新天地 Napier

新天地 Napier(ネイピア)は


沿岸部にある地域+選んだ住居は砂浜のある海の近く


=いつでも海水浴ができる幸せの地


今さっきバス停に到着したばかりだからさ

まだ砂浜に行けてないいい


ケーキのイチゴは最後まで取っておくタイプの僕は

この楽しみを楽しみに待っている


海が近くにあるせいかNapier(ネイピア)の風は強くて冷たい。


この冷たさはあの日


風邪を引いた日から対応が冷たくなったフランスママのようだ。


...


1週間もずっとベットの上だったから体は鉛みたいになまってる


この体でキウイのピッキングをしてたなんて嘘みたい


そして夢だったみたいにフランスママの優しさは消えた


おはようと話しかけても無視をされ、


前は英語で会話をしてくれてたのに

今は対応がそっけないしフィリピン語で

話をするから会話にならない。


どうしたのだろうか


僕が高熱でうなされて新たなる力を。


フィリピン語を会得したとでも思っているのだろうか


して小さないたずらをされている。


そのいたずらでも衝撃的だったのが


僕が買ったオーストリア米に中国米が混ざってるドッキリ


フランスの家はタイ米のような細長い中国のお米を買っているけど


僕が買っている日本の米のような楕円の形をしている

オーストラリア米を買っていて


そのオーストラリア米の袋の中に中国米が入るとすぐ気付く。


フランスのママが何故かそんなバレバレのいたずらをしたのだ


でもバレバレの中にバレないくふうをしていて


僕の米袋の下半分に中国米を入れて

上半分はオーストラリア米という


上は人の形下は魚の形をしている体をしている

人魚みたいな偽造工作


僕はこのいたずらを人魚姫のいたずらと名をつけた


正直...


正直にいうとこんないたずらとかをされる心当たりはある。


僕が風邪でダウンした初日のこと


僕は僕の服を脱がす乙女(推定48歳)の誘いを無下に断ってしまったのだ


乙女の心を傷つけてしまったのだ

僕の心を傷つけられても仕方ない。


それでもここに住みづらくなってしまったので

フランスの家を後にして

今いるこの地Napier(ネイピア)に来たのだ


フランスとの別れはちょっと寂しかったけど

出会いと別れのワーホリ。


新しい生活や出会いがまた僕を成長させ、この記憶は

人生という思い出に刻まれるだろ。


そんなことを思いながらバス停から歩いて数分


これからお世話になるバックパッカー


Wallys backpacker (ウォーリーズバックパッカー)の敷地で 新しい生活のはじめの一歩を踏んだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る