っちゃうわ」


思わず、お嬢様口調の演技が溶けてしまっていた。



 ルードヴィヒたちと話し合っても、結局「現状のままでは書の精に多様な愛を理解させることは難しい」以上の結論は出なかった。私は項垂れながら再びリデルの部屋の扉を叩いた。


「只今戻りましたわ……」


 扉の向こうでバタバタと音がした後、リデルが扉を開いた。


「おかえりなさい。今にも頭から苔が生えそうな落ち込みっぷりですね。やはり、反対されたんですか?」


「そうですの。無理って言われましたわ……」


「それはそうでしょうね……」


 私は不貞腐れながら床に寝そべった。「友情エンド計画」に続き、「書の精・性癖開発計画」も暗礁に乗り上げてしまった。ジャンパースカートの制服のまま、足をバタバタさせながら転がっていると、一枚の紙に足が当たった。


「あ、あああああーーーーーーーッ!!!!」


 私が紙を拾い上げるより先に、リデルがその紙を奪い取って机の中に隠した。今すぐ忍者の世界に異世界転生しても生きていけそうな俊敏さだった。


「す、すごい勢いで隠しましたわね……見られたくない物なんですの?」


「は、はい。まあ……ちょっと、恥ずかしいので……」


「そんなに? あれですの、リデルの好きなナイスミドルに関わる何かとか?」


「…………」


 リデルは顔を真っ赤に染め、頭からコートを被って隠れていた。どうやら図星のようだ。部屋の隅で小動物のように縮こまったまま、動かなかった。


「い、言いたくないなら無理にとはいいませんけど……、あの紙はなんだったんですの?」


「そ、その、イラストですよ。趣味で描いた……」


 イラスト! 私は瞳を輝かせて飛び起きた。私は前世でイラストを描くのも見るのも大好きだった。決して絵を描くことが上手いとはいえなかったが、好きなキャラクターの絵を模写したり、好きな漫画家やイラストレーターの絵を鑑賞したりしていたものだ。


「ええーっ、リデル、イラストが描けますの!?」


「しゅ、趣味程度ですよ。全然上手くもありませんし……。ループを繰り返していると、推しの妄想くらいしか癒やしがありませんので、時々一人で理想のおじ様のイラストや漫画を描いて遊んでたんです」


「えーっ、漫画も描けますの!? すごいですわ見たいですわ!!」


 私はリデルが被っていたコートを剥ぎ取った。リデルはまだダンゴムシのように丸まったまま、床に転がっている。


「無神経なことを言われたくないので、あんまり人に見せたくありません」


「い、言いませんわ! 私も前世ではちょっとだけイラストを描いてましたの。下手くそでしたけど……。ですから、絵を描く方が言われて嫌なことは理解してるつもりですわ!」


 リデルはようやく起き上がり、ぶすっとした表情を浮かべた。そして、私を引きずってクローゼットの中にしまいこみ、頭から毛布をかけて扉を閉めた。


「え、えええっ!? なんでしまわれちゃいましたの!? べ、別に無理強いする気はありませんから、しまわないでくださいまし!」


「今、見せるものを選びますから、三分待ってください」


 私は大人しく毛布を被ったまま、クローゼットの中で待ち続けた。数分後、クローゼットの扉が開いた。


「もういいですよ」


 私は毛布を剥ぎ取り、机の上に並べられた数枚のイラストと漫画を見た。

 結論から言うと、リデルは神絵師だった。青年誌のバトル漫画のような勢いのあるタッチだが、デッサンもしっかりと整っているし、骨格にも違和感が無い。更に、バストアップは勿論のこと、あおり、俯瞰のどのカメラワークでも魅力ある絵になっている。手や足などの細かい体のパーツだけ見てもキャラクターの年齢をしっかりと表現できていた。

