第271話 歯車と時計とキッチン
「――あちゃー、また真っ黒コゲコゲ……これで何度目かしら……」
「……見て、お母様。今回も生焼けみたい」
「うえぇ……なーんで上手くいかないかなぁ……」
甘い香りと、焦げた臭い。2人の落胆したような嘆き声。
それから、空から落ちてくる規則的で奇妙な音2つ――。
「…………っ!」
意識を取り戻した途端、頭の中を走り回るような激しい痛みが右目を襲った――反射的にぎゅっと強く目を瞑ったら、痛みはすぐに消えた。
恐る恐ると痛みの走った右目を気遣いながら両目を開けて、ぱちりと瞬いてみる。
……気のせいだったみたいに痛くない。
けれど、何ともないはずの右目にはその一瞬が深く刻まれたままだ。
(……どこ、ここ?)
違和感を残した右目を手で覆いながら、ぼくは横たわる半身を起こして顔を上げた。
寝起きだからか、頭はぼーっとする。気怠い。
身体を起こした先、こちらに背を向ける2人が目に入った。2人はテーブルに置かれた黒い物体を前に項垂れていた。
黒く焦げた何かはレティが乗ってるバイクのタイヤみたいだ。
「あれ、ルイ? も――やっと起きた!」
「……? ……あ……レティ……だったんだ」
おもむろにそのうちの1人、レティが振り返ってぼくのことを呼んだ。目覚めたばかりのぼくに優しく笑いかけてくる。けど、直ぐにはっと顔を強張らせて地べたに座るぼくへと駆け寄ってきた。
まるでルフィスがするように、ぼくの頬を両手でぎゅーっと挟み、自分の顔を近づける。心配そうな顔をして、ぼくの右目を凝視してくる。
何度かぱちくりと瞬きをしてレティの凝視に受けていると、ほっと安心するかのようにレティの強張った表情は柔らかく緩んだ。
「よかった……ちゃんと目は定着したみたい」
「目? あ……」
一瞬、なんの話かわからなかったけど、はっとぼくは思いだす。
そうだ。ぼくの目はティアに潰されたんだ。
先ほども触ったと言うのに、ぼくは反射的に突き刺された右目に手を伸ばし、瞼越しに眼球の感触を確かめた。
(ああ、よかった……あの時は本当に死んじゃうくらい痛かったのに、すっかり治ってるや)
これもレティが治癒魔法で治してくれたのかな? ――けれど、レティは弱々しく首を横に振った。
「……ごめん。身体は完治できたけど、どうしてかルイの右目だけは元に戻せなくて……だから……だからね。わたしの身体で代用しちゃってね……その、色が……ほら」
「え? レティの身体で代用?」
聞き返すのと同時にレティはどこからか手鏡を取りだして、ぼくに鏡面を向けてきた。
鏡には目の前で申し訳なさそうなレティとそっくりな、見慣れた自分の顔が映った。
「……あれ?」
ただ一か所だけ、本来のぼくには無かった色がそこにはあった。
「目が青い?」
鏡に映るぼくの左目は青色に変わっていた。
何これとぱちくりと両目を瞬いてみたり、眼球をきょろきょろと動かしたり、右手を顔に近づけて瞳の前に送ってみたり。
鏡に映るぼくも同じ様に両目を瞬き、きょろきょろと眼球を動かして、左手で顔半分を隠したりする。
「え、なんで色が変わって――」
自分の瞳の変化に驚きつつ、鏡からレティへと顔を上げたその時だった。
「でも、よかった。ルイずっと寝たままで全然起きないんだもん。もう目を覚まさないんじゃないかって心配したんだから!」
「あっ!」
レティが飛び付くように抱きついてきて、ぼくは持っていた鏡を手放してしまう。
手から落ちた鏡は当たり所が悪かったようで、ぱりんと嫌な音を立てた。
抱きつかれたまま慌てて拾い上げたけど、やっぱりと鏡には大きなヒビが走っていた。
「ごっ、ごめん! レティの鏡割っちゃった……」
