第232話 今日はもう2人とは距離を取る

「私はマーサン。あんたらは?」

「……シズクです」

「リコだよ!」


 そうバンダナを巻いた女性、マーサンは家の外までわざわざ僕らを迎えに来てくれた。

 見上げていた時にはわからなかったが、マーサンは僕よりも頭半分ほど背の低い小柄な女性だった。だから今度は逆に見下ろす様な形になる。

 肩幅的にもっと大柄な人だと思っていた。


「マーサン、さん?」

「マーサンでいいよ」


 マーサンはそう言ってこちらだと寄りかかっていた壁の側面、この家の入口へと案内をしてくれる。

 僕とリコは彼女に言われるままに後を着いて行き、そして、角を曲がった先で壁にぶら下がったハンマーの形をした看板を目にした。鍛冶屋だろうか。


「私はドワーフだからな。親父と2人でいろんなもん作ってるよ」

「え、マーサンはドワーフなんですか?」

「ああ、私のこのナリを見てもわかんないか。女のドワーフって珍しいもんな」


 僕の中でドワーフというと小柄な身体にぼさぼさのヒゲ親父ってイメージがあった。現に数は少ないけど出会ったドワーフさんたちは皆、僕の頭の中のイメージばかりの人だった。

 確かに言われてみれば小柄って特徴はあってるけど……それにしたってユッグジールの里にいたアルバさんより背が高いし、横幅が広く体格のいいくらいの女の人にしか見えない。


「私の場合は女に加えてドワーフの血も薄いんだけどね。まあ、入りなよ。ちょっとばっかしあっついかもしんないけどな」


 そう、店の中へと通された後、彼女の言う通り確かに室内は外とは違って乾いた熱を帯びていた。

 店の中には剣や防具といった、まさに鍛冶屋って感じのものが飾られていたけど、ほとんどは鍋や包丁、フライパンといった金物の方が多い。

 所狭しと置かれた商品を眺めていると「こんなんだけど座ってよ」と木箱を用意されたので、僕とリコは言われるままに座らせてもらった。


「あんたらドワーフの知り合いでもいるのか?」

「ええ、まあ。レティの……いえ、“知り合い”の知り合いくらいの間柄ですけどね」

「ははっ、何だよ。変な言い方して」


 1つ目の知り合いを強調してしまい、マーサンは変な顔をして僕を笑っていた。


「ま、私がドワーフって言われてもピンとこないかもしれないな。本来ドワーフってやつは男しかいないしね」

「…………男しかいない?」


 聞き間違えだろうか。今マーサンは何やら不思議なことを口にしたような気が…………まさかね。


「おいおい、なんかえらい勘違いをしてないか? 私の言い方も悪かったかもしれんけど、別に男同士がズッコンバッコンして子供が出来るって話じゃない。ドワーフは男しか生まれないんだ」

「……あ、そうですか」

「私だって聞いた話だから本当かどうか知らないけど、ドワーフってやつはもともと昔話に出るような精霊とかと同じだったそうだよ。そこから、他種族の女と交わって今のドワーフが続いてるんだってさ」


