2022ー4/3 週刊カクヨム 最終回 + 定期刊誌カクヨム創刊

1 週刊カクヨムよりおしらせ


 まず、唐突に最終回を迎えることになった週刊カクヨムに驚かれた方もいると思います。ご心配をお掛けすることまことに申し訳ございません。


 残念ながら毎週刊行を目指して頑張ってきた週刊カクヨムも今回で最終回となります。まことに勝手な判断ではありますがご了承いただきたく存じます。


 とはいえ、このような企画をやめるというわけではありません。最終回の理由を述べる前に、前向きな話をしたいと思います。


 今後は週刊をやめ、毎月10日、30日(2月は月末日)の月2回の開催で行っていきたいと思っています。さらに月刊カクヨムも統合して、20日を定期刊行誌カクヨム完結作品特集回、と致し、合計月3回とさせていただきます。


 現在参加して頂いている連載作家の皆さまは、引き続きそちらへご参加いただけます。毎週ではなく、10日、30日までに次の話を書いていただければOKです。


 また、月刊カクヨム連載作家の方については、これまで同様月1回、20日までに新作、あるいは更新をしていただければOKです。連載について、今後は10、20、30に参加する毎回参加、10と30に参加する隔回連載、20に参加する月刊連載と3つの枠に分けます。どの参加でも、掲載回数以外の待遇の違いはありません。


 同様の企画をやめるというわけではないです。私自身週刊カクヨムの企画は、いろいろな作品に出会えるいいモチベーションになっているので継続したいと思っています。


 では、なぜ週刊をやめるのか。それは……巻末でお話したいと思います。まずは今回に向け、参加表明してくれたゲスト作品・連載作家の皆さまの作品をご紹介します。



2 ゲスト・連載作品



完結!<銀髪アンドロイドはスクーターで地下世界をひた走る~彼女はトンボ型ドローンを相棒に旅にでた。消えた博士に一言文句を言うために~> 作者様 蜜蜂☆

「銀髪アンドロイドとトンボ型ドローンがスクーターで地下世界を行く!」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/16816700429109597904


 20xx年。人類は自らの愚かな行いで地上を追われ、地下に生活の場を移していた。

 銀髪の美少女アンドロイド「スピカ」は、地下世界の片隅で修理屋を営む「博士」とお調子者のトンボ型ドローン「カノープス」とともに、ささやかだけれど十分幸せに暮らしてた。

 そんな当たり前の日々は、ある日突然終わりを告げる。

 修理屋にやってきた組織の役人たち。そして、明かされた博士の真実の姿。

 スピカとカノープスを守るため、博士は役人たちとともに修理屋を去った。

「僕にとっては人工の楽園なんかより、君たちのいるこの世界こそ楽園なんだよ」

 そう言い残して。

「こちとら言いたいことが山ほどあるんです! 行きましょう! 博士に文句を言いに!」

 スピカはカノープスとともに旅にでた。博士に一言文句を言うために。


 蜜蜂☆ 様、お疲れさまでした!



ゲスト<悪徳者の強運> 作者様 冬眠くん

「体は弱い、ちょっとしたこざかしいもの、乱れて世界に、どうなるんだろう」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/16816927860911846410


エットの故郷は滅ばれ、全てを奪われた。

体は弱い、戦士にならない。に反し、知能は高い。法師になれるだろう。彼自分はそう思ってる。

法師、魔法使いになるとは、かなり資源は必要。ゆえに、財産も友もなかったの彼には、それも無理。

こうよう彼は、自分のため、悪人になると考えて、行動してきた。

けど、流れは全く予想内に行かなかった…




新連載<ファンタジック・リアル> 作者様 れあるん

「ファンタジーと現代社会の融合! そんな現代ファンタジーを少年漫画風に!」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/16816700428885808684


この世界はファンタジーか、それとも現実か。

現代社会と少年漫画風のファンタジーを融合した、若干現実的なバトル系ファンタジーはいかがですか?

モンスター、龍人、能力者。基本的には普通の世界なのに、何故かこういった生物や人間が紛れている世界で、どこかファンタジー感のある出来事とともに生きる青年たちの物語。



ゲスト<The story of iroas seeking peace> 作者様 月出 四季

「【1200PV感謝!】物語は神話の時代!天使と人間が歩み綴る冒険譚?!」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/16816927861367936394


ねぇ、知ってる?“平和を求めた英雄達のお話”。

これはね、天使と人間が、神話の時代に歩んだとされる

冒険譚のお話なんだ。この地球とはちょっと違う

世界線のお話って言われてるんだけど…。


容姿のせいで魔女と謳われた少女、

命を刈り取る仕事を担う死神、

母親を亡くした踊り子に……

兄を探す天使。


とても興味ない?え、そうでも?

