偏思痛

丸いものなら

転がりやすいと

無邪気な君は

指輪を転がした


重ね合わせた日々ならば

近くになった木の実ならば

触れあうことができると

僕の勘違いか


君にとって大事なものだって

嫌いになっちゃうこともある

分かってくれないよな


二つの涙は多分別の色をしたね

最後に言う台詞はどうしようかな


悲しい水溜まり

風に嘆いて

僕がそんなに可哀想かよ


いつもなら

ここから叫ぶのに

なぜだろう

今日はふざけてる

ずっとふざけてる

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