 恐るべし、ヒロイン。恐るべし、タイムリープによって鍛え上げられた妄想の出力解像度。

 私は鼻が紙に付きそうなほどに顔を紙に近づけた。紙の中では、リデルの理想のおじ様とお爺様が、熱烈に抱き合ったりキスしたりしていた。

リデルは段々と恥ずかしくなってきたのか、私からイラストを取り上げて隠してしまった。


「も、もういいでしょう。私の趣味が万人受けしないことくらい知ってますし……」


「素晴らしいですわ!」


 私はリデルの手を掴み、瞳を見つめながらリデルを褒め称えた。


「すごいですわ、完全に神絵師じゃありませんの! 私、あなたの絵、すごく好きですわよ! 特にこう、この体格とか、手とか! 若者とは一味違う趣きといいますか、素晴らしい表現力ですわよ!」


「も、もう、お世辞はよしてください!」


「お世辞じゃありませんわよ! 自分が好きなものを、趣味が違う人にも良さが伝わるほどに魅力的に表現できるなんて、誇るべき才能じゃありませんの。若い少年少女を描ける方はたくさんいますけど、おじ様やお爺様をこれほどカッコ良く描ける方はそう多くはありませんわ。きっとリデルがおじ様好きだったからこそ、これほどの表現力が鍛え上げられたのでしょうね」


「あーもう、余計恥ずかしいです! 褒めても何も出ませんよ!?」


 私はリデルの絵の素晴らしさを精一杯表現したつもりだったのだが、当のリデルは益々恥ずかしそうに絵をしまいこんでしまった。

 私はリデルの絵を思い出しながら、部屋の中をぐるぐると歩き回った。


「それにしても、絵、絵……なんか引っかかるんですのよね……」


 私は転生してから初めてイラストを見た。そのため、リデルのイラストを見た時はとても新鮮な感覚だった。だが、その感覚を今の今まで味わってこなかったこと自体に違和感を感じた。


「引っかかるって、何がですか?」


「なんだか、ものすごく久しぶりにイラストを見たような気がするんですのよ。こんなに物語との縁が深い世界なのに……」


「それが、そんなに気になりますか? まあたしかに、この世界は物語と関わりが深いですけど、その表現方法は小説ばかりみたいなところがありますけどね」


 その言葉で、私は閃いた。そうだ、先日リデルたちと出かけた際に購入した本だ。私は即座にリデルの部屋を出て、自分の部屋から「鏡の国の女王」の本を取って戻ってきた。私は本を開き、リデルに突きつけた。


「わかった、違和感の正体がわかりましたわ!」


「どうしたんですか突然……」


「この『鏡の国の女王』! これは児童書だと言いましたわよね。けれど、この本には殆ど絵が載ってないんですのよ! 端っこに小さく描かれてるだけなんですわ。字を読むことも大切ですけれど、もっと絵の量も増やしたほうが、幼い子供でも物語を楽しめるのではなくて?」


「え!? たしかにそうかもしれませんが……でも、この世界の物語は表現媒体が文字の物ばかりですよ。人々にとって馴染みが無いのでは……?」


 私はメモを取り、リデルの話を真剣に聞き始めた。イラスト。これは「書の精・性癖開拓作戦」の重要な突破口になると感じたのだ。


「馴染みが無い! むしろチャンスですわ。イラストをふんだんに使用した印刷物……いえ、もう漫画にまでしたほうがインパクトがありますわね。それを民衆の間に流行らせる! これはこの世界にとって新たな物語の表現方法になりますわ!」


「いや、待ってください。漫画を流行らせて、一体何になるんですか」


私は窓にかけられていたレースのカーテンを開き、書の精の神殿を指した。


「世界の歴史を変える書物は、書の精が読む物として選ばれるでしょ?」


窓から太陽の光が射し込み、二人を照らした。リデルの瞳が光を受けてきらきらと輝いていた。


「ほ、本気ですか? 本気で、世界の仕組みを変える為に、私の漫画で歴史を変えるつもりなんですか!?」


 私は、この時初めて「悪役令嬢も悪くない」と思った。リデルの声色には間違いなく「そんなことできっこない」というニュアンスが込められていたが、絶望感は一切無かった。むしろ、全身からやる気が満ち溢れていた。根拠の無い自信が私を突き動かす。行動が、次のアイディアを生む。

