第234話 右往左往、シズクを探し回る日

 リコの伝言通り、シズクは朝になってもぼくたちのところには帰ってくることはなかった。

 リコとはあれ以降会ってないし、ぼくらだって勝手なことをするシズクにはどこの宿にいると言えなかった。

 昨晩から今朝までの間、ぼくらはお互いに連絡を取る手段は無かったんだから。


 ただ、シズクとの喧嘩は続いていたとしても、朝はすっきり気持ちよく目覚めることが出来た。

 起きて早々にでもぼくはシズクを探しに行きたかったくらいだ。

 でも、シズクがぼくたちと同じ時間に動き始めるとは限らないってレティに止められたので仕方なく断念。

 ゆっくりと朝食を楽しんで、ゆっくりと食休みも取って、時間いっぱいまで宿に滞在してから探し始めることにした。


「さぁぁぁっそく、シズクを探しにいこっか! それではやく仲直りしちゃおうよ!」

「……ぐっすり寝たら喧嘩なんてどうでもよくなったわ。案外あいつもそう思ってるんじゃない?」

「レティがそうでもシズクは違うかもしれないでしょ! シズクは結構――」

「結構根に持つ、でしょ?」

「う……うん! そう!」


 どうでもよくなった? ふふん。

 素っ気なくレティは言うけど、ぼくは知っている。

 朝からぼくと同じくらいそわそわしてたんだから――ぼくにはわかるよ。


「……本当はレティも早く仲直りしたいくせに」

「うっ……さいわねっ、さっさと行くよ!」

「あ、待ってよ!」


 そうして、そんな素直じゃないレティと共に、ぼくらは町中を探し始めた。

 ……だけど、ぼくらが思ってたよりも、シズク探しは順調には進まなかった。

 町の人に話を聞き、開店したお店も覗いて、人気のなさそうな裏路地なんかにも足を踏み込んだりして……それでも、シズクは見つからない。

 他の宿を訪ねても、長い黒髪の男の子もも泊まってはいないと言われてしまった。

 町の外に停めていた馬車にも行ってみたけど使われた形跡はなかったし、マロを預かってもらってる馬小屋の管理人からも来てないって言われちゃった。


「はぁ……もうやだ」


 探してる途中、何度も知らない人に声をかけられて足を止めることもあった。

 昼時ってこともあってか、声をかけてくる人の多くは食事のお誘いだった。

 最初のうちはしっかりと断ってたんだけど、数が多くなってきた後はレティの言うように無視を決め込むことにして……中にはシズクを見たって嘘をついて、ぼくたちを誘おうとする人もいた。


「うっとおしいわねぇ……」


 こういう余計な足止めのせいで、ぼくたちはまだ半分ほどしか町の中を探索できてなかった。そして、そのほとんどが徒労で終わってしまった。

 でも、無駄足ばかりと言えばそうじゃなくて、シズクを見たって言う人とも話をすることができたんだ。


 ――凄まじくおっかないけどものすごい美人だとか。

 ――きっと笑えばとても可愛い女の子だとか。

 ――確かに女にしか見えなかったけどあれは男に違いないとか。


 色々と違いはあったけど、“この町の北口から続く大通りで、ポニーテールの黒髪の女の子・美女・男が、不機嫌そうな顔をしながら、赤毛の亜人族の女の子を抱きかかえていた”って話から、きっと本人だろうとレティと頷き合った。

 ただ、その目撃談は昨日のお昼過ぎ頃で、それ以降でシズクを見たって声はぷっつりと消えている。


「その大通りの近くにいるのかな?」

「他に行く宛てもないし……まあ、行ってみましょうか」


 ぼくたちは藁にも縋る思いでシズクを見たっていう場所に向かうことにした。


「北の入口から続く大通りって、昨日ぼくたちが喧嘩したところ?」

「そうなるわね。わたしたちは南の方から入り直したけど、最初は北側から入って……まったく、町に着いて早々わたしたち何してんのかしらね」


 ぼくたちが喧嘩別れしたその大通り付近は、まだ探していなかった場所でもあった。

 この町では南の方が賑わっていて、宿泊できる宿はそこしか無いし、お店だって集中してて、さらにいつもお世話になってる冒険者ギルドも南側だ。

 だから、シズクがいるならこっちだって勝手に思い込んでたよ。


「じゃあ、シズクは昨晩どこで寝たんだろう?」

「野宿……はないわね。お金は持ってるだろうし、わざわざ町にいながら野宿するほどの馬鹿でもないと思うわ。多分、そこの通りに住む誰かしらのお世話になったんじゃない?」

「そうだよね……あ、でもでも、怒ってるシズクにぼくたち以外で声をかけれる人なんているの? シズクって怒ると極端に顔が怖くなるじゃん! 誰も近寄るなーって空気出してさ!」

