第277話 歓喜に怯える

 初めて魔道器を使った反動か、重い疲労が圧し掛かってくる。

 彼の遺品とも呼べる赤いコアを手にして、ボクは身体をふら付かせながら城内の自室へと向かっていた。


(“僕”が初めて魔道器を使用した時は、反動で数日間眠り込んでいたんだよね……)


 どうやら今回の場合、そこまでの副作用は起こらなかったようだ。

 魔力も大きく消耗したが、自身の魔力残量と比較しても微々たるもの。これなら一眠れば回復するだろう。


(ふふっ、今度は魔道器の練習を空いた時間に取り込むことにしようかな)


 そう口元を緩ませながら自室の部屋を開けた。


「おっかえりー!」

「……っ!」


 ――直後、ドクっと胸を高鳴らせた。

 いつも通りであれば指名した男の胸の中で眠っているはずのティアが、寝間着姿でボクの部屋のベッドに座っていたのだ。

 彼女が何故ここにいるのか……ボクは若干の動揺を見せながら室内へと入り、逆手でドアを閉めた。


「ワタシ抜きで楽しいことしてたみたいだねぇ? ずぅいぶんと外が騒がしかったよ!」

「……まあ、うるさかったかな」


 ティアは「ちょっと?」と首を傾げ、うすら寒くなるような笑みをボクへと向ける。


「一応、報告はさぁ……聞いてるよ? けど、ここはやっぱりシズクくんの口から直接教えてもらいたったりなんかしちゃったりして?」

「うん。そうだね――赤髪の彼、ボクが殺しちゃった。ごめん」


 ボクだって赤髪の男みたいに色々言いたいことはある。

 でも、ボクはそれらの言い分を全てのみ込んで、正直に彼の遺骨とも呼ぶべき赤いコアをティアへと渡した。


「……あ、そう」


 けど、ティアは受け取った赤いコアをつまらなそうに見つめては、ゴミのようにどこかへと放り投げた。

 ごとん、と地面に落ちたコアの行く先をボクは見届けることは出来ない。

 ボクの目はこの部屋に入ってからずっとティアに釘付けで、一挙手一投足、身動ぎにも過敏に反応してしまうほど彼女のことを凝視していた。

 そして、ほら――ティアはにっこりと笑って、普段は周りの空気に紛れて見えない魔力に色を付ける。可視化した魔力から伸びた半透明の腕は、ボクの身体をぎゅっと握りしめる。


「どうしてシキくんのこと殺したの?」

「ちょっと言い争いになったんだ。それでカっとしてついね」

「ふーん、言い争いねぇ」


 ティアはこんな場面でも加減をしてくれているのだろう。

 魔力の手はボクの身体との隙間を埋めるように、ぴったりと密着するほどの力加減が出来るんだ。

 ここでもボクは彼女との力の差を思い知らされた。

 新たな力を手に入れてほくそ笑んでいたボクをこうも早く落胆させてくれる。


「……ん? あれ? へぇ……もうここまで……」


 ふと、ティアがボクをまじまじと見つめて意味深に頷きだした。


「え? 何、ティアどうしたの?」


 一応駄目もとに訊ねてみたが、彼女は「んーん、なんでもなーい!」と先ほどまで見せていた愛想笑いではなく、珍しくもを見せる。


「ねえ、一仕事終わって疲れてるところ悪いんだけど、今からティアちゃんに付き合ってくれるよね?」

「当然だよ。ボクがティアのお願いを断るわけないじゃないか」

「さっすがシズクくん! ワタシの断りもなくシキくんを殺したくせに、平然とそう言えるところは皆にも見習わせたいね!」

「それは、ごめんって……本当に心の底から悪いなって思ってるんだ。だからって訳じゃないけど、ボクはティアがこれからすることには全部受け入れるつもりなんだから……」

「あー、そんな怯えないでいいよいいよ! ティアちゃんはもうシキくんのことなんてぜぇんぜん気にしてないって! ね、もっと笑って笑って!」


 笑えというが、そのお願いばかりは流石に聞けそうになかった。

 引き攣った笑みを見せるボクとは違い、ティアは嬉しそうに笑って部屋から出ていった。ボクもされるがままにティアの腕に掴まれて外へと運ばれていった。


「ねえ、シズクくんとの付き合いもかれこれ10年以上経ったねぇ」

「うん。そうだね」


 かつかつとティアの足音だけが廊下に鳴り響く。

 どこに向かうのかはさっぱり見当もつかないが、ボクは相槌を打つように彼女の話を聞いた。

 彼女の口調は先ほどから明るかった。


「10年経っても未だにシズクくんが何考えているかさっぱりわからない。でも、そんなところがワタシは気に入ってるし、それ故にシズクくんはワタシの1番のお気に入りなんだよ」

