長月さんが駄弁るだけ。植物戦争終結編
植物戦争にピリオドを打つ日が来た。
盛者必衰の理を表すとはまさにこのこと。
盛りを終えたキュウリは完全撤去され、鉢植えは更地となる。
花を咲かせたオカワカメは「垂れてる感じがアマビエ様の髪みたい」by父の感想と共に葬られた。
次々地攻略していく家主一行に立ちはだかったのは、ラスボスことアサガオだ。
9月になってから勢いを取り戻し、どこまでも勢力を広げていた。てか、まったく無関係の南天にまで迷惑かけてんじゃねえ。可哀想だろが。
だが、それも今日で終わりだ。
ツルをハサミで切り落とし、種も収穫。
来年は管理をしっかりしないといけないと思いました(小並感)。
アサガオの処理が終わった後、綿や麻のハンカチを好きなように輪ゴムで縛る。そのまま入れてもビー玉を包んでも割り箸で挟むのでもいいよ。
お好きなように縛り上げ、水を入れた鍋に火をかけて煮ていきます。
そして花だ。ラッパ状に咲かせた花の色は夏休みデビューを果たした高校生並みに色が変わったように思ったけど、まあ、どうでもいいや。
全員ミンチになるだけだし。
冷凍地獄に封印していた奴らもまとめてフードプロセッサーで切り刻む。ミキサーでも代用できるよ。
ない人はみじんぎりで頑張りましょう。
細かく切ったアサガオを排水溝ネットにいれ、もう一つの鍋で色を出していきます。
ハイ、これで染め物の準備はオッケーです。
色鮮やかに仕上げるクエン酸はドラッグストア、染めた色を固定するミョウバンはスーパーで入手できるぞ。
で、アサガオがいい感じに煮たったらクエン酸を入れましょう。綺麗に色が変わったところで、ゆるく絞ったハンカチを漬ける。ラップをして一晩くらい放置しましょう。
放置したハンカチ漬けにミョウバンを入れます。
ハイ、色がまた変わりましたね。
またコイツを2、30分ほど放置。
いい感じになったら水で軽く洗って、がんじがらめのゴムから解放してあげます。
綺麗に模様がつきました〜♪
後は干すだけです。乾いた後は軽くアイロンしてあげるといいかもしれません。
一方その頃、冬野菜たちが襲撃に向けて準備していることを私はまだ知る由もなかったのである。
なんてね? まあ、そんな感じのうちの庭でした。
何かあったら追って報告しまーす。
短いので音楽はありません。
それでは本日のお相手は長月さんでした。
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