bad for me

僕が焼けすぎた片面ハンバーグをひっくり返した後


ロブは言った


「I said that I have to tell everything for you guys」

(伝えなきゃいけないことは伝えたから)


続けて言った


「let me know if you have any question」

(もし質問あるなら言って)


マリアーノが一番気になっていた質問をしてくれた


「from when we can new job ?」

(いつから新しい仕事出来るの)


「I don`t know but... 」(わからない)


「you guys can new job when I got new job」

(新しい仕事が来た時働けるよ)


ロブが一番聞きたくなかった答えをくれた


「....」


まぁそれはそうだけどそれがいつやねんって話


ピピーー!


再度電子コンロの注意音がなり

僕は笑いながら「sorry」(ごめん)と言った


2回もピピーと鳴らしたから


流石にロブも「you should cook」(料理しなよ)と笑い


さらに


チンッ!


「it was mine」(今の俺のだ)


マリアーノのパンのトースターの音も鳴って3人で笑っていた。


こんだけ大合唱されたら

ご飯を食べないいけないな。となって

この話は、来週無職宣告は終わった。


季節は冬に向かって仕事が少なくなる

仕事がない事は生活していく上でかなり焦る。


とりあえずお腹は満たそう


僕はハンバーグを、マリアーノはパンをお皿に移して


「いただきます」を言ってご飯を食べた。


「イタタクイマス」と日本式の作法をマリアーノも真似してくれた


「Close!」(おしい!)


「イダタタガラ」


もっかいマリアーノはいただきますを真似したが


「It was really bad...」(それはダメダメだわ...)


マリアーノに赤点を付けた


おいしそうにサンドイッチを食べるマリアーノの横で

焼いたハンバーグはぬちょと口の中でぬかるむ感触があった


焼いたハンバーグを箸で2つに割ると


中から赤いままの肉が雪崩を起こしてでてきた。


どうやらまた表面しか焼けてなかったようで


それを見てマリアーノが


「It was really bad...」(それはダメダメだわ...)


僕に赤点を付けてきた。


お昼を食べて部屋に戻ると、それぞれの世界に入る


部屋にマリアーノは母国アルゼンチンの人と会話をして

ベンはさっき他の祖国のドイツ人と話をしてるのを見て

エマには先刻から眠っている。


ベットはプライバシー保護で、上からタオルケットをかけてるから

エマの寝顔は見れないけど、そこで寝ていることは分かる。


分かるだけじゃ足りなくて寝顔をみたい。興味しかない


そういえば寝顔とかのプライバシーについてだけど


バッパーは大体二段ベットになっていて

上の人のプライバシーは守られている(見られないだけ)


下の人は下だからいろんなひとに見られちゃうからバッパーで支給される布団を

上のベットマットの下に挟んで目隠しをする


人によっては洗濯紐を使う人もいるけど

マットの下に挟むだけの楽な方を採用してる人が多い。


僕もマットの下に挟むだけの楽な方を採用してる


ヨーロッパとかのウエストの男性はしないかも


実際にベン、してないから寝顔見放題。興味ないけど

マリアーノは二段ベットの上だから見れない。興味ないけど


そんなことより今日の僕は楽しみなことがある


それは...


いよいよ初めて...


海にいく!!!!


徒歩圏内に海があることは初日から知っていたけど

仕事があったりなんやかんやして


今まで行けてなかった。


bad newsを昼間っから聞いてしまったけど

そんなことは流そう。波に


ってことでイヤホンとケータイ

サンダルを履いていざ向かう!!

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