「ありがとう。そう言ってくれるとすごいうれしいよ」

「いえいえ、どういたしまして。で、わからないナリにだけど、ティアちゃんだってある程度はシズクくんのことわかってるつもり。……だから、シズクくんが一時の感情でシキくんを殺すなんて考えられないんだよね」

「そこはまあ、ボクだって我慢できない時もあるってことだよ」

「ほんとう~?」


 本当だよ。嘘はついてない。ボクは笑って頷いた。

 ボクはいつだって近衛とかいうやつら全員消してやりたいって思っている。

 今回みたいに少しのきっかけさえあれば、ボクは行動を起こせると思う。


「……感情的になっちゃったんだ。大人げなかったって、反省してる……」

「そっかぁ、反省してるんだぁ。ふーんふーん」


 ボクの謝罪に、嘲るような口ぶりでティアは相槌を打ち返してくる。

 今のティアが何を考えているか、ボクだってわからない。


(自分のものをボクが勝手に壊したことを怒ってるんじゃないの。これもまたいつもの演技なんでしょう?)


 けれど、その後のティアは一言もしゃべることはなく、けれど終始ご機嫌なまま、廊下を歩き続けた。





 ティアの足取りは軽い。

 ボクを魔力の腕で運びながら黙々と廊下を歩き、その足は下の階に続く階段を降りていった。


 降りて降りて……一体どこまで降りるのだろうと、1階に着いてもティアの足は止まらず、地下に続く階段までも降り始めた。

 降りて降りて……一体どこまで行くのだろうと、結局ティアは最後まで階段を降りてしまった。

 降りた先に続く真っ暗な通路を、ティアは臆することなく進み続ける。明かりもつけずに慣れた足取りで進む最中、彼女はようやく口を開いてくれた。


「ねえ、シズクくん。最後に1つ聞かせて」

「いいよ。何でも聞いて」

「じゃあ、お言葉に甘えて――……ワタシ、それなりに強くシズクくんのこと握ってるつもりなんだけど、石を握ってるみたいにのはどういうこと?」

「……え?」


 何それ、ボクの方こそどういうことだと訊き返したい。

 ボクはてっきりティアが手心を加えてくれてると思っていたのに――そう聞き返すよりも先にティアの口が開いた。


「これってさ、長年シズクくんが蓄えた魔力がやっとワタシと拮抗するくらいまで溜まったってことかなー?」

「は? ……え、何の、話?」


 またも彼女の言葉にボクはドクっと胸を高鳴らせる。今日は驚いてばかりだ。

 まさか……とも思いつつ、やっぱり……とも思ってしまう。

 彼女の身体から魔力をいただいたことがバレていたのだろうか。

 どうする? と自分に聞いてみても誰も答えてくれない。ボクはつい口を濁すしかなく……そんな動揺を隠そうと必死になっているボクに対してティアは嬉しそうに笑って言った。


「いいよいいよ。今さらとぼけなくてもいいって。シズクくんがワタシから魔力を集めてたことくらいずっと昔から知ってたよ。あ、別に魔力をとってたことを責めるわけじゃないからね? むしろ大歓迎! どうしてシズクくんが魔力を蓄えてるのかはティアちゃんわからないけど、きっと何か考えがあってのことでしょ?」

「……」


 ボクの考えを見透かされてるわけじゃない。それにしたって、何かしら勘付いていてもおかしくない。

 どう返事を返そうかと言葉を閉ざしたボクに対して、ティアはさっきほどから変わらず心から笑っているように見えた。


「シズクくんに今の自分の顔を見せてあげたいなあ。そんな怯えたような顔、ティアちゃん初めて見る!」


 言われて思わず顔へと手を伸ばしたところで、またも気が付いてしまった。

 今ボクはティアが出した魔力の腕にぴっちりと拘束されているはずなのに、あっさりと腕を引き抜くことが出来てしまった。

 それはティアにも伝わってて「すごーい! 以前のシズクくんなら抜け出すなんて絶対できなかったよね!」と自分のことのように喜んでいる。


(……どういうこと? これもティアの演技? わざとボクが抜け出せるような力加減で拘束していたんじゃないの?)