「たしかにそうよねぇ。最近は髪も伸びてフードを被らなくなったし、素顔を晒した状態だとしたら、なおさら近寄りがたい状態になってるはず……話でも不機嫌だったって言ってたし」

「……まだ怒ってるのかな」


 まさか、怒って1人で町を出た――っていうなら、わざわざぼくたちのところにリコを寄こさないだろうから、その線は無いとは思う。


「……」

「……ルイ?」


 ……思いはするけど、ぼくの足はぱたりと止まってしまう。


(そんなはずない。だって、約束したもん。シズクはもう置いてかないって。ずっといっしょにいるって)


 だから、シズクはどんなに怒ったってそんな真似は、ありえないのに、しないはずないのに、まさかと思って――……ううっ。


「どうしよう、レティ……シズクがぼくたちを置いてひとりで先に行っちゃってたら……」

「……そうねぇ。ルイだけだったらそうしてたかもね。ま、今はわたしもいるからその心配はないと思うけど?」


 と、心配で仕方なくなったぼくに対して、レティはきょとんとした顔を見せた後、けろりと軽薄な言い方で返してきた。


「なっ、ぼくだけだったらってどういう意味!? ぼくだけなら置いて行ってもいいって言うの!?」

「……ぷっ、あははっ、もう冗談だって」


 そう、慌てたり怒ったりするぼくを見て、レティは口元を押さえながら笑った。


「レティひどいよ! 言っていい冗談とわるい冗談があるよ! 現にぼくは1度置いてかれたんだからね!」


 レティの馬鹿!


「……うぅっ、うぅ~!」


 ぼくは唸りながらレティの手をぶんぶんと強く引いて抗議をする。


「ちょっと、痛いってば! あ――わたしが悪かったって。怒らない怒らない」

「うぅ~! レティが悪いんだからね!」

「も――あいつのことになるとトンと冗談が通じないわね。まったく……ルイ、安心しなって。あいつはね、もう誰を置いて行ったりしないわ。むしろ、どんなに腹を立てようとも、あいつはもうわたしたちから離れられないのよ」

「離れられないってっ、今ぼくたち離れてるじゃん……」

「そういう意味じゃないって。どんなにへそを曲げて喧嘩別れしたってあいつはね、結局はわたしたちのところに戻ってくるってこと」

「……そう、かなぁ」


 レティの言うことは何となくわかったけど、弱気になっちゃうとぼくは駄目な方にばかり考えちゃう。

 今まではたまたま仲直りできてきただけで、今回こそ本当に嫌いに……ぼくたちに愛想がついたんじゃないの? と、思ってしまう。

 だから、お昼以降のシズクの目撃報告が無いのは町の外に、1人先にエストリズに向かっちゃったんじゃないかって……。


「まったく、ルイのお馬鹿」

「ぐすっ、だってぇ……」

「安心しろって。シズクはそんなことしないわ」


 ……でも、悪いことばかり考えちゃう今の弱気なぼくの隣にはレティがいる。

 レティは今も昔もぼくが欲しがってる言葉をかけてくれる。ぼくの弱った心に喝を入れて、立て直してくれるんだ。

 そう、今回だって――……。


「シズクは…………ごほん。そう、シズクはね。シズクは、わたしたちにベタ惚れなのよ!」


 今回だって……あれ? 


「シズクはもうわたしたち抜きじゃ生きていけないの。絶対、絶対ね。……あーあ、なんてかわいそうなのかしら? 今頃どこかでめそめそと泣いて、わたしたちを恋しがってるに違いないわ」


 突然、レティは明後日の方を向いて、芝居がかった口調で話し始めた。


「そ、そうかなぁ? 生きてけないって、それはちょっと言い過ぎじゃ……」

「いいえ、言い過ぎなんかじゃないわ。水やごはんと同じくらい、シズクにはわたしたちが必要なのよ。……ああ、なんて悲惨。悲惨過ぎてもう目も当てられない。シズクかわいそう。わたしたちがいないと生きていけないシズクかわいそう……」