 マーサンの話ではドワーフが生まれる時は必ずと言って良いほどに男が生まれると言っていた。

 子供のうちは地人の子供とそう大差ないけど、年を取っていくにつれて大体僕が思い描くドワーフの姿へと成長していくそうだ。


「そうそう、精霊と呼ばれていた頃のドワーフは自分たちのことを地の人って呼んでいたらしいね」

「へえ、そうなんですか。じゃあどうしてドワーフって名前に?」

「うーん、本当かどうかはわからないけど、ある地人にドワーフだって言われたことからその名が定着したって親父から聞いたことがある。けど、実際はどうだろうね」

「へぇ……」

「って、話が逸れたな……じゃあもどしてっと――」


 でも、マーサンの場合はドワーフとしての血がだいぶ薄れたのか女性として生まれてしまった……ということにしているが、本人たちも本当の理由はわからないとか。


「そりゃ小さい頃はこの身体のせいで色々と嫌な目も合ったよ。こんな寸胴でチビでさ……だけどね。今となっては金づち叩くのに性別なんてどうでもよくなったし――」

『おいマー! ちょっと来てくれー!』

「――あ、はーい。すぐいくよ!」


 と、マーサンが話の途中で部屋の奥から男の声が聞こえてきた。

 話から察するに彼女のお父さんだろう。

 マーサンはぱし、と音を立てるように両手を合わせて僕たちへと頭を下げた。


「ごめん。親父に呼ばれちゃった」

「いえ、お邪魔してるのは僕らですから、どうぞ行ってきてください」

「うん、シズクたちはゆっくりくつろいで…………あ、そうだ。工房の中、見学していく?」

「いいんですか?」

「いいの? リコもみたーい!」

「ああ、構わないよ。汗臭くてあんたみたいのには合わないかもしれないけどね」

「いえ、そんなことは……」

『マー! どうしたー?』

「はいはい、今行くって! ……じゃ、いこっか?」


 以前アルバさんの工房を見学させてもらったことがあるけど、あの時は本当にわずかな時間だけだったし、作業の手は止まっていたんだよね。

 彼と同じドワーフが鉄を叩いているところは1度くらいは見てみたいと思っていた。

 僕とリコはまたもマーサンの後に続き、お店のカウンターを越えた先にある閉め切った頑丈そうな扉を開けて奥の部屋へ――。


「わぁ、あっつーい!」

「う、うん。いきなり熱が飛んできた」


 マーサンが扉を開けたのと同時にむわっとした熱気が僕たちへと流れ込んできた。


「熱でぶっ倒れる前に早めに言うんだよ」

「はい」

「うん!」


 じゃあ――と開けっ放しの扉の奥に足を踏み入れると、先ほどよりも温められた空気の壁が襲い掛かった。まるでリコを身体に纏った時みたいだ。

 瞬きをしながら工房の中へと入ると、ぼうぼうと音を立てて燃え盛る炉を前に小気味のいい音を鳴らしながら金づちを振う1人の男がいた。


「マー、ちょっとこっちで手伝ってくれよ」

「手伝いかよ、親父ぃ……今うちに客が来てんだけど……」

「ん、依頼か? それはいい。暇で暇で仕方なかったんだ。だから今もこうやって新作の魔道具のクワをな?」

「いや、そっちのお客さんじゃなくて……ええっと、知人が来てるんだよ。あとそれ作っても店に置くところなんてもうないからな?」

「ちっ、客じゃないのか。……俺は俺の作りたいもんを好きな時に作るだけよーっと!」


 マーサンの話を聞かずにお父さんはまたもカンカンと金づちを叩き始めだした。マーサンは腕組みをして「手伝いは?」と聞くがお父さんは無視をするように金づちを振り下ろし続ける。

 どうやらマーサンの手伝いはよくなったようだ。


「困った親父だねぇ……人のこと呼んでおいてさぁ」


 どうする? とマーサンの目が言いたげだったので、じゃあと1つ質問することにした。


「魔道具のクワってなんですか?」

「名前の通りさ。うちは日常で使われる金物も造ってるけど、魔道具なんかも造って卸してんだよ」

「へえ、魔道具が作れるんですか」

「まあね。魔道具の置いてある店ってちょっとは知られた店さ――多少値が張るから買いに来るやつは少ないけど」


 マーサンは苦笑しつつ肩をすくめるようなそぶりを見せる。

 あれを使うんだとマーサンの示した木箱に目を向けると、冒険者になってから数えきれないほど手にしたコアが納まっていた。


「値が張るって言うのになんだか簡単に作っているよう見えるんですけど……それなら安く売ってもいいんじゃないんですか?」

「ああ見えても魔道具を作れる奴って言うのは数が少ないんだよ。……ま、希少価値扱いってやつ? 魔道具1つの値段にしても周りの同業者やら商人ギルドと色々と話し合って決めたりすることもあるよ。じゃないと普通の道具を作ってる鍛冶師たちのものが売れなくなるなんてこともあるからね」

