時雨の誕生日

少し肌寒くなってきた秋の朝、志門と時雨は登校していた。


「そういえば時雨今日誕生日だよな。おめでとう」


「志門覚えててくれたの!ありがと。」


「勿論だ。時雨の誕生日を忘れるわけないだろ」


「ありがとう。志門、大好き!」


そして、二人は話しながら教室は入っていった。


「おはよう。志門、時雨」


「「おはよう雷電(鳴神君)」」


「聞いてくれよ雷電。今日は時雨の誕生日なんだ。だから一緒に誕生日パーティーしよう」


「いいぜ。何時からやる?樹村も呼ぶか?」


そして志門たちは時雨の誕生日パーティーの打ち合わせを始めた。


ーーー今宵家 18:00ーーーーーーーーーーーーー


「時雨誕生日おめでとう」


志門の音頭にみんなが声を合わせた


「「「おめでとー」


「みんなありがとう」


「樹村、急に準備してくれてありがとな」


「いえ、僕からの誕生日プレゼントですから」


志門たちの視線の先には樹村食堂の料理が並べられていた。


「じゃあ、樹村からの誕生日プレゼントの料理を食べる前にみんなからの誕生日プレゼントを受け取ってくれ」


「じゃあ、まず俺からだな。」


そう言って雷電が渡したのは、モバイルバッテリーだった。


「能力で充電してあるから、1週間くらいは充電しなくても使えるからな。」


こうしてみんなからプレゼントを受け取り、楽しい時間は過ぎていった。


ーーー今宵家2階ベランダ 19:30ーーーーーーーーーーーーー


「志門、今日は楽しかった」


「ああ、楽しくてよかった。これは俺からの誕生日プレゼントだ」


「開けて良い?」


「勿論だ」


時雨は志門からのプレゼントを嬉しそうに開けた。


「あっ!これバトルロイヤルスクールじゃない、人気で予約できなかったのに大変だったんじゃないの?」


「時雨が欲しがってたからな」


「志門ありがとう!」


時雨はそう言って志門に抱きついた。

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