「れ、レティ……?」


 変だ。レティが変だ。

 町の人の視線を集めているのに構わずにレティは続けた。

 ぼくもついついレティから逃げるみたいに、後ずさりかけて――


「……だから、そんなかわいそうな身体になってしまったシズクが、わたしたちを置いて先にいくなんてありえない!」


 と……少しだけ距離を取りかけていたぼくへと指をさしながら、レティはようやく顔を合わせて言い放ってきた。

 そして、目を丸くしているぼくへと優しく微笑みかけて続けるんだ。


「……わかるよ。今のは冗談だとしても、きっとあいつは、わたしたち抜きじゃもう生きていけない……だって、わたしがさ」


 と、レティはぼくへと近寄って、耳元で小さく囁いた。


「……あいつ無しじゃ生きていけないほどにベタ惚れ中なんだから」


 囁き終わるとレティは直ぐにぼくから離れ、照れ臭そうにはにかんで、ぱちりと目配せを送ってくる……ああ、そっか。

 うん、そうだ。そうだよね。


「……ぼくだって同じだよ。シズクがいないなんてありえない。生きていけないよ」


 やり方にはちょっとだけ引いちゃったけど、レティの励ましを受けて迷いはさっぱりと消えてなくなった。

 おかげで、ぼくは笑ってレティに頷けたんだ。


「やっと笑ってくれたね」

「うん、シズクはぼくたちを置いてなんていかない……ごめん。ありがとう、レティ」

「どういたしまして……って言うところなのかしらね。ま、まあ……でもさ」


 と、レティは自分の鼻先を掻きながら、小さく頬を染めて「……最後のベタ惚れ中っていうのは、シズクには言わないでよ」と恥ずかしがる。


「……レティ」


 どこを恥ずかしがるところがあったんだろう? そのところだけはレティの考えがわかんなかった。





 情けない姿を晒したり、レティに元気をもらったりして町の中を歩き続け、ぼくたちはシズクが目撃されたという大通りへと辿り着いた。

 南の方に比べたら少ないけど、人通りはそこそこあるし、露店や小さな商店もあるにはある。

 ここに来たのは何か手掛かりでもあるかなって思ってのことだったし、必ずしもここにシズクがいるとか、直ぐに見つかるとかは、ぼくもレティも思ってない。

 だけど、周りを見渡して口にしてしまう。

 

「いないね……」

「たくっ、あいつどこぶらついてんのよ」


 一応、通りがかった人たちにシズクのことを聞いてみるけど、南側と同じく誰も見てないそうだ。

 付近の民家の中にいるんだとしたら、一軒一軒聞いて回らないといけないのかなぁ……もう、シズクの馬鹿! どこに隠れてるんだよ!


「……ぼく、つかれちゃった」

「わたしもよ……」


 宿を出てからずっと歩きっぱなしってこともあるけど、いつもならこんなのへっちゃらなんだよ。

 今は多分、身体よりも心がちょっとだけ休みたいって言ったんじゃないかな。

 ぼくたちはふうと息をつき、とある民家の壁に寄りかかって休憩することにした。

 ちょっとだけお邪魔させてください。

 心の中でその家の人に謝って――知らない人の家の壁を勝手に借りるのは迷惑だし、いつもだったら行儀が悪いって怒られるところだけど――レティもぼくの隣へと座って2人で地べたに座り込んだ。


「いないねぇ」

「いないわねぇ」


 2人そろって愚痴るようにつぶやいた……つぶやきと一緒に探す気も出ちゃったのかな。

 降ろしたお尻が地面にくっついちゃって、中々立ち上がろうとしない。

 その後も何をするでもなく座り続けて、2人して口を閉じたまま、行き交う人たちを目で追い続けた。

 動いたと言えば、ちらちらと前を過ぎていく人たちがぼくを見てきたので、パンツが見えてるのかなって1度だけスカートの裾を確認したくらいだ。


 もしかしたら、ここに座ってたらシズクが「あ!」とか言って再会できるんじゃないかなぁ、なんて思ったりもしたんだけど、シズクどころか黒髪の人が通ることは無かった。

 通る人通る人、みんな同じに見えてくる。

 あまりにもシズクの影も形も見えないもので、ぼくはついついレティにこんな冗談を言ってみた。


「……もしかして、シズクはぼくたちから隠れてるんじゃないの?」

「はぁ? ……じゃあ、そこらの物陰からわたしたちを覗いてたりするとか?」

「かもよ? ほら、例えばあそこの角とか――……っ!?」


 と、ぼくの冗談に乗ってくれたレティに合わせて、キョロキョロと辺りを見渡す素振りをしていなーい……なんて言うつもりだった。

 なのに、振りで首を振っていたぼくは、とある人と目があってしまって、


「うわっ!」

「何、ルイそんな声出して……うわぁっ!」


 ぼくに遅れながらレティも声を上げる……びっくりしたぁ。

 驚いたのはその人がぼくたちのかなり近くにいたからだ。ぼくたちが寄りかかっていた壁から、窓からもっさもさの髭を生やした男の人が、ぼくたちをじろーっと見下ろしていたんだ。


(何この人……? あ、そっか、今ぼくたちが背を預けていた家の人だ。ドワーフみたいな人だ……って、じっくりと観察してる場合じゃないや!)