「鏡? いいよ、ここならいくつでも、好きなだけ出せるから!」
「ここなら……って、え? 何それ! どうやったの!? 魔法!?」
そうレティは言って、手から湯水のように手鏡がぼとぼとと現れて、地面に落ちて、先ほどと同じ音を立てていく。
驚きながら鏡の山を見つめていると、レティは耳元で小さく笑って言った。
「ここはね。望んだものならなんでも出すことが出来るんだよ? すごいでしょ!」
「なんでも? どういうこと……というか……」
そもそもここは一体どこ? と、レティに抱き付かれたまま、動かせる範囲で首を回して、今さらになってきょろきょろと辺りを見渡した。
夕暮れか、日の出頃のような薄黄色に染められた不思議な場所だ。
見上げた遠くの空は、ぎざぎざ縁の円盤が並び、重なり合って出来た天井がどこまでも続いている。
その平面の空の下、右回りに追いかけっこを続ける長針と短針はあちらこちらと無数に浮かんでいて、まるで夜空に瞬く星みたいだ。
目を覚ます時に聞いた2つの音はそれらから聞こえてくる。今もカタカタとカチカチと両者から鳴り続けている。
「今ぼくらがいるこの場所は何?」
空と星もそうだけど、今ぼくたちがいるこの場所もなんだかおかしい。
ぼくとレティ、それと先ほどからぼくらに微笑みかける1人だけが、空を形成しているギザギザ円盤と同じものの上にいる。
ぼくらがいる円盤の上には4つ足のテーブルを中心に、取っ手を上げたり下げたりするだけで水が流れる流し台や、色々なボタンが付いた“機械”のオーブン……なんてレティが元いた世界にある厨房器具が置かれている。
テーブルの上にも色々な食材や調理器具があって、辺りに漂っている甘い香りから今まで2人がお菓子作りでもしていたことを伺える。
また、顔を傾けて視線を作業場よりも奥へと向ける。
テーブルに乗っている丸太みたいな黒く焦げた物体と同じものが、山のように積み上がっていることに気が付いた。中には薄黄色のものもあったけど、他の黒焦げ丸太とは違ってべっちゃりとその身を崩していた。
(テーブルにあるのも奥に積まれたのも失敗作かな。それにしたって積み上がったコゲコゲ丸太、時々スライムの無残な姿を見ると、失敗し過ぎな気がするけど……)
呆れるように失敗作の山を見つめていると、ぼくの視界を塞ぐようにレティは顔を見合わせてきた。
「別にここがどこだっていいじゃない。だって、今ここにはわたしがいて、ルイがいて、お母様がいるんだからさ!」
「……お母様?」
「うん! お母様、ね!」
そうレティは頷いて、先ほどから黙ってぼくらを眺めていた1人へと促した。
実のところ、この場所の他にずっと気になっていた人だ。
ぼくらを見守るように微笑んでいたその人は青い髪に、青い目を持った女性だった。耳の先がぴんと尖っているからぼくらと同じ天人族だろう。
……でも、変なんだ。なんだか、変なんだ。
だって、その人はさ。
「……えっと、あはは。その……もうそろそろ私も話に入っても大丈夫?」
「当然よ! 何遠慮してるんですか!」
その人はついさっき、今も山となっている手鏡で確認した自分の顔とそっくりなんだもん。
そっくりって言っても双子であるぼくとレティもどこか違うみたいに、やっぱり差異はある。
でも、1目見ただけでぼくが2人いる!? みたいに錯覚してしまったくらいにはそっくりなんだ。
違うのは瞳の色だけで、目だけを見たらレティにも見える。あと胸もぼくの方が少し大きい。
「……」
ぼくと似た人物のことをレティはお母様と呼び、呼ばれたその人も自分がレティのお母様だということを自覚しているみたいだ。
じゃあ、この人がレティのお母さんであるブランザ・フルオリフィア?