「そうなんですか……」

「あのクワだって最後の方では色々と手間をかけて魔道具にするんだよ。ただコアをはめれば動くわけじゃない。はめた後に文字を掘ったり魔力を流したりと、することはあったりで普通に造るよりも時間がかかるから安くするわけにはいかないんだ」


 色々とマーサンから話を聞いていると金づちの音が止まり、お父さんがこちらへと振り向いた。


「……あー、で、さっきからいるそいつらが言ってた知人か?」

「ああ、そうだよ。捨て犬みたいな顔してから拾ってきたんだ」


 僕らは犬か。

 けど、傍から見たらそんな風に見えたんだろうなってことで何も言わない。

 「リコはねこだよ! らいおんだよ!」ってうん。そうだねーとこれも何も言わずに優しくリコの頭を撫でてあげた。


「ちっ、なんだよ。俺はてっきり婿でも拾ってきたのかと思ったのにな」

「は、婿? 男がどこにいるんだ」


 あれ、おじさんには僕が男だってわかるんだね。

 ここでやっと自分の性別が男であることをマーサンに教えたんだけど、彼女は甲高い声を上げて飛び跳ねるように驚いていた。


「ひゃー、なんだよもー! 先に言ってくれよー!」

「すみません……女の人と間違われることが多くて……最近は訂正するよりもそれで通しちゃったりして……」

「ま、いいや。あらためてよろしくな!」

「は、はい」


 ばんばん、と照れ隠しみたいにマーサンに背中を強く叩かれて咳き込みそうになったけど、どうにか顔に出さないように耐えた。かなり痛い。

 リコにだいじょうぶか? なんて心配されたけどしーって口に指を置く。


「まったく、坊主も物好きだな……こんなところ暑苦しいだけで楽しくもないだろうに……」

「いえ、全然!」


 しししとハニカムようにリコと顔を合わせていたら、野暮ったそうにお父さんが言うので僕は直ぐに立ち上がって首を横に振った。


「邪魔じゃなければ見学させてください」

「別に構わん。気が済むまで見てろよ」


 お父さんはそう言って僕たちに背を向けてしゃがむとカン、カンと赤くたぎった鉄を再度叩き始めた。

 金づちが振り落とされるたびに、離れて見ている僕たちへと熱い風が吹き付けてくる様にも感じてしまう。

 僕は熱風を気にすることなくお父さんの作業を見続けていた。

 炉と金敷を行き来する間に彼の叩いている真っ赤な鉄は薄く長方形に伸びる。最後に水の中へと漬け込まれてじゅわぁと音を立てる。

 完成だと隣にいたマーサンが呟くと、先ほどの話に聞いた通り、反り返ったクワの頭が出来上がっていた。


「へぇ、すごいですね」

「興味があるなら、坊主もやってみるか?」

「……やってもいいですか?」

「暇つぶしで作ったこれも出来た。後は刃先を研ぐだけだけど、急いでるわけでもない。このまま鋳つぶして他のものにするかもしれない。……俺は今暇なんだ。やることがないっていうのはとにかく苦痛だ」

