はじめてのパーティ in Napier

部屋に戻るとマリアーノにエマ、ベンがいて

フルメンバーが勢ぞろいだった


「 hey what are you gonna do ? mate」

(よ!何する予定なの?)


マリアーノが生き生きしながら話しかけてくる。


「I don’t have any plan」

(なんも予定ないよー)


その言葉を聞いてマリアーノが

「let’s party for tonight!」(パーティしよ!)


大人でもこんなキラッキラな瞳出来るんだってくらいキラッキラな瞳で言った


「sounds good!」 (いいね!)

と返し近くにいたエマも呼応した


「how about Ben?」(ベンは?)


「I’ll pass but thanks thought 」

(やめとくよ。でもありがとう)


「ohh I see..」(おぉ、わかったよ..)


ベンの答えにマリアーノは

大人でもこんな分かりやすく落ち込むんだ

ってくらい分かりやすく落ち込んだ


僕らの卒業パーティーのメインとなる

食べ物はピッズゥア


フランス人であるエマ

アルゼンチン人であるマリアーノ

日本人の僕


カタカナの地名出身の2人がいれば

本場のピッザァと言っても過言じゃないって


僕が今決めた。


よし、本場のピッズゥアを作るぞ


用意する物はこれ


flourと書かれた粉(多分薄力粉みたいな?)水、、塩、オリーブオイル

マッシュルーム、トマト、

ケチャップ、 チーズ、

最後にその辺の野菜


ケチャップとトマト混ぜる理由やけど

ケチャップ使って経費(トマト代)削減


それでは始めよう。5分クッキング


flour(フラワー)、水(適量)、塩(少々)

気分でオリーブオイルも混ぜて 生地を作る


こねてこねて練って丸い棒を使って伸ばして

またこねて、


これに2.30分費やしてさ


なんかさ、あれだね。


こんだけ、こねてたら


こねるために生まれてきたんかなって

僕にとって、こねとは

こねにとって、僕とは


そもそもなんでこねること、こねるって言うの


とか


こねるという行為がの存在がぞんざいになって


ずつとこねているっていう行為が

いつもある当たり前が

当たり前じゃないんだ


それが幸せなんだって


変なこと考えて狂ってきそうになったときに


「I’ll Take care of it cuz your eyes are something wrong 」

(それ、俺やるよ。だってなんか目が変だよ。)


神は助け舟をくれた


神はやはり人の形をしてたなって

神は眼鏡をしてて

神は少し太ってる


神はマリアーノだった。


そうして僕は僕であることを保ちながら

ピッズァ作りを続けられた



 






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