 抜け出した片手は無意識に首輪に手が回りそうになり……直ぐにはっと気を取り直して、口元を隠すような仕草を演じる。

 そんな無様に取り繕うボクを見て、笑いながらティアは続けた。


「でね、ティアちゃん思うんだ。きっと、シズクくんはワタシから奪ったその魔力を使って何か面白いこと考えてるんだなーってさ」

「……どう、かな。それは決してティアを楽しませることじゃない、かも……知れないよ?」

「それならそれで残念かなー! けど、ティアちゃん的にはどんな形でも……あ、着いた着いた。ここだよ、シズクくん!」


 そう何やら言いかけていたところでティアは足を止め、同じくボクを魔力の腕から解放してそっと地面に足を付けさせてもらえた。

 今までの話に動転していたためか、足を付けた途端にがくりと膝が抜けそうになる。

 どうにか踏ん張って、生きた心地のしないままボクはとある部屋の前に立った。


(なんだ、この部屋は……)


 地下に続く階段やここまでの地下道を含め、かなり昔に作られたような古めかしいを感じる。

 この10年、ティアに付き従ってばかりで自分から城内を探索した経験すらないのではっきりとは言えないが、もしかしたら、城を建てる前にあったあの教会みたいな建物の地下構造をそのままにしてるのかもしれない。


「さあシズクくん。はいったはいったー!」


 ティアはゆっくりと年季の入った扉を開けて、ボクに中へと入るように促しながら先に部屋の中に踏み込む。ボクも直ぐにその後に続いた。

 そこはとても奥行きのある部屋だった。


「えーっと……ほいっと!」


 最初は音さえ吸い込むような真っ暗闇が広がっていたが、ティアが魔法でも使ったのか、直ぐにあちらこちらと設置されている燭台が灯りだす。淡い無数の光に照らされたことでようやく部屋の全貌を目にすることが出来た。

 部屋の中心には石を積んで組まれた大きな祭壇が構えていた。

 その壇上には鎖らしきもので囲まれた半透明な殻、みたいなものが祀られているかのように置かれていた。


「あれ、何? というか、ここは……」

「ふっふ~ん、ここはねっ! もう何百年も昔に暴れ回っていたノイターンって化け物が封印されていた場所なんだ!」


 という名前を聞いて、反射的に彼女の方へと顔を向けた。


「ほら、ここからでも見るでしょ? あの上にある透明なやつは今までずっとそいつを閉じ込めていた封印の残骸なんだ!」

「え……それって……」


 夜行鬼神ノイターン。

 それは、今のティアが手に入れたと言う、人知を超えた力の元々の所有者の名前だ――この話はティアから直接聞いたことがある。


 解けかけていた封印を再度かけ直すために、ラクリュマ前王は実の娘であるティアの身体を犠牲にしようとしていた。

 だが、ティアは自分が封印の仕組みの1つに組み込まれていることを事前に察知し、逆にこの状況を利用してまんまと封印されているノイターンの力を奪い取ることに成功する。

 その後は、この世のもの全てを従えるほどの規格外の存在へとティアは成り上がった。

 そして……。


(ここでティアは自分の父親を殺した場所だってことだ……)


 父親を殺した後は、続くようにその側近たちを手にかけ、力だけでラヴィナイを手にしたと聞いている――ここは彼女の始まりともいえる場所だった。


(じゃあ、こんな場所にボクを連れてきて一体何をするって言うんだ……)


 まさか、赤髪の男を殺した罰として、そのノイターンのように封印されるのだろうか――なんて、余計な心配を重ねるボクとは対照的に、ティアははしゃぐようにステップを踏みながら前に進んで、くるりと回ってこちらに笑いかけてくる。

 さっきからティアは愛想ではない、本当に楽しい時の笑顔を見せてくる。


「ここにはシズクくんが今一番求めてるものが……多分、自分で言ってて悲しいけどティアちゃん以上に求めてるものがあるよ。を手に入れられるかはシズクくん次第だけど、もしも手に入れることが出来たら、きっと喜んで貰えると思うなー!」


 ボクは殆ど黙ってばかりだ。

 ティアの言ってることが理解できない。

 ボクがティア以上に求めるものなんてあるはずもないのに――ボクの心中なんて気にすることなく、ティアは続けた。


「もうシズクくんにはを手にする資格は十分にある! ワタシは何年もかけて準備して、さらに予行演習を重ねて手に入れたけど、日頃からワタシの魔力を身に浸した今のキミなら一発でいけると思うよ!」


 ティアが言うとは、祭壇上部のを差しているようだ。

 そして、彼女の言うをどうやらボクにもくれる……という話でいいのだろうか。


(いやいや……そんなのありえないでしょう。だって、そんなことをしたらティアは……)


 けれど、ボクは口を閉ざし、はしゃぎまわる彼女を目で追い続けた。

 彼女は歌うようにして話を続けた。


「ああっ、ワタシ嬉しいんだ! やっとシズクくんがワタシに追いついてくれたことが何よりも嬉しくてたまらないの! 最初はシキくんを勝手に壊したことでむかーってしてたのに! 魔力の腕で握りつぶしてやろうって思ってたのに! 掴んだ時には一瞬でその怒りは消えちゃった! 感動すらしちゃったよ!」


