久々のわかとの再会

Hawke's Bay Airport(ホークベイ)と変わり大きい

Christchurch(クライストチャーチ国際)空港で少し迷子になりながらも


待ち合わせ場所である空港のロータリーまで来た。


わかっているのはわかとエミリーと旦那のマイクが迎えに来てくれていること


でも、どんな車で迎えに来ているのかわからないから


止まっている車の中の人を横目で確認する


全然わからない...


失敗したな


車種か、せめて車のメーカーだけ聞いておけばよかった

みんな乗っているのは日本メーカの車だし

理解できたはずなのに


わかとの最後のやり取りを見る


ここに来て。


示されたマップのピンの上にいる


間違っていないはず


さらに2.3台確認するが

全然知らない顔のおじいちゃんばかり


13台くらい止まってるうち、8.9台確認しても見つからない


携帯のロック画面から通知を確認するが時刻しか確認できなかった


ほんとに迎えに来てるん?...


なんて思いだした矢先


少し先の方に止まっていた

青の中に白い十字の自動車メーカーの車のドアが開いた


ドアから出てくる人に視線が流れ


僕の口角が上がる


あの少し丸いシルエットを知っている


ここでは見慣れない

でも見慣れているわかの姿が見えた


「hey how’s going?」(調子はどうよ?)


変わらない数年ぶりのわかの顔


「fucking good」(くっそいいよ)


英語で挨拶をしてきつく、かたい握手をした


「but I want to parking closer than here though 」

(でももっと近くに停めてほしかったけどね)


僕もピンをさすようにチクッと文句を言った。

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