(……でも、そんなはずない……)
だって、ぼくの知るブランザはげっそりとやつれてて、今みたいに1人で立っていられるような健康な人じゃなかった。
レティの記憶越しで知っただけのブランザだけど、目の前にいる人と記憶の中のブランザとは大きくかけ離れている。
(何より……だって、ブランザは――……わかんない……わかんないよ……)
「ほら、お母様――ルイもいつまでも座ってないで立つ! ――はい、自分の娘なんだから、自分で紹介する!」
そんな混乱したぼくの腕を引っ張ってレティ無理やり立たせてくる。続けて、お母様だと言う女の人の前へとぼくの背を押した。
ぼくとその人はお互いに向かい合った。
どうしたらいいの、と途方に暮れていたら、先にとその人が照れ臭そうに笑って自己紹介をしてくれた。
「……あ、はは……初めましてになるのかな? ブランザ・フルオリフィアです。えっと……話には聞いてると思うけど、ルイ……あなたの母親、だったり? その、します……」
「……お、かあ……さん……?」
「う、うん……あなたのお母さん……ですよ?」
そう、ブランザだと言う人は照れ臭そうに、先ほどまでぼくらに向けていたのとは変わった、ぎこちない笑みを浮かべた。
ブランザ(?)は以前、ぼくやレティが着ていた四天の装束の上にエプロンをかけている。
おまけにミトンをはめた手で、挨拶をするかのように軽くぼくへと振った。
「……お母さん」
「う、うん! そう! ルイのお母さん!」
馴染みのない言葉を口にしてみたが、呼ばれたと勘違いしたのかブランザという人は何度も必死そうに頷いてくる……変なの。変だよ。
(……だって、ぼくのお母さんだと言う人はもうずっと前に死んでるんだ)
ぼくら2人を生んだことで身体を壊して……亡くなったってレティが言ってたじゃん。レティの記憶でも眠るように死んだところをぼくは知っている。
だから、だから、死んだはずのこの人がいるわけない。
……いるわけないのに、ぼくは確認をとるようにレティへ、続けて自称ブランザさんへと視線を向ける。
「あは、は……」
自称ブランザさんはぎこちなさは変わらず、ぼくを見て笑っていた。
「……」
「……」
ブランザは苦笑しながら口元を緩めていたが、次の言葉をお互いに言えずにいた。居た堪れないって程じゃないけど、居心地の悪さを覚える。
ただ、このまま何も言わず聞かずでわからないままなのはぼくもいやだった。
だから、ぼくは思い切ってこの人に聞くことにして「……その――」と尋ねるのと同時に、その人は硬い笑みを崩し出した。
「………………えっと……ど、どうしよ。レティ! いざ話そうとしても、私、実の娘となに話していいかわからないよ!」
「落ち着いてお母様。まだ2人とも緊張してるだけですって。あ――ルイもそんな目でお母様を見ない! これでもわたしたちのお母様なんだよ」
「なっ、ちょっとレティ! これでもってどういうこと!?」
「あっ、い、いえ! これでもっていうのは言葉のあやで……だ――! いいから、ルイ! 信じられないと思うけど、この人が正真正銘わたしたちのお母様なの!」
(……お母様って言われてもね。今のぼくには正直ピンとこない)
――なんてね。
本当はね、ブランザだって紹介された時には、ぼくの頭の奥ではこの人がお母さんっていう事実は直感的に受け入れていたんだ。
こんなにぼくにそっくりな人がいて、でも、瞳はレティと同じ青で……それから、記憶の中の痩せ細ったブランザとは全くと別人だけど、やっぱり通じ合うものは感覚で伝わっててね。
けど、目を覚ましてからずっと訳のわからない状況が続いたものだから、本能みたいなもので理解できても、未だに頭では受け入れられないんだ。
あと……気恥ずかしさなんかもあったのかもしれない。
生まれた時からいてくれたお父さんであるイルノートとは違って、初対面である母親のブランザとの出会いは、ぼくを意固地にさせたんだと思う。
この人がお母さんだと感覚で理解しても、どう接したらいいのか、どう近寄ればいいのか……。
その結果、ぼくの中でこのお母さんという人のことはひとまず置いておくことにした。
ぼくはレティへと顔を向けて、レティに質問することを選んだ。
無視をしたわけじゃないけど、ぼくのそっけない態度にブランザが少しだけ悲しそうな顔をした。ぼくは気が付かないふりをした。
――それで、ここはどこ?