「えっと、じゃあ?」

「暇つぶしに坊主の相手もするってのもありだろうなってことよ」

「はい、ぜひともやらせてください!」


 おお……じゃあ、お手製の武器を作ってもいいのかな――なんて初心者がいきなり金づちを持ったところで上手くいくはずもないか。

 きっと呑み込みのいいルイならすぐにコツを掴んでしまうのだろうけど、僕は至って普通のうまくいかない初心者の方だ。

 じゃあ、どうしようかと顎に手を当てて一考する。


「んー…………――あ」


 視線を上からぎょろりと右から下へ――そう何を作ろうかと悩んでいるところで、ふと、自分の指にはまった指輪が目に留まる。


「…………指輪……指輪かあ。いいかも」

「おや、もう決まったのかい?」

「はい、指輪なんて作れたらなって思うんですけど、どうですか?」


 以前レティはアクセサリーを作るために金魔法を習いだしたって聞いたことがある。

 じゃあ、アクセサリーから初めてみようと思うっての提案だったけど、2人は思いのほか面白そうな顔をして話を聞いてくれた。


「指輪か……いいんじゃねえか? それなら多少不格好なやつでも作れるだろう」

「けど、指輪なら味気ない鉄よりも金や銀、銅の方がいいよなあ……親父、適当にうちにあるやつ使っていいか?」

「おう。好きに使え……って言いたいところだけど、今のうちにそんなイイもん残ったっけなぁ。この前注文で使ったきりで補充してなかったはずだが……」

「そんな、悪いですって。こんな遊びみたいな――」

「なあに! やるならいつだって真剣にってな! すぐに錆ちまうもん身に着けるより長く愛用できるもんがいいだろ!」


 ここでもう遊び半分での提案だからとは言えない雰囲気になってしまい、マーサンは近くの箪笥を片っ端から開け始めたり、近くの木箱をひっくり返して中に詰まっていた鉱物を地面に転がしたりして探し出す。

 違う、これも違うと口にしながら散らばった鉱物を手にとっての繰り返しを何度か続けた後、しかめる顔を手で覆いながら嘆くような声を上げた。


「あちゃあ……今はクズすら切らしちゃってんのか」

「やっぱりなあ。光り物を作って欲しいって注文は中々来ないからよお……」

「ちぇ、折角面白くなってきたと思ったのにな。……悪いね、シズク」

「い、いえ、いいんですよ」


 金や銀なんて高価なものを使って失敗したら目も当てられない。

 ここでレティがいたら金魔法で簡単に貴金属を作ってくれると思うんだけど……と思い立ったところですぐに首を振って彼女の顔を掻き消した。

 さっきからなんで喧嘩してる最中の2人を思いだしてるんだ。


(でも、貴金属か……ん?)