 ティアはずっと踊り続けていた。

 ただその場をあたふたとうろつき、適当にくるりと回転をするだけだったけど、ボクには踊っているように思えたし、ティアにとってもこれが踊りだったと思う。

 ボクは変わらず立ち尽くしていただけだ。

 ……ティアの思惑を読み取れず、ずっと固まってばかりだ。

 けれど、ボクの硬直を解いたのも、これまたティアだった。

 ティアは急に立ち止り、今度は照れ臭そうに笑ってボクに言う――。


「……えっと、それでね。もしも、シズクくんがに望んでるものを手に入れて、ワタシの期待に答えることが出来たらさ――その時は、ワタシと赤ちゃん作ろっか?」

「……は?」


 ……赤ちゃん?

 今までの話の中でも、それが1番ボクにとっては驚くべき発言だ。


「えっ、ティア、それってどういう――」

「そう! ワタシとシズクの赤ちゃんを――……じゃ、じゃあっ、話はこれで終わり! 次に会うのは結果の後ってことで! あ、シズクくんがいない間は他の近衛たちに世話させるから気にしないでいいからね! えとえと、その……ばいばーい!」


 と、ボクが聞き返す前にティアは慌てるように部屋の外へと逃げ出して、大きく音を立てて扉を閉めてしまった。

 錯覚だろうか。別れ際に見せた彼女の横顔はとても真っ赤だった。


(どういう……一体なんだ……?)


 ボクは首輪に触りながら、ティアの本意を探ろうするものの、答えなんて出ることはない。

 理解できないティアの言動と状況に困惑し、爪を立てて首輪を引っ掻いてしまう。今回は力を入れすぎたためか、ぼろりと大きな欠片が落ちた。


(あんな表情を浮かべたティア、初めて見た……お互いそれ以上のこともしているというのに――ボクとティアの赤ちゃん?)


 なぜだ?


 彼女にとってボクは奴隷でしかないはずだ。

 彼女にとってボクはお気に入りの人形程度でしか無いはずだ。

 彼女にとってボクはただの暇つぶし程度じゃ……そもそも魔石同士で子供が作れるのか……いや、そんなことはどうだっていい。


「……っ」


 ボクは唇を強くかみしめながら、ぶるりと……歓喜に身を震わせた。

 これも彼女の演技かもしれない。

 何か良からぬことを企んでいるに違いない。

 きっと裏があって、それにボクを陥れようとしていて……ああ、駄目だ。

 今のボクはどうにかして彼女の思惑を掴もうと必死に考え否定しようとするけど、全てにおいて肯定が勝ってしまう。


 ――ティアがボクとの間に子供をもうけたいと言ってくれたことが、何よりも


 これは彼女がまき散らした魔力による影響から来るものじゃない。

 ボクは最初から彼女の他人の意志を操作する魔法には免疫を持っていたようなものだ。

 だから、これはボクの……ボク自身の意志の下ではっきりと思ったことだ。

 だって、ボクはもともと――。


「……ああっ、だめだ……まだ、まだだ……今はただ、きっかけに過ぎない」


 しかし、こうして歓喜に震えているだけではいつまで経っても彼女の期待に沿うことはない。

 ティアが言っていたように、今のボクはまだ彼女のだけだ。

 その彼女の期待に応えるためにも、ボクはこの部屋の中心にある祭壇へと向かい、掛けられた階段を1つ1つゆっくりと上がっていく。

 そして、ボクは壇上の真ん中に置かれた半透明の殻……その中を恐る恐ると覗き込んだ。


「……」


 ――そこには白骨死体が横たわっていた。


 白骨死体は胎児のように手足を丸めていたが、性別もわからないような至って普通の遺骨だった。

 しかし、普通の骸骨と大きく違っているところがある。

 それは頭部からはトナカイのような角が2つ生えていることだ。


「これが、ノクターンなの……っ!?」


 ぞくりと背を震わせてしまうのは、別に骸骨を見たからではない。

 おとぎ話にされるような、強大な魔力を持った魔族の慣れの果て。これが本当に夜行鬼神ノイターンなのか……ボクにはわからない。

 ただ1つわかるのは、死んでいるはずのこの遺骸から、普段摂取しているティアの魔力と同様……それよりも濃密な魔力が今も残されているということだった。


「……よし」


 ボクは若干躊躇いつつ、意を決してその遺骨へと手を伸ばした。

 ゆっくりと、ゆっくりと……震える指先がそっと、彼の角に触った。


「……なっ!?」


 ――その瞬間。


「あがっ、あぎっ!? ぎゃっ、がっ、ああっ、あああぁぁぁぁあああああぁぁぁぁああああああああああぁぁぁぁっっ!!」


 ボクは叫び声を上げるしなかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る