エクスバースの歴史資料

虚無~うつな~

エクスバースの歴史資料

これはエクスバース達が有間と出会う前の話


エクスバースとエクステラは資料室で資料整理をしていた。

「はぁ、ここまで歴史を集めるのにも苦労したな。」

「ねぇ、エクスバースちゃん。これって本当に必要だったの?オリジナルの回収だけだったらこの街の歴史まで知る必要はないと思うけど。」

「まぁ、それは後にわかるさ。それよりお前はこの街の由来なんかは知っているか?」

「この街の由来って?」

「そう…この街“神代市”はな、昔に色んな不可解な事件があった。しかし、ある宗教の神父が様々な問題を解決し、この街を治めた。それまでには様々な存在がいたらしい。妖怪や悪魔、魔女に吸血鬼…とにかくたくさんだ。それはなぜだと思う?」

「えっと…わかんないや。」

「それはな、私たち…いや、オリジナルや兄にも深く関係する。呪われた力、運命だ。その遥か昔に禁忌を犯した者が生んだ力が原因だ。それは力を安定させるだけでなく更なる発展すら望める誰もが欲する力。だから集まってきた。いや、もしかしたらそれも運命のようなものかもしれないな。しかし、ここまで調べ上げると見えたも同然だ。」


~数時間後~


「あと少しでアレがつかめそうなんだが、どうも確証づけるものが足りない。消えたモノを辿るのはやはり無理なのか。」

「エクスバースちゃん、白紙のページにこんなものが…」

そこにはエクスバースが求めたモノの情報があった。

「ビンゴ。しかし、よく見つけたな。こんなものなかったと思うが。」

「ないものを探すときはないという先入観にとらわれてたら見つからないと思う。」

「いや、別にそういうことだけではないと思うが…、まぁいい。これでこの街とアレの繋がりが見えた。想定通りだ。さて、準備に取り掛かろうか。」

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エクスバースの歴史資料 虚無~うつな~ @endenemy

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