初めてのピザ

ピザを作るのはすごい簡単だった


水とオリーブオイルを使って小麦粉を丸めて伸ばしたら生地の完成

遊びとして、生地の耳にチーズを隠して

あとはその上につぶしたトマトとチーズに

ケチャップをふりかけマッシュルームで飾り付け


ニュージーではオーブンはどの家庭にもあり

このバックパッカーにもあるから用意するのは

本当に食材だけ用意出来たら勝ち


ピザをオーブンに入れて後は出来上がるのを待つだけ


ピザ作るの簡単だな


僕以外は西側に住んでる人だからチーズを愛用してるし

暇だったらピザ作れちゃう。と思った。


「you wanna try it?」(食べてみたい?)


出来上がるのを待ってる間にマリアーノにこう言われ

その右手に持っているものを見た。


サイコロくらいの大きさの茶色い、いびつな形をしている何かだった

まるで雑巾絞りされた後のようにネジネジだ


「what is this?」(なにこれ)


何か全く分からない僕はマリアーノに質問をした。


「this is caramel ! you don`t know it?」

(キャラメルだよ!知らない?)


キャラメルか!僕の知っている

頭の中のキャラメルと比べてると形がいびつ過ぎた


「I know and I have ate it」(知ってるし、食べたこともあるよ)


そういうとマリアーノは嬉しそうな顔をして


「cool I made it by myself! anyway try it!」

(いいね! 俺が作ったんだよ。とりま食べてみて!)


キャラメルの自家栽培 in Backpacker!?

マリアーノがキャラメルを作ったことよりも

自分で作れることに驚いた。

それ以上に驚いたのは本当にねじれすぎてる形だけども


「thanks can I have it」(ありがとう もらっていい?)


マリアーノはにこっとして「eat eat!」(食べて食べて!)と

キャラメル(仮)を渡してくれて

僕はいびつなそれを食べてみた。


パクっ


一口で入る大きさ


口に含むと甘さがすこしまた少しと広がった


うまい!


え、まってフツーにうまいんだけど

ふつーにフツーにうまくて広角が上がった


僕の顔を見てにやにやしながらマリアーノは言った


「you are face tell me that you like it lol」

(その顔から気に入ったことがわかるよ)


僕もにやにやしながら


「yeah taste is good I like it」(うんおいしい これ好きだわ)と言った


この言葉を聞いてマリアーノはすごい嬉しそうな顔をしていて

いい人やなってキャラメルもらって思った。


「I don`t need pizza cuz I ate good one」

(良いの食べたからピザいらないわ)


なんて冗談をいうとチン!!とオーブンの終わる音が響いた


「so don`t eat pizza okay?」(ならピザ食べないでね?)

次はエマがにやにやしながら言う。


「please I just say joking you know?」(ねぇ ただのジョークじゃん?)


そういうとベンもにやにやした。


あつあつのピザをお皿に移してみんなで食べたピザは

手作りの軽い味がした。でもこれがおいしくて

この味を忘れないようにと


ひとくちひとくちを噛みしめて食べた。




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