まぁまぁ、まずは聞いてみて。

読んであげるね。


――“昔々の大昔。これは神話の時代に、

天使と人間が歩んで綴った物語。





<セリーヌ・アラン> 作者様 城田あおい

「凶悪の女戦士、亡国の王子と手を携え」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/16816927861398403161


 異世界の西洋。

 17歳の少女、セリーヌは男性のような恵まれた体格の持ち主。

 高い身体能力と気持ちの強さも兼ね備え、男性兵たちに混じって、護衛の兵として城で仕えている。


 そんなある日の事、国を二分する内乱が勃発。

 支配者の座を狙う主君の実弟が、かつての敵国と、そして新たに力をつけてきた宗教勢力と手を結び、城に夜襲をかけたのだ。

 奮闘虚しく、主君と婦人は落命。

 城下に住むセリーヌの家族も皆、炎に包まれ消え去ってしまった。

 一瞬にして全てを失った少女は、生き残った幼い王子と共に荒廃した平原を駆けていく。


 女戦士と王子。絶望の底から、二人の復讐の物語が始まる。




<神秘と悪霊の魔"京"へようこそ!:鬼娘の巫女な俺はヒーローになる!> 作者 戸﨑享

「巫女ならヒロインだろ、って思ったヤツ! 俺は男だ! 可愛い言うな!」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/16816452221276435082



 神秘と悪霊と共に共存する街『京都』。そこでは、悪霊や人々を傷つける脅威と人間との激闘を繰り広げられている。

 夢原礼ゆめはら れいは人々を救う正義の存在に憧れる1人の男の子。

 だが彼は弱い、弱すぎた。そんな夢などあきらめろと言われるくらいに才能がなかった。

 そんな彼に『助けて』と言った女の子が1人。彼女の頭からは角が生えている鬼だった。鬼は人間の敵。しかし礼は彼女を助けてしまったのだ。そして、彼は鬼と契約して巫女になった!

 2人は、やがて京都を救うヒロイ……ヒーローになる。「ヒロインいうな」




<平凡で優柔不断な田舎娘を愛したのは、派手で不器用な職人のアイドルでした。> 作者様 和谷茶良

「不器用な男女が、すれ違いながら距離を縮めていくラブストーリー」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/16816700427656463843


主人公の澪(みお)は地方に住む大学3年生。引っ込み思案の彼女はある日動画サイトで5人組男性アイドルグループのJEWELに興味を持ち、メンバーのヒカルに一目惚れした。遠征をしてライブに行くほどヒカルに惹かれていった。


偶然通っていた店に、ヒカルと同じグループのJEWELのメンバーであるハルが働いていることに気付く。

なかなか気付いていることを伝えられないまま、ついに憧れのヒカルと対面することに・・・?!


ハルの不器用ながらも自分を思ってくれるこ優しさに惹かれ始める、澪。何かを察しつつも空回りする、ハル。

花火大会当日、2人にとって幸せな一日になるはずが、思わぬハプニングに巻き込まれる。揺れ始める2人の恋の結末は・・・?!



<烏夜話(からすやわ)> 作者様 @komakaeru

「闇を払い、朝を呼ぶ妖鴉「翠(あお)」の物語」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/16816700427573896431


美人画は上手いが冴えない絵師の八広が絵仕事で出会った、天女のような遊女、天真爛漫な遊君で役者…。どちらもその本性は「翠(あお)」という名の一羽の鴉。人の世に潜む「呪」に縛られたものたちを解き放つ役目を背負った妖だった。

まだ妖と人が同居する江戸時代。絵師八広と鴉の妖「翠」が朝を呼ぶ幻想の物語。


第一章は幻の遊郭の遊女「明烏」

彼女の呪とは。そして「翠」の仕掛とは…。

第二章は江戸の役者一座が舞台。

「翠」は絵師の八広に再び出会う。妖としてではなく、人の中で人として暮らす「翠」は「役者」⁉

八広から青藍という呼名をもらい、役者として暮らしながら、小さな呪を解く。

第三章は一座の裏稼業。

「翠」のいる一座は芝居一座であると同時に雇われ隠密集団でもあった。

 一座のわずか一握りしか知らされていない本当の姿…。そして、「翠」が裏稼業に関わるのは理由がある…。




 <フィーネ・デル・モンド! ~世界の終わりに至上の美味を召し上がれ~> 作者様 Evelyn

「神も天使も料理しちゃうぞ! 美少女勇者の美味しいハルマゲドン!」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/16816700427783019483


 魔王討伐? いいえ、美食の邪魔をするヤツは、アイツもコイツも敵ですが?


 ここは「味覚」というものが奪われた世界、ポスト・アポカリプスどころではない遠い未来。少女アスラは、でもなぜか美味しいものが大好き!