 そうだ、と僕は思いだした。


「……あれがあった」

「なにが?」

「ちょっと待ってくださいね」


 僕は腰に吊るしていた巾着袋に入れっぱなしだったあの鉱石を2人へと見せた。以前踊り岩ダンスロックの体内から獲れた銀色の鉱石だ。

 ギルドの人に見せたら希少なものだと言われていたが、換金せずに手元に残してたんだよね。

 別にお金には困ってないし、ルイもレティもこの石は僕が自由にしていいって言ってたし……今ここでなら使ってもいいと思ったので恐る恐ると出してみたんだけど……。


「……これなんて、どうですか?」

「ん、なんだそりゃ、銀……って、な、なんでお前こんなもんを!」

「何驚いてんの親……父ぃ!? ええっ! これってグニア鉱石!? ほ、本物? こんな希少石を一体どこで!?」


 やはり珍しいものだったらしく、2人は目玉が出るんじゃないかってくらい瞼をかっ開いて驚きだした。2人の驚いた顔はそっくりだ。


「で、これはどうですか?」


 あらためてもう1度と聞いてみるけど2人は眉をひそめてしまう。


「……お前、これをやるっつうのはちょっと」

「ダメですかね」

「ダメじゃねえけど、シロートのお前がやるにはもったいねぇっつうか、それなら俺たちに任せてもらった方がいいっつーか……」

「ああ、ですよねぇ……」


 真剣な遊びだとは言え、やっぱり希少な鉱石を使うのは今の僕ではだめっぽいな。

 これでアクセサリーを作りなら2人に任せた方がいいんだけど、それじゃあ話が変わってしまう。


「シズクだめだめだなー」

「そうだねぇ……」


 じゃあ、この金属はあきらめて普通の鉄で指輪を作るって話に戻そうか。

 この辺の鉱石を使ってもいいんですか? と僕よりも落ち込んでいる2人から許しを貰って適当な石を拾って手の中に納めた。


「えーっと……」


 ルイと合流していなかった頃にレティに金魔法について教わったことがある。

 手の中で鉄が解けるイメージをしながら握った鉱石に魔力を注ぐ――以前は自分で弾丸を作ろうとして失敗して以来ほとんど金魔法は使ってない。

 出来るとしたら触った鉄の形を変えるくらいだ。他の魔法に比べて練度は低い。

 物は試しと――ジュンっと手の中で熱が生まれ出し、ゆっくりと溶けていく感触も帯びてくる。

 後は頭の中で作りたいものを想像して手の中の鉄を形にして――。


「どう、かな?」


 ゆっくりと手を開いてみたけどまあ、予想通りの失敗だ。

 簡単な輪っかは出来たけど、形もところどころで太かったり細かったりで指輪と言うよりは1口サイズのドーナッツだ。


「むぅ、レティみたいにはいかないか」

「なにそれ、へんなかたちー!」


 はい、どうぞとリコに渡してみたものの、リコは指に通してフラフープみたいに回してしまう。

 いびつな軌道を生んで回る輪っかじゃ輪投げにもなりゃしない。


「……お前さん、まさか魔人族か?」


 どうしたものかと悩んでいると、そうお父さんが僕へと話しかけてきた。


「え、はい。そうです」

「しかも今、呪文を唱えてなかったよな? ……何をしたんだ?」

「え、親父どういうこと? シズクが呪文無しで魔法を発動したってこと? はあ!? そんなのありえるわけ……またまたぁ!」


 あ、その反応は久々だ。


「あ、はい。じゃあそれでは……」


 実際にその場で小さな魔法を何度か見せてみると2人はまたも驚きつつも、次第に口角を上げてはにかみだした。


「なんだ、シズクって言ったっけか。お前、すっげぇ隠し玉もってるんだな! あ、別に呪文のあり無しなんてどうでもいいんだよ! 魔法が使えるって先に言えって!」

「そうだよシズク! 私はてっきち地人族だと思ってたのにまさかの魔人族だったのかぁ! あーもう、もったいぶってぇ!」

「よぉし、俺たちがフォローする! お前は自分のやりたいようにこの石で作ってみろ!」

「いいんですか!」

「おう! まかせろ!」


 どん、と胸を叩くお父さんは頼もしい。

 許しも得られたみたいだし、じゃあ思う存分この鉱石を使わせてもらおう!


「じゃあ、最初はどうしたらいいんですか? まずは魔力を流してこの鉱石を溶かすところから?」

「いや、お前はこの金づちを持て! 俺が補助に入るからお前はまず、の鉄を打つんだ」

「え、どうして?」

「金属が変化する感覚を実際に身体で覚えた方がいいんだよ。口頭で説明するより断然理解が早い――」


 こうして僕の指輪作り始まった。

 お父さんの指導を受けながら実際に僕は金敷きを前に立たされ、鉄を叩いていく。

 さっきまでお父さんがいたこの場所は外とはまた違った熱を肌の上で感じ取る。


「おー、シズクがんばれー」

「うん、良いものが出来るようにがんばるよ!」


 わかってるんだかわかってないんだか、リコの気の抜けた応援でもぐっと気合が入るように思える。

 もうとっくには2人への怒りは消えていて、今はもう近くの炉に負けないくらいのやる気の炎がめらめらと燃え出した。


「よしっ、やってやるぞ!」


 ……でも、まさか、お父さんの指導がまだ日の昇っているこの時間帯から朝方まで続くとは思いもしなかった。

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