にー。

プロローグ

俺達の関係は最初から歪んで壊れていた。


全部俺が壊した。俺が歪ました。

だってそうでもしなきゃ


君は俺を見てなんてくれなかった。

君は俺を意識なんてしてくれなかった。


俺にとってそれは何よりも耐えられなかった。

怒りでも憎しみでもいいから俺を意識してほしかった。

俺で君をいっぱいにしたかった。


俺にとって君は光で希望でかけがえのないモノだった。


だけど、君にとって俺は…………何だったんだろうね。



君にとっては俺と出会った事が最も不幸な事で

俺と出逢わなければ幸せに生きれたのかもね。


だけど、ごめんね。

俺は君を見つけてしまった。

俺は君を欲してしまった。

もう抑える事なんて出来ないんだ。

手放す事なんてできないんだ。


君を手放す時は俺が…………………だよ。



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