――あの空に浮かんでいるのは何?
――2人は何してるの?
色々な疑問があったはずなのに、ぼくが聞いたのは次の質問だ。
「……ねえ、あれからどうなったの?」
「あれからって?」
シズクのプロポーズを受けて、ぼくたちが本当の3人になった後のことだよ――と、聞こうとしたのに、レティは何も心当たりがないとばかりに首を傾げてぼくに訊き返してくる。
隣にいるブランザ……お母さんが、はっと顔を強張らせて視線を逸らしかけながらも、直ぐにぼくを見た。
ぼくはお母さんの些細な反応に気が付きつつも、レティを見つめながら続けた。
「シズクだよ。シズクはどこに行っちゃったの?」
「シズク? シズクかあ……どこに行っちゃったんだろうね?」
「どこに行っちゃったって……」
レティ、何を言ってるの?
ぼくはとぼけたように首を傾げるレティに小さな苛立ちを覚えた。
続けてレティはあっけらかんと明るい口調で笑って言う。
「大丈夫大丈夫。シズクもそのうち帰ってくるって。ここにいたらいつか会えるわよ」
「……ここにいたら? いつか? そのいつかっていつ?」
「それは……さぁ?」
「さぁ、って……」
何かがおかしい……。
ぼくはレティの反応1つ1つに奇妙な違和感を覚える。
変だ。変だよ。レティ、絶対変だ。
「……なんでレティそんな冷静なの?」
「冷静? 別にいつも通りだけど……」
「いつも通りって、レティ何を言って……ねえ、どうしちゃったんだよ! あの時にあったこと忘れてんじゃないの!?」
「わっ、びっくりした。大声出さないでよぉ……忘れたって、シズクがどこか行ったって話でしょ? だから、そのうち帰ってくるよって……」
「そうじゃない! シズクが、シズクがぼくらを置いてティアに付いて行っちゃったんだよ! これがどういうことかわかってないの!?」
「……えーっと、どういうこと?」
「…………」
……思わず言葉を失った。
目を覚ましたらよくわからない場所にいた。突然の母親だという人との遭遇。シズクのことだというのに他人事のようなレティ。
色々な出来事を前にぼくはもう一杯一杯だった。
だから、色々と張りつめていたぼくの中の糸がぷつんと切れるのは簡単だった。
「どういうことって……ぼくの目の前で指輪を外して……ラゴンから貰ったペンダントを引きちぎって……ぼくをあんな冷たい目で見て……っ!」
「ちょ、ちょっと……ルイ――痛っ!?」
心配するかのようにレティが伸ばされた手をぼくは叩き落とす。
膨れ上がった鬱憤は、激しい怒りと共にぼくの口から吐き出されるしかない。
「ふざけないでよ! レティ! シズクが、シズクがぼくたちから離れたんだよ! 変だったんだよ! ぼくたちにくれた指輪をいらないって捨てて、あのティアに、ティアといっしょに行っちゃったんだよ!」
「待って。待ってよ、ルイ。わたし、何でルイが怒ってるかわからないよ」
「なんでだよっ、なんでわからないんだ! どうしてレティは怒らないんだよ! ぼくたちの大切なシズクがいないんだよっ! ……あの時のシズク別人みたいだった! あんな冷たい目で見られたことも今までなくてっ……いつものシズクじゃなかった! 絶対ティアに何かされたんだよ! ねえ、レティ!」
だけど、どんなに怒鳴りつけてもずっと同じ。
「…………ごめん。ちょっと、わたしにはわからない。……シズクは変わった、の?」
「……っ!」
すがるようにレティを問い詰めても、レティは本当にわからないって顔をする。
(……なんでだよ。どうしてだよ。いつもだったらシズクのことになったぼくといっしょでレティは怒ってたじゃん!)