 ぼくたち2人はその場から飛び跳ねるみたいに立ち上がり、直ぐに回れ右と振り返って頭を下げた。


「「ご、ごめんなさい!」」

「いや、かまわねえよ。なんか外から声がするなぁって、覗いたってだけだ」


 おじさんはそう軽い口ぶりで、怒るでもなく、ふわぁぁと大きな欠伸を浮かべた。

 そして、欠伸を噛みしめながら、おじさんは続けた。


「捨て犬の次は捨て猫ってか? お嬢ちゃんら、そんなとこに座って何してんだ?」

「捨て猫? ……えっと、その、少しばかり小休憩を?」

「う、うん。そう。ちょっと一休み中だったの!」


 ふーん、とその人は顎回りのもさもさ髭を撫でまわす。

 やっぱり、ドワーフかな? と、レティと顔を合わせる。

 通じたかどうかはわからないけど、レティは小さく頷いてくれた。


「ルイ、この人に聞いてみよう」

「……あ、うん、そっか。そうだね!」


 あ、レティはこの人がドワーフかなんて考えてなかったっぽいね……けど、うん。丁度いいや。

 駄目もとでもシズクのことを聞いてみよう。


「あ、あの! 今ぼくたちは人を探してて……えっと、レティ!」

「え、わたし? ちょっと最後まで言いなさいよ。じゃ、じゃあ……長い黒髪の男の子を見ませんでしたか? 見た目は男ってよりも女の子にしか見えないんですけど……」

「……あん? シズクのことか?」


 え!? まさかの!?


「「知ってるんですか!?」」

「知ってるも何も……おーい、そこのちっこいの。……そうそう、お前だ。ちょっとこっちに来とくれ」


 と、おじさんは家の中へと誰かを呼び始めた。

 一体誰と話してるんだろう……疑問は直ぐに解決した。


「あれ、ルイとメレティミ? そんなとこでなにしてんだ?」

「「リコ(ちゃん)!?」」


 ひょっこりと窓越しのおじさんの脇から、真っ赤な赤髪に突き出た2つの耳が見えて……ひょい、と背伸びでもしたのか続けて顔を見せたのは、リコだった。

 え、なんでリコが? え、リコがいるってことは……?


「じゃあ、シズクもそこに!?」

「あ、そだ! みてみて!」

「ね、ねえ、リコ! シズ――わっ、リコ!」


 と、リコは窓の縁に足をかけて、ぴょんとぼくたちへと跳びかかってきた。

 慌ててリコを抱き留めたけど、直ぐにリコはするりとぼくの腕から滑り抜けて、地面へとぴとっと降り立った。


「もぉ、無茶をして!」


 1度は怒ろうとしたけど、その前にリコは嬉しそうに自分の首にかかった銀色のものをつまんでぼくたちに見せてくる。

 リコの首には皮の紐を通したペンダントが吊るされていた。

 楕円型の薄いプレートの上にもう1枚薄いプレートを重ねた――卵に太い線を引いたみたいなデザインをしたペンダントだ。


「みてみて! これね、シズクがね! リコにってつくってくれたの!」

「え、シズクが作ってくれた? これを?」

「そう! ためしにってリコのをさきにつくってくれたの! いいでしょー!」


 試しにってシズクは一体何してんの?


「で、リコ、シズクは――」

「へぇ……シンプルなデザインだけど、ちゃんとできてるじゃない」


 シズクはどこに――と、聞こうとしたぼくよりも先にレティがリコへと近寄って、ペンダントトップをまじまじと見つめて呟いてしまう。

 リコはぼくからレティへと顔を向けて興奮しがちにしゃべり出した。


「メレティミメレティミ! あとでふたりみたいなくさりつくって!」

「え、鎖? そのペンダントに通すの?」

「うん! リコもシズクとルイみたいなぴかぴかのくさりがいい!」

「うーん、今使ってる皮紐もわたしはいいと思うけど?」

「これはためしにってとおしただけなの! リコはがんじょうなのがいいの! それと、ふたりとおそろいがいいの! おねがい! おねがいね!」

「はいはい、わかったわ。じゃあ、後で――」


 はい! そこまで!


「レティ、今はペンダントよりもシズクだよ!」

「あ、そうだった」

「むー……シズクぅ? シズクなら……」


 リコはまだ話したりない自慢し足りないって感じだったけど、また後でね!

 今はずっと探しているシズクのことが気がかりで仕方ない――と、リコが「シズクならね――」と教えてくれようとしたその時だった。


「で、出来たぁ――!」


 んん? 今の声って?


「お、ようやくか?」


 と、続けて窓からぼくたちのやり取りを眺めていたおじさんが、部屋の奥を見てそう言った。


 ――シズクだ!

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