 私は立ち上がり、腰に手を当てて胸を張り、高らかに宣言した。


「当然ですわ。『書の精・性癖開拓作戦』、始動ですわよ。オーッホッホッホ!!!」



 作戦の概要が決まったところで、次は作戦の具体的な流れを決めていかなければならない。私たちは、まず漫画について知ってもらうところから始めなければならないのだ。

 作戦は①漫画について知ってもらう②漫画を出版する③漫画を流通させ、多くの人に読んでもらう④漫画という新しい文化の形成へと繋げていく……の順だ。だが、期間が一年以内である以上、④に関してはせいぜい文化形成に関わるような話題作りをする……くらいが限界だろう。


「まず、①についてですけど、これは読者になりうる一般の人々だけではなく、出版に関わる人にも知っていただく必要がありますわ。この世界、印刷や製本の技術はあるんですわよね?」


「はい。なんせ、書物が生活の根幹に関わってますから。探せば、本を印刷してくれるような企業もあるはずですよ」


「なるほど……。ところで今のうちに確認しておきたいのですけれど、リデルって普通の少年少女は描けますの?」


 すると、リデルは紙とペンとインクを取り出し、何かを描き始めた。暫くして、十代後半の少年と少女のラフスケッチが完成した。リデルの趣味からは外れているキャラクターのはずだが、そのことを感じさせないほどに魅力的だった。


「こんな感じでしたら。絵を描き始めた頃は少年少女から練習しました。今とは趣味も違いましたしね」


「さすが、神絵師は何を描いても神ですわ。書の精の『読んだものを現実化する力』のように、あなたに『描いたものを現実化する力』があったら、きっと今すぐ新世界の神になれますわよ」


「あ……ありがとうございます。そんな大袈裟な……」


 私はリデルが描いた少年少女のイラストを見て考えこんだ。この世界に漫画を流行させるとなると、多くの人の心を掴み、受け入れてもらえるような要素が必要だ。とはいえ、この世界ではまず漫画やアニメのようなイラスト自体に馴染みが無い。ただ読者に共感してもらいやすい少年少女を描いただけでは、流行を作ることはできないだろう。この世界の人々に馴染み深く、且つイラストとの親和性がありそうなもの──その時、「鏡の国の女王」の本が目に留まった。


「そうだ、これですわ。リデル、この『鏡の国の女王』の一場面を漫画にしてくださらない? 1ページでかまいませんから!」


「え? 描いたとして、それをどうするんですか?」


「同級生に見せますわ。流行らせるなら、まずは身近なところからですわ!」


「え、えええええっ、ちょっと!」


 リデルは大声をあげて震え上がった。


「私が同級生からいじめられていたこと、忘れたんですか? 」


「たしかに。いじめのネタになってしまっては意味がありませんわね……これは却下ですわ。いえ、そもそもリデルは周囲から『書の精の声が聞こえる特別な人』と思われがちですわ。この場合、私たちが広めたいものは漫画であって、リデルという人ではありませんから……最初はリデルの名前は伏せておいたほうがいいかもしれませんわね。となると、匿名? 匿名で漫画を描いてもらい、あちこちで……」


 私はぶつぶつと呟きながら作戦を考えた。まずは漫画を描いてもらわなければ始まらない。その為には結構な時間と手間がかかるため、タダ働きをさせるわけにはいかないだろう。そして、多くの人に見てもらうためには印刷をしなけれはならない。そして出来上がった漫画を公開したり流通させる場所が必要だ。ひとまずわかったことは──とにかく金がかかるということだった。


「これは、悪役令嬢のメリットをフル活用しなけれはなりませんわね?」


 悪役令嬢とは、紛いなりにも「令嬢」である。今こそ、実家の地位と財力をフル活用する時だった。

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