……信じられない。
(信じられないよ。どうして、レティ……レティなの? 本当に?)
……違う。違う。
「こんなの、レティじゃない!」
レティの両肩を強く引いて、青い2つの目を近距離で睨みつけて、ぼくは言い放ってやった。
「お前、誰だよ! ぼくたちの大切なシズクの一大事に平気な顔して! わからないわからないばかり! お前なんか……お前なんかぼくの知るレティじゃない!」
「ひっ…………ル、ルイっ!?」
ぼくたちの目が重なり合ったのは一瞬だった。
小さな悲鳴を上げて見開かれたレティの両目は、ぼくから逃げるように彷徨って、首をこくんと倒して俯いた。
「……ごめん……なさい。わたし、本当に――……ぐすっ……うっ、うぅ……っ!」
それから、ごめんと謝ったレティの青い眼からぽりぽろと涙がこぼれ始める。
「……れ、レティ……っ!」
なんだよ、それ。どうして、そんな簡単に謝るんだよ。
いつものレティなら、ぼくの知るレティなら……!
下がった肩を震わせて、口元から洩れる嗚咽はゆっくりとゆっくりと大きくなっていく。
「うわぁぁん……ああっ……ひっく……ひっく……わぁぁぁっ……」
「……」
後はもう子供みたいに泣きじゃくるレティは見ていられるものじゃなかった。
掴みかかっていた服から手を離すのと同時に、そばにいたブランザが優しくレティを抱きしめる。
レティも嗚咽をこぼしながら、ブランザの胸の中で背中を何度も震わせ続けた。
「…………」
なんでだよ。まるでぼくが悪いみたいじゃないか。
いつもだったら言い返してくるじゃん。レティも一体どうしちゃったんだよ。
「……っ……!」
でも、ぼくも同じく喉の奥が熱く震えてしまい、これ以上怒鳴りつけられなかった。
悔しくて悔しくて……お前は偽物だと、もっと怒鳴りつけてやりたいはずなのに、ぼくの身体は言うことを聞いてくれない。
気を許したら直ぐにでも
だから、せめてもの抵抗と泣いてる姿を見られたくなくて、ぼくは2人に背を向けるんだ。
「…………っ……うー……うー……」
泣いちゃだめだ。泣いたって意味はない。
そう胸の中で自分に言い聞かせても、ぼくの嗚咽は食いしばった歯から洩れていく。
「……ルイ、泣かないで……この子はレティだよ。正真正銘、レティ本人なの」
「……おかあ、さん?」
精一杯泣き声が漏れないように耐えているところで、背後へと近寄られたお母さんにぽんと肩を叩かれた。
……思わずお母さんなんて言葉が出たのは気が緩んじゃったからだと思う。
なんだか情けなくて、涙で滲んだ目元を袖で拭ってからぼくはお母さんへと振り返って、顔を見合わせた。
未だに抱き付いて背を向けたままのレティをそのままに、お母さんは寂しそうに笑っていた。
「……けど、今のレティにはルイがどうして怒ってるのか、自分がどうして怒れないのか、わからないんだよ」
「……わからない?」
こくんとお母さんは頷いた。
レティも涙で濡れた悲しそうな顔をぼくへと向けてくれた。
「だって、ルイとは違ってレティはもう……こっちの人だから」
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