第5話 ターニングポイント
ハローワークは、電車で三つ先の駅。
たったそれだけのことなのに、あぶら汗をかきながら、どぶねずみたちを手懐けるよう必死の私。
一通りの手続きを終え、自己都合での退職扱いの私が雇用保険を受け取れるのは、3ヶ月後と。ただ、病気による退職の場合は、診断書の提出で3週間の待機終了後からとの話に、診断書の提出という新たな問題が発生した。
この診断書の提出いかんで、国保の納税額も変わるので、金欠の私としては、何としても診断書を手に入れなければならない。
しかし、私が通院していた病院までは、行くだけでも半日掛かることが予想され、体調を考えると、とても容易な事ではないことは推測された。
なんとかしなければ。。
そんな中、ハローワークの職員の方から、カウンセリングの方が常駐している事を教えていただく。
カウンセリング?悩み相談?
大して悩みはないけど、いろいろ新しい土地での情報収集としても、就活のアドバイスを貰えると思い、予約をすることにした。
この判断によって、私の人生の転機となる、林さんとの出会いが待っていたのである。
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