 生まれながらにして謎の心の声を宿し、神(?)によって創造された、味覚を持たない新しいヒト族の一員であるはずが、遠い昔に失われた禁じられたレシピを求めて世界各地の旧文明の遺跡を巡り、その「ついで」に多くの凶悪な魔物を倒し、いつしか勇者と呼ばれるようになっていた。

 このまま悠々とユル~い冒険を満喫するつもりが、連れの戦士と賢者に押し切られて「しぶしぶ」と魔王を討伐に、今は魔族となった旧人類の城塞都市に向かったため、思いもよらず、なんと新たな魔王に指名され(!)真の最終戦争に巻き込まれるハメに……





<ZEROの霊章> 作者様 安太郎

「【一章完結】最弱の魔法使いが最強の魔法使いを目指して世界を救います」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/16816927859077897579


 北極にある謎の穴。ある研究チームがその穴を探索し、はるか昔の遺跡が発掘され、その遺跡の中央部奥深くに蒼く光る石が発見された。

 当初、それは何なのかは不明だった。

 さらに月日が経つとその石の研究が進みわかったこと。それはとても長く炎を灯し続ける物だった。

二酸化炭素を排出せず、原子力のような放射線すら出さない。リスクも何もない夢のような石。しかし、それはこの世界の変革の始まりに過ぎなかった。

 ある時、手から炎を灯す少年が現れた。それをきっかけに世界で続々と形は違えど魔法のような力を持つ人々が現れた。

 世界は人類の新たな進化が始まったと歓喜の声が上がった。


 だが、世界の変革はそれで終わらなかった。穴がぽかりと何でもない空気中に空いた。最初はなんて事のないモヤだったがそれは穴になった。

 研究チームがその穴に対して調査チームを派遣した。しかし、その調査チームのほとんどが死んだ。

 穴がひび割れてそこから異形の姿をした生き物達が出てきたからだ。


 その穴はその不思議な力を持つもの達に委ねられた。

 不思議な力を持つ者達が異形の者『モンスター』が外に出てくる前に狩る。




<【  章紋のトバサ  】> 作者様 オロボ46

「紋章で作られたワタシは、生き返った死体じゃない。これはワタシを創る物語」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354055311624778


――創られた死体たちに、紋章を添えて――

 紋章と呼ばれる、機械の代わりに埋め込む魔力を持った技術。

 その紋章の技術が発達した地方都市『鳥羽差市』で、女子中学生が姿を消した。

 最後の目撃証言は、羊の紋章から繋がる「裏側の世界」。

 10年前のバラバラ殺人事件から生まれた、「バフォメットの都市伝説」に出てくる世界……失踪してから1カ月経つまでは、住民の誰もがその考えを持っていなかった。


――10年前の事件、知っているか?――

 女子中学生が姿を消してから1カ月後、『鳥羽差市』を囲む森の中に、奇妙な移住者が訪れる。

 ひとりは缶コーヒー好きの自称箱入り娘“イザホ”、もうひとりはおしゃべりなウサギの“マウ”。

 彼女たちの引っ越し理由は、自立をして母親を安心させるため。

 そして、10年前にこの街で起きたバラバラ殺人事件を詳しく知ることで、自身の存在理由を確かめるためだ。

 ……10年前と同じ空気が、鳥羽差市に広がっていることを知らずに。


――ボクたちの新生活の場所をここにして、やっぱり正解だったみたいだね――

 鳥羽差市で待ち受けるのは、個性豊かな住民たちとの出会い。

 街を愛する私立探偵、暗い顔の刑事、喋るマンション、忘れん坊の喫茶店店長、どこでも寝てしまう女子中学生……

 そして、イザホを裏側の世界へと引きずり込み、命を狙う存在。

 着々と進んでいく奇妙で狂気を感じる現代の事件。

 次第に明らかになる、羊の頭の大男が起こした10年前の事件の真実……

 存在理由を求めた先にあるのは、敬意か? 再現か?




編集後記(リニューアルの理由)


 理由はいくつかありますが、1番は毎週刊行ということにとらわれすぎて、最近は企画の開催や刊行を、することに重きを置かれている印象があったからです。


 私がもっと週刊カクヨムを盛り上げていけるような企画や盛り上げを積極的に行っていくには、少し刊行スケジュールにゆとりを出す必要があると思っていました。


 もう1つは最近の生活の変化もあります。昨年に比べ、今は連載に挿絵をつけるため等、本業の他に創作活動に使えるお金を増やすべく副業を始めました。


 さらに今、連載が佳境を迎え、自分の作品にも向き合う時間をしっかり確保したいです。何より自分の連載が最優先なので。


 そう考えたら、ここの負担を少し減らす決断をいたしました。突然の報告となり申し訳ありませんがご理解いただけると幸いです。


 リニューアルした、定期刊行誌カクヨムをよろしくお願いいたします。


 とざきとおる

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